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【大学入試対策】日本史千本ノック Part.33

ちょっとした空き時間に日本史を学べる千本ノック、本日はこちらの3問です。

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問題
✅第1問
土地と人々のかかわりに関する法令や政策について述べた文として正しいものを、1~4から1つ選べ。(センター2019・追)
1 三世一身の法では、灌漑施設を新設したか、旧来の灌漑施設を利用したかにかかわらず、三世代による土地の保有を認めた。
2 永仁の徳政令では、御家人の経済窮乏を防止するため、御家人が所領を質入れしたり売却したりすることを奨励した。
3 太閤検地では、耕作者から田畑の面積などを自己申告させ、年貢の表記を石高から貫高に変更した。
4 地租改正が行われると、負担の軽減を求めて地租改正反対の一揆が起こり、地租の税率が引き下げられた。


✅第2問
石炭に関して述べた文として誤っているものを、1~4から1つ選べ。(センター2019・追)
1 石炭は蒸気期間のエネルギー源として重要な位置を占め、明治初期、政府は三池炭鉱などを官営事業とした。
2 九州北部では、筑豊炭田などで石炭産業がさかんとなり、官営の八幡製鉄所が建設された。
3 アジア太平洋戦争(太平洋戦争)敗戦後、石炭産業は、経済復興のための重要産業の一つとなった。
4 高度経済成長期以降において、石炭産業はますますさかんになった。


✅第3問
日中戦争期からアジア太平洋戦争(太平洋戦争)敗戦後までの、京都府内のいくつかの小学校に残されていた日誌の記事である次の文について、古いものから年代順に並び替えよ。(センター2019・追)
1 十五日午後七時五十分、シンガポール陥落をしたこと。近く入城式もあること。その時には、お祝いの旗行列の催しもあること。
2 南京の総攻撃開始せられ、陥落も時間の問題となった。祝賀の方法準備など、話題となる。
3 新憲法実施記念式典、(中略)中学校開校式、祝宴。和気、堂に溢れ、新日本・新中学の前途・発足を祝福す。
(田中仁『ボクらの村にも戦争があった』)










解答
✅第1問
正解 4
解説

三世一身法では、新たに灌漑施設を設置した場合は三世代にわたる土地保有が認められましたが、旧来の灌漑施設を利用した場合は、当人一代限りと定められました。


永仁の徳政令では、御家人が所領を質に入れたり売却することを禁止し、すでに質に入れたり、売却してしまった所領は、もとの持ち主である御家人に返還することが定められました。
元寇の恩賞不足、分割相続などによる御家人の窮乏化に対応するために、定められました。


自己申告のもとで行われた検地は、戦国大名によって行われた指出検地です。また、太閤検地では年貢の表記を貫高から石高に変更しました。

✅第2問
正解 4
解説
高度経済成長期に、石炭から石油へとエネルギー革命が進行し、石炭産業は衰退していくため、誤りになります。

選択肢3について、傾斜生産方式が採用され、石炭や鉄鋼といった基幹産業の復興と拡大が図られたことは、戦後史の分野で頻出です。


✅第3問
正解 2→1→3
解説

日本が南京を攻撃したのは日中戦争中です


シンガポールが陥落したのは太平洋戦争の最中です。


この憲法は、日本国憲法を指しています。もちろん戦後の話なので、この中だと一番新しい出来事になります。


ということで以上です。今日もお疲れ様でした🍵
最後に、今日のBGMです。


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