葉月  咲良

葉月 咲良(はづき さら)です 拙いうたを、ぽつりぽつりと 載せています^ ^

葉月  咲良

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最近の記事

ブルーレースフラワーの日

3月10日の誕生花は ブルーレースフラワーと 言うのだそうです。 おかげでブルーレースフラワーという 花があることを知りました。 お誕生日の彼さんに贈るために 詠みました。 【今もなお 輝き満ちて 歩きたる 六十路超へても 先達を行き】 【いつの間に よき日数えて ななとせに 六十路すぎたり 白髪の君】 【愛しきみ 健やかなれと 願ふ日々 残りの時を 我抱きしめる】

    • 指咲に 華やぐ花を 身にまとい ゆびさきにはなやぐはなをみにまとい きみに会いたし 恋する佐保姫 きみにあいたしこいするさおひめ

      • 「白梅」

        君賜う 春告草の 眩さに 白い花びら ほのかに染まり <自分勝手な現代訳> 愛おしいあなたがくれた 満開に咲く美しい梅の花、 花の色が白色から紅色に 変わるように、恋する私は 嬉しくて上気する ※「移紅」(うつりべに)といって、 蕾は白色なのに咲いた花は 紅色という梅があります

        • 土砂降りの雨が上がって 空に虹がかかった 走る車の窓にも 収まりきらないほど 空が大きいのか 虹が大きいのか 久しぶりに 美しい虹を見た それは、すぐに 消えるはずだった そんな期待を裏切って 二重になった虹は 夕暮れ近くまで 空で半円を描いている 傾く陽に照らされて キラキラと輝いて 少し白みを帯びた 光の筋が オレンジ色の 雲に隠れるまで…。

          春を待つ 短歌

          桃色の 香りかがやく さくら餅 節分まえに 春を先どり 塩漬けの ふくよかな花 噛みしめば 広がる香り 春を待つわれ さくら色 こぼれる花を 夢に見て 今年こそはと 三年目の春 🌸仕事帰り、何気なく歩いていた駅ビルで 可愛いさくら餅に出会いました 匠の手によって、美しくひかる、その子は 節分より少し前の、寒い夜に我が家に 連れて帰りました 春を思わせる、その可愛らしい姿の さくら餅をうっとりと眺めながら 自粛で桜並木を1人寂しく、歩いた2年間を 想いました 「

          春を待つ 短歌

          和歌 三首

          君誘う 嬉しからずや 葉月にて 中のとをかの 逢瀬の日まで 待ちきれず 十夜も早く 君と会い まだ三夜目で すでに恋しき 待ちわびて 何度もみつめる 予定表 果てなく遠し 待つ身の七夜

          吐息

          つん つん つん… あなたが私の心を突く 私の心はこの水面と同じ ほらっ、波紋が広がってる あなたが水面を揺らすたび 私の心もゆらゆら あなたは楽しそうに 私の心をかきまぜる あぁ〜、ダメ… だ よ 「好き」がこぼれちゃうから

          血を流す感情

          おんなという生き物は 感情で生きる 肉体的な繋がりは キャラメルのおまけ 指が触れたかどうかは 気にしない 心が揺れたら 話しは別次元 心の重さを秤にかけて 確かめる 精神的な裏切りは 許せない 音もなく 様々な言霊(ことたま)が 脳裏を横切って 不意に立ち止る 足を踏み入れてしまったら 樹海の様な 出口の見えない 良からぬ思考に迷い込む 周りを見渡し 天を仰いでみても 邪魔をする枝葉で 羽を広げる事も出来ない 剣(つるぎ)を抜き 絡

          血を流す感情

          分析

          ヤ◯たい…。と、密かに思う、それは自然。 性格も良い、自分の好みだ、偶然。 落とすまでLINEに電話、お酒にカラオケetc…。 まるで高熱に侵されたようにハイになる。 様々な手段を尽くして好意を持たせ、 とある場所まで連れ込めばほぼゴール目前。 逢瀬を重ねれば、ゴールのテープを切ったも同然。 もう、目的は果たした。 熱は平熱に落ち着く。 気を大きく持って、余裕も持って誘える。 その矢先、女に浮気をされた。 なぜだ突然。 プライドが傷つく、愕然。 好みだったが残念だけど別れる。

