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【大学入試対策】日本史千本ノック Part.18

ちょっとした空き時間に日本史を学べる千本ノック、本日はこちらの3問です。

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問題
✅第1問
1930年代の軍部の行動に関して述べた次の文について、古いものから年代順に並び替えよ。(センター2008・本)
1 関東軍が、柳条湖で満鉄の線路を爆破した。
2 陸軍の青年将校らが、部隊を率いて政府要人や重要施設を襲撃した。
3 海軍の青年将校らが、犬養毅首相を射殺した。

✅第2問
日中戦争に関して述べた文として正しいものを、1~4から2つ選べ。(駿台模試・改)
1 南京を占領した日本軍は、非戦闘員をふくむ多数の中国人を殺害した。
2 近衛文麿内閣は重要産業統制法を制定し、議会の承認なしに物資の統制
  を行う権限を得た。
3 中国では、五・四運動とよばれる大規模な半日民族運動がくり広げられ
  た。
4 中国では抗日民族統一戦線が結成され、日本に徹底抗戦した。

✅第3問
戦時中の思想の弾圧を説明する記述として最も適切なものを,1~4から1つ選べ。(神戸学院大)
1 東京帝国大学の矢内原忠雄らの教授グループが、人民戦線結成をはかっ
  たとして検挙された。
2 社会主義を守り続けた鈴木茂三郎らの日本共産党などが、活動を停止し
  た。
3 自由主義的刑法学説をとなえていた滝川幸辰京都帝国大学教授が、文相
  の圧力で休職処分を受けた。
4 植民地経済政策研究の西田幾多郎東京帝国大学教授が、大陸政策を批判
  したことで大学を追われた。







解答
✅第1問
正解 1→3→2
解説

柳条湖事件を指します。1931年
この事件を契機に満洲事変が勃発し、軍部の台頭が如実に目立つようになっていきます。


五・一五事件を指します。1932年
満洲事変により、満洲国を建国しようとした軍部に対し、犬養毅首相は反対します。彼を打倒し、軍部中心の政治を行うべく国家を改造しようという意向のもとで、この事件が起きました。


二・二六事件を指します。1936年
陸軍皇道派の青年将校を中心とするクーデターです。
この事件で、斎藤実内大臣・高橋是清蔵相・渡辺錠太郎陸軍教育総監らが殺害されました。また、この事件では戒厳令が公布され、このクーデターは鎮圧されました。

解答
✅第2問
正解 1・4
解説

議会の承認なしに物資の統制を行う権限は、国家総動員法によって獲得されました。重要産業統制法は、浜口雄幸内閣の時に、昭和恐慌による企業競争の激化を背景に、各産業部門におけるカルテルを助成するために出されたものです。


五・四運動は、二十一か条の要求の解消を求めて中国で起こった民族運動なので、日中戦争とは関係ありません。

解答
✅第3問
正解 3
解説
学問や思想の統制・弾圧について、下の表で確認しておきましょう。

世界の歴史まっぷより


ということで以上です。今日もお疲れ様でした🍵
最後に、今日のBGMです。


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