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【双極性障害と今日この頃-2021年8月26日】
雲の向こうに青空を見て「空は青かった」とわかりきったことに少し感動。
二週間近くつづいた豪雨とようやく縁が切れ、曇り空の隙間に日の光を見るようになって数日。薬の在庫が心許なくなってきたので何週間かぶりに病院へ行った。
非常事態宣言が目前に迫っていたこともあり、帰り道、最低限必要なものとして美禅食も購入した。食べる気力もないときはこれで代用するからだ。それにどうせ荷物になるなら軽いほうがいい。
プラスどころかマイナス値の体力で移動できる距離など知れている。それでも最寄りではなく二十数分先の市内電車の電停を目指して歩いた。歩けた。
目的の電停が見えたあたりで普通に歩けている事実に驚いて立ち止まった。そこで何となく空を見上げれば、ところどころが白練と乳白色の薄雲でにじんでいた。そして、そのさらに向こうにはずいぶんと久しぶりに見る青空があった。
「空、青いなあ」
息切れもなく途中で座り込むこともなく、軽いながらも荷物を持ち、行きたい場所へ真っ直ぐ歩いた。空は青かった。
ただ外を歩くだけでも疲れるときは疲れる。横断歩道のど真ん中だろうが道ばただろうが、ただ歩いているだけで何も考えられなくなる。けれどそんな心配を思い出す余地もなく、当たり前に歩いた。空が青いと今さら自覚する余裕すら。
体調が天候に引きずられやすいことはわかっていたが、今日ほど思い知ったことはなかった。
これなら土曜日までに整形外科のリハビリにも行けるだろうか。
「知識欲と好奇心の尖兵」の職務を全うするため、いただいたサポートは色んな意味で色んな方面に投資させていただきます。ときどき紅茶と簿記・会計。そこそこ愉快な生態もたまにレベルUP