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バッグの中身を見直したら、靴を買いにいきたくなった話

あの子です。

先日『自問自答バッグの中身』として、自分のバッグの中身を写真に撮ってひとつずつ振り返りました。

これをきっかけに「自問自答ファッションって何?」と気になるように。

草野さんのエッセイも好きでよく拝見しているので、あきやあさみさんという凄い方がおられることは存じ上げておりました。


気になって気になって仕方なかったので、あきやさんの著書である『一年3セットの服で生きる』を購入して、メモを取りながら一気に読み進めてしまいました。

しばらく活字離れしてた私でもすいすい読めてしまうあきやさんの文才とセンスが好き……!
あきやさんの言葉の選び方、読ませる力がすごい……!
気になってる人はぜひ読んでほしい……!

今まで、私にとって服とは『周りから見て変に思われずに着れたらそれでいい』というスタンスでありながらも、気に入ってない服を着ている時は「あまり私を見ないで…」とテンションが下がる、難しい間柄でした。

しかし、本を読み進めるうちに「本当に着たい一着を見つけることがないまま、なんとなくで服を着て、その服にもやもやしながらいずれ死んでいくのは嫌だな?!」と思うように。

「死ぬまでに、本当に着たい服を探そう……」と晴れて私も自問自答ガールズの門をくぐるに至りました。


1.自分のコンセプト

自問自答ファッションの中で避けて通れないのが、自分のコンセプトについて考えること。

私の場合は、

年相応でありながら大人っぽくありたい!
可愛いよりも格好良くありたい!
男性に媚びないような女性らしさがほしい!
自己肯定感高くて自信のある自立した女性でありたい!
等々…

そして、こねくり回した結果

『強くて格好良く、男に媚びないながらも女性らしさも垣間見える、カーテンコールに相応しい役者』

これが私のコンセプトとなりました。

『役者』というワードを使ったのは単に私が役者という職業に憧れがあり、純粋に観劇が好きだからです。

カーテンコールでお辞儀をする時に着たいと思えるような服を揃えたい。

要するに自分に自信をつけて、私が私を好きでいられる自分になりたいんだなって思います。

そして、このコンセプトで生きるにあたって最初に思い浮かんだのは「黒」のカラー。

コンセプトを決める前にUNIQLOでなんとなく買った黒のハイネックは、初めて着た時からしっくりきていました。
もしかしたらこれが自分らしさの一部だったのかも?

コーディネートのどこかには必ず黒を取り入れて、その黒が映えるような舞台セット(全身)を整えたい!

そんなことを考えながら現時点でのコンセプトを決めました。

ちなみにコンセプトに合わせてアイメイクも変更。

今までは、目を少しでも大きく見せたいという目的でアイシャドウの塗り方、アイラインの引き方を決めていました。

それは『目が大きいことが綺麗で可愛い』という価値観に囚われすぎていた結果です。

自分がどんなコンセプトの顔になりたいか考えた上で、アイシャドウの塗り方、アイラインの引き方を変えると「これはこれで結構いいんじゃない?!」と思えました。

そもそも自分の顔も嫌いで写真が苦手。
撮ってもらった写真を見返すのもあまり好きじゃなかった私ですが、自分の美の価値観を広げるように努めると写真の中にいる自分もそんなに悪くないように感じるようになりました。我ながらちょろい。

それでも、またひとつ自分のことを好きになれた気がします。


2.靴探しの旅へ

靴探しがあまり好きではなかった私。
というのも足のサイズが25.5cmで、女性用の靴ではサイズがないことも多々あったからです。

履けるサイズの靴が見つかると、新しく靴を探すのが面倒なので文字通りボロボロになるまで履きつづけていました。

ちなみに、自問自答ファッションに触れる前まではウォーキング用に買ったランニングシューズをスニーカーとして履いていました。歩きやすくて、つい。

あきやさん曰く、『靴は自己評価』です。

足元を見るとボロボロになりつつあるグレーのスニーカー(ランニングシューズ)。
これを自己評価としてはいけない。したくない。と焦り始めました。

ひとまずは黒のブーツで過ごすにしても来月には春。
このブーツは春には合わない…春に履く靴がない……

それからはネットでひたすら靴を検索する日々。
自分がどんな靴に惹かれるのか客観的に知りたかったんです。

琴線に触れたのは「黒」「スニーカー(もしくはそれに近い形)」「強そう」「少しゴツゴツとした格好いいデザイン」でした。

そして候補にあがったのはこちらのブラック。

今まで1万円を超えるような靴を買ったことがないですが、どうしても気になってしまったので後日店舗へ見に行きました。

しかし案の定、希望色もサイズも在庫切れで試着は叶わず…

店舗に置かれた同型のホワイトを眺めていると、ネットで見るよりも一回り大きく感じて、私が求める以上にゴツゴツとした印象があったので、取り寄せはやめておきました。

ファッションビルのような施設だったので、順番にお店に入っては靴を眺め、今日はもう出会えないかもなぁ…と思っていると、

スニーカーみたいな形ながらも決してスポーティではなく、シルバーのアクセントが格好良い…気になる…となりながらも一度はスルー。

しばらく他店舗を周りながらもやっぱり先程見かけた靴が忘れられずに戻って試着をお願いしました。

履いてみると見た目に反して軽く、格好良いけどゴツゴツし過ぎていない。存在感はあるけど不思議と馴染んでいるように感じる。

即決する前に、もう一足気になった靴も試着させてもらいました。

黒地にバラ柄が華やかなこの靴を私が履いたらどうなるんだろうという純粋な興味でした。

実際に履くとやっぱり華やかで可愛い。そう、可愛いんですよね。第一印象が可愛いっていうのは私のコンセプトからすると少し違和感がある。

バラ柄は2足目としてはありかもしれない。
1足目にするなら、やっぱり馴染んでるコレがいい。

ということで、最初に試着したFILAのWEATHERTECをお迎えしました。


3.少し早めの断服式

お迎えした靴をしまうためには、靴箱のスペースを確保する必要があります。

ということで、春を待たずに断服式(第一弾)を始めました。

お別れしたのは以下の通り。

  • ブラウンのブーツ(今冬一度も履かなかった)

  • サンダル(コンセプトからはずれたデザイン)

  • SUBUスリッポン(穴が空いた)

  • 紺のミュール(数年履いてない)

  • 黒のジャンバースカート(なで肩で肩紐が落ちやすくて格好つかない)

次は3月にする本格的な衣替えのタイミングで、断服式(第ニ弾)をやりたいと思います。

自分のために自分の好きな服を探してあげる時間が楽しいと思えるのが幸せ。

調べるうちに興味のあるブランドも見つかるようになったので、これからの人生まだまだ楽しめるんだな〜!と満面の笑みでこの記事を締めくくりたいと思います。

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