【エッセイ】「ぴったりくる言葉」(朝ドラ「舞いあがれ!」より)
普段、あまりドラマは見ないのですが、今期のNHK朝ドラ「舞いあがれ!」は久しぶりに続けて見ています。
今日の放送で、すごく素敵な言葉がありました。
これは、主人公 舞のパートナーであり歌人でもある貴司のセリフ。歌人らしく彼はとても言葉を大切にする人で、そんな彼らしいセリフだなと思うと同時に、すごく響きました。
ここnoteのクリエイターページにも書いているとおり、私は「今、感じたこと」を「ことば」で表したいといつも思っています。青空を見上げたとき、朝の光を浴びたとき、頬に風を感じたとき…… さまざまな瞬間に感じた、カタチにならない「感じたこと」を言葉を使って表したい。
以前は、自分はストーリーを作ったり、詩を作ったり、要は文章を考えるのが好きなのだと思っていました。しかし、つい最近気がついたんです。私は「感じたこと」を「ぴったりくる言葉」で表すことができたとき、とても幸せを感じるのだと。そして、その「ぴったりくる言葉」というのが「小説」だったり「詩」だったり「一行詩」だったり、いろいろなスタイルをとるのだと。
そんなときに、この貴司くんの言葉がテレビから聞こえてきて、ふんわりと嬉しくなりました。ああ、ほんとにそうだよね、と頷いてしまいました。
「ぴったりくる言葉」、私もずっと探して、みつけていきたいと思います。
※ちなみに、メイン脚本家の桑原亮子さんは、ご自身が歌人でもあるとのことで、とても言葉を大事にしたセリフを紡がれるなぁ、と私は感じています。このほかにも名言といっていい、素敵なセリフがたくさんありました。最終回まであと少しとなりましたが、舞ちゃんたちが「舞いあが」っていくことを願って見守っていくつもりです。
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