【にせ雨穴】ドラマ『何かおかしい2』第4話の感想・考察を書き綴る
テレビ東京で深夜に放送していたドラマ『何かおかしい』の続編、『何かおかしい2』についてのネタバレ考慮なし、感想・考察です。
奇数話はYouTubeの先行配信で、すでに視聴済なので、テレビ放映に合わせて偶数話の感想を書いていく予定です。
シーズン2 第4話『にせ雨穴』
◉熱愛報道?
・お馴染み土屋ディレクターと、リポーターの樋口ちゃんが親密そうに腕を組んでるところを激写!あらまあ😲
年齢差カップルは、芸能界ではそうおかしなことには感じないけど……アイドルだったらマズいか。
サイバーネット、自社のラジオディレクターのゴシップもバンバン載せるんですね……
土屋本人は「アクセス数稼ぐために話題提供してるんだ」と全く気にしてない様子で熱弁してる。
◉『恐怖!私が知ってるリアル猫鳴村のコーナー』
・地方の恐い風習や現象など、実際の体験をリスナーから募り紹介するコーナー。
大ヒット映画に乗っかった企画……
あちらでは「犬」ではなく「猫」なのね(笑)
もう中学生さん、久しぶりに見たな……
情緒たっぷりで、ややうざいくらいだけど、それに反して淡々と進める景井さんが良い☺️
・土屋ディレクターのゴシップについて「色々あっちゃったことがあっちゃったよね」と、ボカし過ぎてて笑える。
・早速、メールを読み上げるものの、もう中学生さんは「作り話でしょ〜」と切り捨てる。
同意見なのか、どんどんやれと笑う土屋。
・七五三の歳に岩の割れ目を飛び越えさせる儀式は恐いな……
弱い子は淘汰されるってことなんだろうけど、緊張したらいつもの動きも出来なくなることってあるじゃん……
「どっかの怖い話のコピペじゃないの〜?」と、またも切り捨てるもう中学生(笑)
◉郷土研究家 梶川雄介
・次は『郷土研究家』なる人物からのメールで、景井さんも反応。
という内容。
もう中学生さんはフィクションぽいと思ったのか「そんなわけない」と否定。
「金田一耕助」と言われてもピンときてない顔の景井さん(笑)
ジェネレーションギャップってやつ……?🥲
上村さんも「金田一少年の事件簿でしょ」って自信ありげに言うけど、そのじいちゃんの話だから……(笑)
◉雨穴さんからのメール?
・そんな中、番組宛に『Uketsu-666』という人物からメールが来る。
「先程のリスナーの話は作り話とも限らない」というような内容。
不審に思った内山は一応、土屋たちに報告に行く。
・この人物は、SNSにも雨穴の顔写真アイコンで同様の投稿をしているみたいだが、内山はいつもの雨穴との違和感を感じて本人へ電話をかける。
本人確認、大事よね。
しかし、出ない。
・「雨穴さんが聞いたことあるっていう話なら」とリスナーの話にあった場所へ中継を向かわせることにした土屋。
さっきまでは「作り話」だといって信じていなかったのに、雨穴さんの名前を出した途端の変わりよう。
この”権威に弱くて、意見を翻しちゃう”感じ……既視感。
第1シーズンで小野寺ちゃんが失踪したときの流れに似てない?嫌な予感😥
・どこを中継先にするか悩む中、SNSの雨穴(仮)が「郷土研究家の梶川さんとは面識があり、彼は今も村に住んでいるはず」と情報を落とす。
まるで、この村に行けといわんばかりですねぇ。
・内山が梶川さんと連絡を取ろうとメールをしたためていると、書き上がる前に梶川さんからメールが……
それは村へのアクセスについて教えてくれる親切な内容。
でも、まるで中継が決まったのを知っていたかのようなタイミングで、ちょっと変だよね。
◉波里村の中継
・樋口が指定された公園に着くと、第一村人を発見。
マスクをつけた作業服のような出で立ちの中年女性が2人。
樋口が挨拶をすると「きれいな顔ねぇ〜。ここの人じゃないわねぇ」と、やたらと顔のきれいさを褒める。
マスク姿の子供が2人現れるが、樋口の顔を見るとパッと走り去ってしまう。
まだコロナを警戒してるのかな?というふうに解釈した中継班。
・ここで、待ち合わせていた梶川氏が到着。
村人が会う人会う人みんな樋口のことを凝視するのはなんなんだ……?
ちょっと異様な中、中継が始まる。
◉本物の雨穴さん!
・中継が今にも始まろうという瞬間、内山のケータイに雨穴から着信がくる。
内山がスタジオ外で通話を始めると、どうやら先程まで雨穴は「動画の撮影中だった」ことがわかる。
先程のメールやSNSのことを本人に確認すると、ニセモノによる成りすましだと判明。
「ニセ雨穴は番組の中継を出すように仕向けている」と推察する。
・都市伝説には眉唾ものの作り話も多くあるが、「村民全員の顔に傷がある」という話はつい最近まで実在していたと語る雨穴。
でも、そんな村ならメディアの人間が立ち入る……ましてや中継をするなんて嫌がるのではないか?と疑問を口にして通話は終わる。
・内山は土屋に報告するのかと思いきや……
土屋がご機嫌なところに水を差すのも嫌だと思ったのか、そのまま知らないフリで中継を続けることを選んだようだ。
「何か起こっても、オレのせいじゃないもんね〜。面白いことが起こるかもしれないし」
倫理観〜😫
◉始まる中継!
