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【大学入試対策】日本史千本ノック Part.30

ちょっとした空き時間に日本史を学べる千本ノック、本日はこちらの3問です。

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問題
✅第1問
田沼意次の財政政策に関して述べた文X,Yの正誤をそれぞれ判定せよ。(進研模試)
X 計数貨幣である南鐐二朱銀を鋳造した。
Y 俵物を輸出品として、長崎貿易を奨励した。

1 X:正 Y:正   2 X:正 Y:誤
3 X:誤 Y:正   4 X:誤 Y:誤

✅第2問
江戸時代の百姓一揆や打ちこわしに関連して述べた次の文について、古いものから年代順に並び替えよ。(進研模試)
1 天明の飢饉を背景に、江戸で大規模な打ちこわしが発生した。
2 大坂周辺で、在郷商人の指導により、1000以上の村々が問屋の流通独占
  を訴えた。
3 佐倉惣五郎などの村役人が、村民を代表して年貢の減免などを領主に直
  訴した。

✅第3問
江戸時代の風紀の粛正について述べた次のX.Yと、それに該当する語句a~dとの組合せとして正しいものを1つ選べ。(進研)
X 寛政の改革で処罰された洒落本作家
Y 寛政異学の禁を推進した聖堂学問所の儒官
a 山東京伝 b 曲亭馬琴 c 柴野栗山 d 大塩平八郎








解答
✅第1問
正解 1
解説
田沼意次は幕府財政を立て直すため、これまでの農業中心の政策から一転し、商業を重要視する、いわゆる重商主義的な政策を実施していきました。

南鐐二朱銀は、計数貨幣です。これまでの銀貨は丁銀豆板銀とよばれる秤量貨幣だったのですが、金貨との交換を円滑に進めるために、計数貨幣に統一させた銀貨を作ろうという試みのもと、南鐐二朱銀がうまれました。

俵物は、いりこ・ほしあわび・ふかのひれなどの海産物を俵に詰めたものをいいます。

✅第2問
正解 3→1→2
解説

このような一揆を代表越訴型一揆といいます。江戸前期にみられました。
下総の佐倉惣五郎や上野の磔茂左衛門のような人物は、代表越訴型一揆の代表的人物として、後世に義民として語り継がれています(佐倉惣五郎はそもそも実在していたかどうかも定かではありませんが…)


天明の飢饉を背景とした打ちこわしは1787年に大坂ではじまり、のちに江戸にまで及びます。


このような動きは国訴といい、19世紀ごろに盛んにいなりました。国訴は手続きに則った合法的なものであることも知っておきましょう。

✅第3問
正解 1
解説
誤りの選択肢についてみていきます。
曲亭馬琴は読本の作者です。代表作として『南総里見八犬伝』があげられます。
大塩平八郎は大坂町奉行所の元与力で、経済対策への不満から大塩の乱を起こした人物で有名です。大塩は家塾の洗心洞を開いた陽明学者という側面もあるので知っておきましょう。



ということで以上です。今日もお疲れ様でした🍵
最後に、今日のBGMです。


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