鋼の自己肯定感

「鋼の自己肯定感」 宮崎直子さん著


心の掃除&お部屋の掃除

昨日はカウンセリングの日でした。仕事の事、伯母のこと、近況、ピアサンクスのこと、Crossroadsの事など色々話ました。

ドイツ人の友達のフランチェスカさんと心が通い合う対話ができたことや、ブログをたくさんの人に読んでもらえるようになってきていて、素敵なフィードバックをもらえるようになったことなど、最近自分に起きている好循環についても話しました。とても楽しく充実した時間でした。心の掃除といった感じでした。

心だけでなく、昨日は部屋の掃除もしました。カウンセリングを録音したボイスレコーダーを聴きながらしました。心も部屋もスッキリ!

それから、カレーを作って、読書をしました。読書も私にとっては大切な時間です。昨日は、シリコンバレーに住み、働いておられて、アラン・コーエン氏の認定ライフコーチの宮崎直子さんの「鋼の自己肯定感」を読みました。一度読み終えてはいたのですが、2回目を読みました。すごくいい本!心に響きます。

7pmからは、ピアサンクスのClubhouseのルームに宮崎直子さんが登壇されて、さらに本の内容への理解が深まりました。宮崎先生に直接質問することもできました。素晴らしい時間でした。私が塾生になった野口塾の野口雄志さんもお話してくださいました。

今日から、「鋼の自己肯定感」について宮崎さんがおっしゃっていることを学んで、まとめていきます。


鋼の自己肯定感とは?

自己肯定感という言葉をよく耳にします。では、そもそも自己肯定感とは何なのでしょう?

自己肯定感が高いとは、ありのままの自分を”無条件”で受け入れ、愛している状態です。

自己肯定感とは、何があっても自分の味方でいること。つまり、自己肯定感を上げるとは、自分を世界一の親友にすること。

自己肯定感は上がったり下がったりするものではない。ずっと上がったままにできる。

一度高めたら二度と下がらない鋼の自己肯定感を育てる第一歩は、「それが自分にとって大事なことだと自覚し、なおかつ可能である」と思うことが大切。

鋼の自己肯定感は、決意さえすれば、実は誰でも身につけることができる。鋼の自己肯定感を身につければ、常に自分にとって最良の判断を下せるようになる。そして、仕事も家庭もプライベートもすべてが好転していくのを実感できるだろう。


シリコンバレーのエリートたちは、なぜ自己肯定感が高いのか?

シリコンバレーの住人は、仕事をレイオフされると、
「ちょうどいい。次の仕事を探す前に旅行に出かけよう」
と、いう具合にちょうどいい機会だと考える。仕事があろうがなかろうが、自分は自分。自分の価値は1ミリも変わらない。

そのような鋼の自己肯定感作りは、保育園の時から始まる。

スティーブ・ジョブズは自分が養子であることを公表している。その後継者の現アップルCEOティム・クックは、自分がゲイであることを公表している。それらはアイデンティティの根幹に関わること。それを隠すことは、批判を怖れてありのままの自分を隠すこと。つまり自己否定に繋がる。

シリコンバレーでは、子供の頃からありのままの自分を堂々と公表する場が与えられている。それどころか奨励されている。

「私は、これが好き!」「私はこういう人なの」ということをみんなの前で堂々と話す訓練を保育園の時からしている。そんなプロジェクトを繰り返すことで、「みんなと同じでなくてかまわない」「違っていても大丈夫。いや違っていて当たり前」「私らしさを前面に出して大丈夫」という安心感、つまり鋼の自己肯定感が育っていく。


正しさよりもアウトプット。そして自分軸の学び

シリコンバレーの小学校では、作文の時もスペルの正しさよりもアウトプットを重視される。正しさよりもまずアウトプット。自分が思っていることをスペリング、そして文法さえ気にせずに、とにかく書けるかどうか。それを先生は期待しているし、評価している。

正しさよりもアウトプット重視という傾向は、大学、大人になっても続いていく。

先生は授業を、先生と生徒が一体になったコミュニティづくりと捉え、自分の意見を出すことでそのコミュニティづくりに貢献したかどうかが評価される。

歴史を学ぶ時においても、年代や事実を唯暗記するというような勉強の仕方はしていない。自分が歴史上のある人物に興味を持つとその人物に関する本を片っ端から読んだり、ドキュメンタリーや映画を観る。

学び方1つとっても、他人軸と自分軸が存在する。教科書をただ暗記するというのは、つまり、人に言われたことを自分のフィルターを通さずにただうのみにする他人軸の学び方。一方で、教科書は置いておいて、自分が興味を持った人物や出来事を知的好奇心のおもむくまま徹底的に調べ上げ、考え抜くというのが自分軸の学び方。この両者は大きく異なる。

アメリカの多くの学生が、「調べればわかることは暗記しない」。色々な文献を読んだうえで「自分はどう思うのか、自分はどう解釈するのか」それが一番大事なのだ。


違っていていい

「鋼の自己肯定感」を読んで、そして、昨日の宮崎直子さんのClubhouseでのお話を聴いて、私はすごく感動しました。今日、ブログを書くために「鋼の自己肯定感」をじっくりと読んで、また感銘を受けました。

「みんなと違っていいんだ」
「ありのままの自分でいていいんだ」
と、自分を受け入れて、認めることが大切なんだというメッセージを受け取れたからです。

そんな教育を保育園の頃から受けているシリコンバレーの子供たちは、本当に幸せだなと思いました。うらやましいです。

私は、統合失調症です。健常者ではなく、精神障害者です。この「健常者」と「障害者」という言葉でのくくりにも、時々すごく違和感を覚えます。
「障害者」って、なんか普通って枠からはみ出した人、ダメな人っていう響きがあるからです。

でも、そもそも「普通」って、何なのでしょう?
「普通」じゃないとダメなのでしょうか?
違っていて当たり前なのではないでしょうか?

宮崎さんが、書かれている通り、今、私は、ありのままの自分自身を”無条件で”受け入れています。統合失調症である自分も受け入れています。もちろん太ってしまった自分は嫌で、食事や運動に気をつけるなど、変えていかなければいけないところは、変えようと努力しているし、もっと自己成長したいと、学んで努力しています。

でも、今の自分が、私は好きです。宮崎さんがおっしゃる通り、「自分が自分の親友」でありたいと思っています。

統合失調症という病気は、私にプラスされた個性の一つなのじゃないかな?そんな風に思っています。

「鋼の自己肯定感」、本当にいい本です。そして、私も会員になっているピアサンクス、とにかく面白いしワクワクしています。


最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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