薄毛と栄養は関係ない

薄毛と食事はまったく関係ありません!AGAが栄養で決して改善しない理由

薄毛と食事(栄養)は関係ありません。

どんな食生活をしていてもハゲるときはハゲますし、何を食べても髪の毛が生えることはありません。

ネットで「髪の毛 食事」「薄毛 栄養」などのキーワードで検索すると、山ほど「あれが良い、これが良い」といった情報が出てきます。

全部、薄毛(AGA)とは関係ありません。


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薄毛の栄養情報は誇大表現が多い

薄毛と栄養を関連付ける文章は、かなり論理の飛躍がある誇大表現が多いです。

下記の文章のような、もっともらしい"こじつけ"が行なわれています。

炭水化物は炭素と水素の化合物で、人体のエネルギーとなる欠かせない栄養素です。炭水化物はブドウ糖に分解され血液によって全身を巡ります。

毛根の中の毛母細胞にブドウ糖が届けられると、毛母細胞はブドウ糖のエネルギーを使い細胞分裂を行ないます。

この細胞分裂によって髪の毛は伸びていきます。そのため、炭水化物は育毛や髪の毛にとって非常に重要です。

上記の文章は何も間違ったことは書いてありませんが、冷静に読めば「そりゃ、そうだろ」って思う内容でしかありません。

たしかに髪の毛を伸ばすためには炭水化物が必要ですが、炭水化物を食べれば食べるほど髪の毛が増えるわけではないですよね?太るだけです。

「ある栄養が髪の毛が伸びる仕組みに関係していること」と「その栄養をたくさん摂れば髪の毛が生える」はイコールで結ばれません。

ただ、もっともらしく順序立てて説明されると「なんか炭水化物って髪の毛にいいんだなー」って思いそうになりますよね。

ネット上の薄毛と栄養の情報はこんなのばっかです。


栄養状態が悪くてもハゲはしない

栄養状態が悪くても薄毛になることはありません。

「薄毛のために亜鉛の摂取は重要」といった文章がよくネット上では書かれています。

しかし、30~39歳の日本人男性の亜鉛の摂取量(平均+標準偏差)は8.8gで、推奨量の8mgを越えています。

参照:日本人の食事摂取基準

特別にがんばって摂取しなくても亜鉛は足りているわけです。

また亜鉛が不足しているからハゲることはありません。現代よりもっと栄養事情が悪かった戦後の男の人がみんなハゲていたかというと、そんなことないですよね。

食べていくだけで精一杯の状況で「ハゲないために亜鉛だけは摂らないと!」なんて考えている人はいなかったでしょう。

栄養素が不足しているよりは、充実していたほうが健康にいいことには違いはありません。

しかし、特定の栄養素を摂取することで髪の毛が生えてくるわけではありませんし、不足したからといって薄毛になるわけではありません。

髪の毛に必要な栄養は普通の食事で十分摂れます。


栄養が薄毛を改善する可能性はあるのか?

「栄養・食べ物が髪の毛を増やす可能性があるのか?」について紹介していきます。

ネット上では「○○を食べると髪の毛が増える」「○○という栄養素で髪の毛が増える」といった表現をよく見つけます。

栄養は「髪の毛を増やす」のに影響を与えるのかについて検証してきます。


■栄養で髪の毛の本数は変わるか?

髪の毛の本数についてですが、これは生まれつきのものなので変わりません。

基本的に「髪の毛の本数=毛根の数」です。

人間の毛根の数は生まれる前の胎児の段階で決まりますので、髪の毛の本数は一生変わりません。

何か特別な食べ物を食べると「指がもう一本生えてくる」なんてことはありえませんよね。毛根に関しても同じことが言えます。

何かの栄養をたくさん摂ったからといって、頭皮に新しい毛根ができることはありません。

栄養によって髪の毛の本数が変わるということはありえません。


■栄養で髪の毛の太さは変わるのか?

髪の毛の太さも毛根の数と同じで生まれつきのものです。

日本人の平均的な髪の太さは0.07~0.08mmだと言われています。太い人だと0.1mmくらいの方もいらっしゃいます。

髪の毛の太さは「毛根の大きさ」に比例します。そして毛根の大きさは遺伝で決まります。

では、何か特定の食べ物を食べることで遺伝子が変化するでしょうか?変わらないですよね。

変わったら怖いですよ。

なにか食べたら瞳の色が変わったりしないのと同じように、毛根の太さも変わりません。

何を食べても髪の毛の数は増えませんし、髪の毛の太さは変わりません。

つまり、栄養は髪の毛を増やすのに関係がないということです。


栄養で薄毛の進行を止めることができるか?

栄養が薄毛(AGA)の進行を遅らせることもありません。

AGAの原因は脱毛ホルモン・ジヒドロテストステロンです。

DHTが毛根に「髪の毛伸びるな!」という働きをすることで、毛根が成長を止めてしまい、だんだんと髪の毛が細く、短くなり、やがて産毛のように目に見えないくらいになってしまうのがAGAという病気です。

そしてDHTは生きている限りは体の中で生まれ続けます。

では、何故薄毛になる人、ならない人がいるかというと、脱毛ホルモンの影響を受けやすい体質の人と受けにくい体質の人がいるからです。

そして、その体質は遺伝によって決まります。

繰り返しになりますが、どんな栄養をとっても遺伝子の情報が変わることはありません。

どんな食べ物を食べたとしても薄毛(AGA)の進行は止りません。


結論:薄毛と食生活は関係無い!

薄毛と食生活に関係はありません。

そもそも栄養で薄毛がどうにかなるのなら、とっくに人類は薄毛(AGA)を克服しているはずです。

薄毛の進行を止めるには、現在のところ薬を飲むしか方法がありません。

薄毛を治したいのなら、サプリなんかに無駄なお金を使わないで、素直に薬を飲みましょう。

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