          幸せ♡

          肩を抱かれて 優しくあなたのもとに 引き寄せられたとき あなたの温かい手が 恥ずかしさでうつむく私を 包みながらそっと上をむかせる 胸がキュンとまぶたをギュと ただ幸せ♡ あなたの首筋 たどってあなたの顔を 上目使いで覗いてみる 胸がドキドキするよ こんなに近くで視線がぶつかる あなたの温もり 伝わる優しさ 胸がキュンとまぶたをギュと ただ幸せ♡ どうかこのまま ずっとこのまま 胸がキュンとまぶたをギュと ただ幸せ♡

          言葉の糸

          嬉しいことや哀しいこと あふれ出る気持ちを 日記を書くように綴る 愛してるの代わりに 寂しいの代わりに poemに織り込んで詠う 張り裂けそうな心の中を 複雑に絡み合う気持ちを 裸の心で想いのまま綴る 見えない糸を心で解いて 溢れる想いを詠にのせ 今日も言葉の糸を紡ぐ

          隠し人

          君思う 薄明かりのひとり寝 耳の奥に こだまするのは 密かに交わす 隠し人の声 ままならぬ 逢瀬の代わりに 電話が伝える 心もよう 左の耳に残る 君の声 想いは募り 心だけひとり歩き 現世(うつしよ)と夢の世 綱渡り 小さな風でも 踏み外す 君と妻と私 均衡を保ち 足の指に力を込めて 綱の上 揺らめきながら 君の元

          スズランの花言葉は約束

          うす桃色のつぼみ 約束の桜が咲いて そっと悲しく散った 今年は一緒に見ようねと 唇からこぼれた 叶わない約束 窓の外に目をやれば いつのまにかキラキラと ツツジが咲き始め 風の香りも変わって 時の流れを感じさせる あなたに逢える日は 予定表にも記せない いつとも言えず まだまだ遠い遠い先 このまま紫陽花が 空から落ちる雫に泣いて 夏の太陽でひまわりが笑って いくつ季節が移り変わる頃 どんな花が咲く頃に あなたに逢えるのだろうか …ウィルス全盛の頃でした…

          スズランの花言葉は約束

          しろつめくさ

          この先も ひっそりと立つ わが身なら 愛らしくわらふ 花になりたし 足もとの しろつめくさが 揺れている きみを和ます 一面のしろ ふと止めし きみの足もと 白き花 幸せ運ぶ 四つ葉のもとに 気づくよう 風に揺られて 手折られし きみの手ならば 花も嬉しき

          しろつめくさ

          紫陽花

          薄浅葱 君が恋う色 紫陽花の 我代の花 想い滴らん 「うすあさぎ きみがこういろ あじさいの われしろのはな おもいしたたらん」 あなたが好きだと言う 水色の紫陽花が 雨の雫に濡れている… あなたに想い焦がれる私は 紫陽花の花に代わって 花から雫を滴らすでしょう

          悲しいほどに穏やかに

          日差しが暖かくなり もうすぐそこに春の兆し 青い空と淡い淡い桜色 嬉しい様な悲しい様な 遠い遠い遥かに遠い昔に 辛いことがあったのだろう こんな穏やかな季節に 淡い淡い花びらが はらはらと空から舞い落ちて 見上げれば春の日差しが 眩しくてうっすらと涙目になる 心が過去の記憶に共鳴している 淡いピンクの花びらの 穏やかな色に安らぎを感じさせ 人の命を超えた樹齢の桜 たくさんのことを乗り越えて それでも今なお姿を変えず 淡い花びら健気に揺らす 悲しいほどに穏やかに 淡い花び

          悲しいほどに穏やかに