3つの幸福

「精神科医が見つけた 3つの幸福」 樺沢紫苑著

幸福って何だろう?

今朝もやっぱり3時am台に目が覚めてしまいました。体重測定して、Youtubeでまりなたけわきさんのダンスをして、Clubhouseのシモトリマコトさんのルームに入ってから、このブログを書いています。主治医もスタッフさんも「早朝覚醒」っておっしゃるのですが、これが私のクロノタイプなのではないかと思います。でも睡眠不足にならないようには気をつけます。

今、樺沢紫苑先生の「精神科医が見つけた 3つの幸福」という本を読んでいます。面白い!すごく学びになる!気づきがいっぱい!一回通して読んだら、もう一度読み返そうと思っています。すごく深い本です。

私は統合失調症です。「統合失調でもあきらめないで!」「統合失調症でも幸せに生きられる!」っていうメッセージを込めた本を出版したいと思って頑張っています。

でも、「そもそも幸せって何なんだろう?幸福って何なのだろう?」
その問いに、樺沢先生は明確に答えておられます。

「ドーパミン、セロトニン、オキシトシンが十分に分泌されてる状態で私たちは「幸福」を感じる。つまり、脳内で幸福物質が十分出でた状態が幸せであり、幸福物質を出す条件というのが『幸せになる方法』であると言えます」  

光の3原色のように、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンという「3つの幸福物質」が存在するのだそうです。だから3つの幸福物質を分泌できるようにすれば、私たちは幸せに生きられるのだそうです。なるほど~!

3つの幸福を手に入れる方法を樺沢先生は、具体的に書いておられます。3つの幸福の土台になるセロトニン的幸福を手に入れる方法について、簡単にまとめたいと思います。


セロトニン的幸福を手に入れる7つの方法

1 睡眠・運動・朝散歩
朝日を浴びる朝散歩は15分から30分くらいでもいい。セロトニンを活性化させる最高の習慣。

2 気づく
「そこにある幸福」に気づく。小さな幸せに気づく能力をトレーニングをすることが大切。

3 病気を予防する
「病気を予防する」意識と、普段から「健康的な生活習慣」をすることが大切。

4「今」にフォーカスする
過去を考えると後悔するし、未来を考えると不安になる。私たちは「今」という時制に生きている。「今できること」をやっていくしかない。今、楽しい。今日楽しい。これが50年続くと。「自分の人生は何て楽しい、幸せな人生だろう」と思うはず。

5 自己洞察力を高める
自分の幸せ、自分の体調、自分の健康に「気づく」のはスキルである。幸せになるためには、「自己洞察力」を高めることが大前提。それは「幸せ発見能力」

6 3行ポジティブ日記を書く
寝る前15分以内に、できれば寝る直前に、「今日あった楽しい出来事」を3つ書く。そうやって「幸せ収集能力」を高める。「3行ポジティブ日記」を書いたら、その中で「一番楽しかった出来事」を思い出しながら、ハッピーな気分で布団に入り、そのポジティブなイメージのまま眠りに入る。

7 緩急をつける
「必死に頑張れば成功できる」という思い込みは間違い。「オン」と「オフ」の収支を合わせる。昼はバリバリ働き、夕方からリラックスし、夜はぐっすり眠る。「オフ」を「休息」ではなく「充電」と考える。


セロトニン的幸福大切にしていなかった私

樺沢先生は、セロトニン的幸福が3つの幸福の土台になると書いておられます。これが崩れると、つまり健康を失うとオキシトシン的幸福も、ドーパミン的幸福も連鎖的に失ってしまいます。

統合失調症の病気を発症したころの私は、このセロトニン的幸福を大切にしていなかったなあと思いました。子育て、お寺の仕事、児童英会話講師の仕事、家事。やらなければいけないタスクに追われて、常に張り詰めた状態。常に「オン」の状態でした。

発病する前にこの「3つの幸福」の事を知っていれば、違った人生になっていたかもしれません。でも、今の私にだからこそ響く内容なのかもしれません。

53歳。人生の折り返し地点を過ぎた今の私。樺沢先生のおっしゃるように、「過去」を後悔するのではなく、「未来」を不安に思うのではなく「今」にフォーカスして、「3行ポジティブ日記」を書き続けて「幸せ収集能力」を高めて、残りの人生を幸せに生きていけたらと思います。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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