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【双極性障害と今日この頃-2021年9月6日】

精神疾患をもつ患者の状態をスコア化し、入院リスクを予測する

衝撃だった。色もなく形もなく触れることなど不可能で、正しく言葉にすることも困難な"それ"を、目に見えるスコアにしてくれる。そんなAIが誕生したのだと。まさに夢のようだ!

惜しむらくはこれが電子カルテを前提としたサービスであること。内容を考えれば当然と言えば当然だなのだが。

しかし、気になるのはスコア化までの経緯。どうやって患者の状態を客観的に正しく評価するのか?

患者の精神状態を把握するなら、毎回ではないにしろある程度のカウンセリングが必要になるだろう。個々によって処方薬を頻繁に切り替えたり増減するこもあるはずだ。実際、一度薬の種類も量も大きく変えたことがある。そして、これは信頼関係が大いに影響してくるのだが、どれだけ正確に患者の言葉が医師に伝わっているか。受け止めてくれているか。

分析するさいのベースとなる情報がどの程度用意されているかはわからないが、信頼に欠けた情報をいくら分析してもシステムの精度は上がらないだろう。

サービス自体はリリースされたばかりだ。システムが成熟するまでしばらくはかかるだろう。
数年後「TWiNSS」が一定以上普及したら、今度はサブスクタイプの個人向けサービスをリリースして欲しい。規模的に電子カルテの導入が望めない心療内科に通院している身としては、精神状態のスコアデータは文字通り喉から手が出るほど欲しいのだ。

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