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着るロボットHIMICOとパーソナルモビリティWHILL【歩行困難】

昨晩テレビ東京で放送されていた「ガイアの夜明け」を見て。

いやーすごいものがどんどん出てきてるんですね!

着るロボットHIMICO

奈良の会社ATOUN(あとうん)。ここの会社では、パワードウェアという人間の力をサポートするロボットを作っているそう。物流の現場で重い荷物を人が運ぶのをアシストするロボットなど。人が操作するのではなくて、人がロボットを着用して、自在に動く

物流も建設も介護も体力に自信のある人しかできない仕事じゃなくなりそう。腰痛めて辞めました、とかなくなるんじゃないかな?

この日特集されていたのは、HIMICO(ひみこ)という歩行アシストの着るロボット。香川の金比羅山のすごい階段を、歩くのに自信がなくなった人でも気兼ねなく登ってもらえるように、観光協会などでレンタルで置いて欲しいという売り込みの商談に行くシーン。体重100キロ超えという琴平町長がHIMICOを着用して階段を颯爽と上がっていく。コロナで激減した観光需要の掘り起こしに近畿日本ツーリストとATOUNがタッグを組んでという文脈でした。

すごーい。まさに私これ着たら歩けそう!

全く歩けないわけじゃないけれど、平地20分くらいの歩行で脱力出てきて、足が前に出なくなる、上がらなくなる。自宅に帰るのに階段必須なので、動かない足を手で持ち上げて階段上がるなんてこともままあります…。そこサポートしてもらえるってことだよね?車椅子じゃ立ち入れない場所にも、この着るロボットなら行ける

元々我が家の趣味は山歩きだったのですが、いくら日常生活送るレベルでの寛解までは辿り着けたとしても、流石に山は厳しいだろうなぁ…なんて思っていましたが、こんなツールがあるなら、諦めなくても良さそうです。

まだ開発途中だそうですが、私が山に行こうか考えられる頃には手の届くお値段で販売されているといいな♪

パーソナルモビリティWHILL

そしてもう一つ。パーソナルモビリティWHILL(うぃる)。こっちは既にユーザーかつファンなわけですが、自動運転走行の実現にエンジニアさんが悪戦苦闘しているところ、とてもワクワクしました。羽田空港で既に自動運転での運用が開始され、世界の空港からも引き合いがたくさん来ているそうです。

近未来の車椅子

私、病気になって室内歩行もままならなくなって、家の中に車椅子を入れたとき、一体このアナログ加減はなんなんだ…って衝撃だったんです。車輪も図体も大きくて狭い室内ではあちこちぶつかるし、両手使わないと動かせないから物を運ぶのにはとても不便だし。

車の自動運転が〜とか言ってる時代なのに、室内の間取り図読み込ませて車椅子の自動運転とか出来るはずじゃない?って思ってました。まだイチ消費者が恩恵に与れるところまではもう一歩って感じですが、でももうほんとにすぐですね!こっちのボタン押したらトイレ、あっちのボタン押したらキッチンって自動走行できるようになるといいな。あ、ボタンじゃなくていいですよね。「オッケーウィル、トイレに連れて行って」みたいな感じかな。室内用にもう少し小型化したモデルで。

汎用化への期待

ATOUNもWHILLも、福祉機器としての使い勝手は十二分にありつつ、そこだけにターゲットを絞っていないのがものすごくいいと思っています。昨日のガイアの夜明けでも、WHILLに那須ハイランドパークで乗っていたのは怪我をしたお父さん(パッと見怪我の程度は不明)、羽田空港で乗っていたのは旅行で疲れたお母さん。気兼ねなく遊びまわるために使いましょうっていう感じ。

ターゲットは広い方が儲かるし、障害や病気で使わないといけないユーザーにとっても、一般の人も使うツールであったほうが抵抗感なく使える。福祉機器としては、リクライニングが必要だったり、座位保持が必要だったり、今のWHILLでは使えないというユーザーもきっとたくさんいるんだと思います。どんどん売れて儲かって、ぜひそれを特殊なカスタマイズが必要なユーザーにも還元できるように発展して欲しいなと思います。

設置おすすめしたい場所
イオンみたいな大きなスーパー、ショッピングセンター、ホームセンター、遊園地、動物園、IKEA、博物館、美術館、大きな公園、病院、産婦人科
おすすめしたい人
高齢者、骨折・ぎっくり腰とかの怪我、病気で体力低下してる人、妊婦、産婦

子育て中の親子仕様も出来るといいなぁ。ベビーカー押すのもすごい体力仕事だし、ただでさえ疲れてるお母さんお父さんたち(腰痛持ちの人も多いし)もっと楽するツールあってもいいよね。

妊婦の安静指示なんてしょっちゅうあるわけだし、産婦人科には配備すべきだね。上の子いて安静指示守れないお母さんたちにレンタルするといいと思う。

電動車椅子って言うと、すごい重度障害の人が使うイメージ持ってましたが、怪我でも病気でもそうじゃなくても、歩くのに不自由感じたら杖より手動車椅子より電動車椅子第一選択で良くない?というのがひと通り試してみた私の感想。怪我した人にも、松葉杖じゃなくて、WHILLレンタル紹介してあげたら良いと思う。

もちろん、運動不足による体力低下っていう危険はあるから、その辺バランス見つつだけれども。電動自転車買うくらいの感覚で良いと思うのです。(ってなわけで電動自転車くらいのお値段になる日を心待ちにしています)

ATOUNもWHILLも期待しています!中の人頑張ってくださーい。

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