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春を待つ 短歌

桃色の 香りかがやく さくら餅
節分まえに 春を先どり

塩漬けの ふくよかな花 噛みしめば
広がる香り 春を待つわれ

さくら色  こぼれる花を 夢に見て
今年こそはと 三年目の春


🌸仕事帰り、何気なく歩いていた駅ビルで
可愛いさくら餅に出会いました

匠の手によって、美しくひかる、その子は
節分より少し前の、寒い夜に我が家に
連れて帰りました

春を思わせる、その可愛らしい姿の
さくら餅をうっとりと眺めながら

自粛で桜並木を1人寂しく、歩いた2年間を
想いました

「満開の桜の下を、手を繋ぎながら
一度は歩いてみたいね」そう話しておりました

今年こそは、愛しい方と、手を繋いで
桜吹雪の中を歩きたいと願っております

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