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「大丈夫じゃない」と言える余裕があるうちに、「大丈夫じゃない」と言おう。

「まだ、大丈夫」を信じてはいけない
それが自身に向けての言葉であるならなおのこと。

「国民年金 厚生年金保険 年金証書決定通知書」が届いた。
ホッとした反面、少し落ち込んだ。

今の心療内科に通院するようになってもうすぐ9年。かなり微妙な状態ではあるものの解離性障害については一応落ち着いた。ただ、双極性障害にいたってはむしろ年を追うにごとに悪化し、一昨年の冬には約3ヶ月間ほぼ寝たりに近い状態に陥った。年明け、処方を変えて長期間寝込むことこそなくなったが、それでもやはり午前中はほぼ身動きがとれない。そして自己暗示同然の「まだ大丈夫、まだ働ける」による失敗は一昨年の時点ですでに4回を超えていた。診断名がつく以前も含めるなら考えるだけで目の前が暗くなる。
「…………障害年金、申請したほうがよくない? これじゃまともに働けないでしょ」
「……………ソウデスネ」
そして時間は冒頭に巻戻り「国民年金 厚生年金保険 年金証書決定通知書」の到着にホッとしながら少し落ち込むというせわしさよ。

ひとまず障害年金の受給が決まったことは素直に喜ぶとして、「だましだまし頑張る」ことの弊害を今さらながら痛感する。

大丈夫、まだできる、まだ大丈夫、ちょっと休めば大丈夫、無理をしなければ大丈夫、だからまだ大丈夫。

「大丈夫」という言葉はいつでも、どんなときでも言える。自分をだましてでも現実を裏切ってでも。

「大丈夫じゃない」と言える余裕があるうちに、「大丈夫じゃない」と言おう。次こそは。

「知識欲と好奇心の尖兵」の職務を全うするため、いただいたサポートは色んな意味で色んな方面に投資させていただきます。ときどき紅茶と簿記・会計。そこそこ愉快な生態もたまにレベルUP