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萩原珈琲の最も酸味系。キリマンジャロ。

喫茶店に入って、「キリマンジャロ」と、いつもよりちょっと大きめの声で言ってみる。当然のように、少しどや顔をしながら…。かつては、「オレ、コーヒーのこと知ってるよ」みたいな「格好のつく豆」だったが、今では身近に注文しやすい豆となってきた。

このキリマンジャロは、アフリカ大陸のタンザニアという国で生産されている。生産国の輸出規格で「豆の大きさ」が等級の基準となっていて、現地で大きさを揃え、高品質とされる「大粒」で日本に入ってくることが多い。

粒をそろえることの意味合いとしては、「同じ環境下で、大きく成長した果実→熟れている。生育が良好」という判断に至る。とりわけ、キリマンジャロという高山で栽培される豆は、その寒暖差から生育に時間がかかり、大粒になるのにも時間がかかる。そんな中から大粒だけを選りすぐると、特に香味の強い豆が得られる。

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仕様
商品名:キリマンジャロ
原産国:タンザニア
焙煎度:浅煎り (シナモンロースト)
精 製:水洗式 (ウォッシュド)
※水洗式(ウォッシュド):果実を除去し、種を取り出し、種だけを乾かす。

特徴
爽快な香りが鼻を抜け、強い酸味を感じる。甘みも強く、ふと濃厚なグレープフルーツが頭をよぎる(柑橘系)。しっかり淹れて飲むのもよいし、軽くあっさりと淹れて飲むのもよい。ブレンドの「華やかさ」を加えるために、隠し味に10%程度混ぜることもある。

美しい山(キリマ・ンジャロ)。その独特の爽やかで力強い風味をぜひ!

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