・海辺の工場地帯で中継が始まった。
紹介を受けた途端、急にテンションが上がって異様な雰囲気をまとう梶川氏。
目を見開いて笑顔で「土屋ディレクター、ご無沙汰してまーす」の怖さ。
・しかし、当の土屋は「知らない」様子。え、知り合いじゃないの?
「ようやく、僕のネタ採用してくれましたね」
という言葉から、内山は同業者と目星をつけて土屋と梶川の名前で検索。
どうやらふたりは2012年にラジオ番組の制作で一緒に働いていたようだ。
おや、この展開まるで第1話の田中シューと石井さんみたいな感じじゃない……?
◉10年前のボイスレコーダー
・樋口は土屋との関係を尋ねるが、梶川は「土屋にとても良くしてもらった」と言うだけに留め、唐突に10年前の土屋の声を聞かせようとする。
これ、よく犯罪の証拠音声を撮るようなボイスレコーダーですよね……?
・真顔の梶川が再生した音声は”土屋の怒声と暴力っぽい騒音”が混じりながらも「『村民全員の顔に傷がある村』が本当にあるなら自腹で村行って調べて来い!」という内容だった。
まあ本気で真偽を調べろっていうより、やれるもんならやってみろなニュアンスですかね……
もろパワハラな音声〜🙄
第1話の河園監督を笑えないわ。
・梶川は土屋の言葉を真に受けたのかは定かでないが、波里村に居を構え、内情を知る人物にはなったようですね……
・上村が「これ、土屋さんですか?」と真偽を問うと、土屋は言葉を濁していたけど、畑野さんがばっさり「土屋さんの声ですね」と言うのは笑えた。
◉「にせ雨穴」の正体
・梶川氏が雨穴の名前を騙った人物でしたね。
土屋のことを、よーく理解しているようで……まんまと中継班を呼び寄せることに成功しました。
・「面白いことが起きた」とばかりに、こっそり土屋の様子を撮影しに来た内山。
この人もいい性格してるな〜。
はからずも、土屋が”話題提供してアクセス数を稼いじゃいました”ねぇ〜。
皮肉😬
・「昔のパワハラ音声を流して復讐を果たすなんて、つまらない展開」だと開き直りな発言をする土屋。
梶川のことを改めて強めに扱き下ろしたが……あまり堪えてない様子。
むしろ楽しげに「確かに。これで終わりじゃ面白くないですよねぇ!」と、何かやらかしそうな気配。
◉顔の傷
・おもむろに眼帯を外した梶川の左目は白く濁っていて……失明してる?
そして隣に立つ『土屋の大事なカノジョ』である樋口の腕を勢いよく引いて、顔に傷をつける実演をしたようだ……😨
樋口ちゃんの悲鳴と「顔が!顔がー!」という叫び声……
梶川の顔には返り血が飛び散っていて、現場はひどいことになってそうだな……
カメラマン、助けに入れよ。
・これには、さすがの土屋もショックを隠せず、床に倒れ込んでしまう……
自分のせいで、カノジョのアイドル生命の要ともいえる顔に怪我させてしまったんですからね……
樋口ちゃんは、復讐のとばっちりでとても可哀想だけど、効果は抜群だったようだね……
◉雨穴さんの解説にドキリ
・明治時代の産業革命に伴い、地方にたくさんの工場が作られる。
「工場主=そこの大地主」であった当時、村民は工場の働き手を出さなければならなかった。
すると、年頃の娘が顔に傷を負ってショックで自殺するということもあったそう。
・そこで、村では女の子が生まれたとき、赤ん坊のうちに顔に醜い傷を作っておき、後に工場で傷を作ってもショックを受けないようにしたという。
・これが『子供が死なないための おまじない』として村に広まり、男女関係なく生まれたら傷をつけるようになり。
その子供が大人になり、自身の子供に おまじないを続ける。
⇨そして『村の全員が顔に傷がある』
ということになったらしい。
・雨穴さんの「あなたの愛用してる製品にも、もしかしたら遠い国の少年少女の”見えない血”が混じってるのかもしれませんね」
というセリフは心に刺さったね……
知らずに、虐げられた誰かの上に立っているのかもしれないという現実を突きつけられる。
安価で輸入できるのは、現地で安く買い叩いてるから……とか、聞くもんなぁ。耳が痛い話だわ。
◉思ったこと色々
・コロナ禍だからこその演出は、今しかできないやつですね。
ご時世的に、「人がマスクつけてる姿」に然程違和感を持たなくなった昨今。
ずっとマスクをつけていても感染対策。
マスクの隙間からご飯を食べていても『黙食』か〜、としか思わないですよね。
まさか、顔の傷をみせたくないからマスクを外さないとは。
・最初のメールよく読むと不穏なところ、良いですね。ゾクゾクします。
「住まいを借りた」とか「やはり以前調べた通り」とか。
10年前に梶川が受けた仕打ちを考えると、土屋に当てつける文面なんですよね……
・第1話でもパワハラ問題を扱いましたけど、上村が「やった側は覚えてないんだな」みたいなこと、ぽそっと言うんですけど、もしや今回のこと……?
つまり、第1話の時点で土屋がパワハラで恨みをかってることを知ってるんですよね?
今回の復讐も、上村が一枚噛んでるのかなぁ〜
メールとかSNSのタイミングの良さが、不自然なんだよな〜
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