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最近はネットで全て事足ります。
そろそろ頭が追いつかなくなりそう。

21日の0時から23日分の映画の予約ができると確認していたので、0時過ぎに慌てて予約。あとは電話して、車椅子席を押さえなくては…そこだけアナログ。

予約しちゃった!
リアタイ世代じゃないけれど、シティーハンターかっこいいと思う。冴羽獠とBarで飲みたい。
いや、ゴールデン街かもしれないけど飲みにいきたい。ふとした時のかっこよさを、目の前で見たいのかもしれない。

シティーハンターと関係なく新宿歌舞伎町は10代後半から22.3歳までよく過ごした街だ。
若さって怖さを知らない。
酔っ払って、通りに止まっている車のボンネットに乗ったり、コレはすごい追いかけられた。ヤクザの車って分からなかったんだもん。みんな逃げられてよかったよ。

でもね、飲んで遊ぶだけで、ドラックもやらない、そういう意味では面白くない子だったかもしれない。単純に怖かっただけ、まだ合法だったマジックマッシュルームを見ても欲しいとは思わなかった。
飲んでプリクラ撮るだけ。それだけで楽しい時代。

みんな就職で散り散りになった。
歌舞伎町も行かなくなった。

そして背伸びしたお店が増えた、青山、代官山、表参道、銀座。これについていけなかった私は、仕事仲間と出会い飲みにいく様になる。
お酒は好きだ。みんながだんだんと「ほぐれて」いく。普段見せない笑顔も、仕事に関係のない話も、全部「ほぐれた」結果。
明日にはビシッとしてるだろうし、今だけ限定のその顔。みんなを見ているのは楽しい。

ところがですね、うちのパートナー顔色ひとつ変えずに「ほぐれた」感じもなくまさしく仕事の延長線上にいるんですね。付き合う前から、ずっと。
この人は何で「ほぐれない」のかな?
不思議でした。で、付き合ってから分かりました。この人「枠寄りのざる」でした(笑)

ニコラシカなんて私、初めて飲んだ。
パートナーは40度だの50度だののアルコール(消毒液の味)普通に何杯も飲んでる。
そしてやっと「ほぐれてくる」陽気になって、お酒の話とかし出して。

でも一つ、パートナーの嫌な所がある。

ある日、パートナーの住んでる近所のBarに行った。私はその頃ラム酒のロンサカパが大好きだった。見つけて早速オーダー。
よく覚えていないが5杯目か6杯目、なくなるから全部あげるー!と、気前のいいオーナー。
わーいも喜んで飲んだものの限界を突破した。椅子から動けなくなった私。帰ろうとするパートナー。やばい、吐く。椅子から動かされた瞬間、ドッパーと床に。しばらく吐いてた。

パートナーは、お酒で私が吐くまで飲むと大笑いする。

その時もケタケタと大笑いしてた。
顔面蒼白で謝っている時もケタケタとしていた。
オーナーと知り合いでも笑うなよ!
おんぶしてもらいパートナーの家に帰って怒った。
「だって面白かったんだもん」と言われて脱力。
酔っ払いの私は寝た。

飲まなくなった、今思う。
パートナーは私が「ほぐれすぎる」のが面白かったのかなと。
まぁ、人それぞれ酒の楽しみ方はある訳で。

あれから、吐くほど飲み過ぎたことはないけど、あの時パートナーが引かないでいてくれて良かったのかなとも思う。
お酒をたまにしか飲まなくなって、ちょい寂しい気持ちもするけど仕方ない。
なんせ、薬の種類が29種類。毎日飲んでるんだもん。酒飲む機会も減る。

でもまた、みんなの「ほぐれた」顔が見たいなぁ。ぼやぁっと飲み会したいと思う今日この頃。

病院への交通費として、使わせていただきます。