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【#1 THEY LIVE.】ドラマ『CITY LIVES』の感想を書き綴る
2023年1月にフジテレビで放送された全3話のSFドラマ。
VFXを駆使した、仮想の巨大生物〈街〉の生態を追うモキュメンタリーです。
SCPっぽいのかな〜?と思って観てみたんですけど、途中から青春恋愛ドラマに移行して、すごいエモくて良かった……!😭
ので、熱く語っていこうかと思います。
ストーリーをなぞりながら、ネタバレ感想を書き出していきます。
◎あらすじ
人間の記憶を読み取り、都市に擬態する巨大生物、<街>と呼ばれる世界最大の生き物。
日本国内で確認されている中の1個体、E604。
その<街>に唯一の生きた人間として駐在する、都市型生物保護機構(通称都生保)の保護官、高城。
髙嶋政宏がナビゲーターを務めるドキュメンタリー番組“Lives”のクルーたちは、謎に包まれた<街>の生態を特集すべく、高城への密着取材を始める。
荒野を移動する建物群、生えてくるビル、<街>が自身の一部で作り出した本物の人間そっくりの「疑似住民」など、<街>の中で起きる不思議な現象を目の当たりにしながら取材が進む中、クルーたちは意図せずして、<街>が読み取った高城のある記憶と想いに触れることになる。
✻〈街〉の基本情報
名前:E604
面積:12.45平方km
疑似住民:約1800人
疑似車両:約250台
年齢:推定25歳前後
〈街〉はまだまだ謎に満ちていて、性別の有無や繁殖については解明されていないらしい。
✻E604担当 都市型生物保護機構職員高城 準(24)
保護官になって半年の青年。
仕事内容としては、ほぼ〈街〉の観察と記録で、大きなトラブルは起こりにくいみたい。
ひとつの〈街〉に職員が1名しかいない。
高城は小さい頃から生き物が大好きで、〈街〉という超巨大生物に魅了されている様子。
◎ドラマ中の専門用語
✤『擬態』
〈街〉が人間の記憶を読み取って、身体の一部を建造物などに変化させること。
出来たばかりの擬態物は温度が高く柔らかい。粘液でネトネトしてる〜
指で押すとフニっとしてる。
〈街〉は近くにいる人間の記憶を読み取って擬態するので、E604は高城の記憶を元に構築されている。
自分の懐かしい場所、思い出の場所と同じ見た目なら、居心地良さそうだな〜
細かいところは適当な造りになってるの、夢の中みたいね。
✤『疑似住民』
〈街〉が作り出す、人間に擬態した器官。目が光る。人間のように動き回ったり、威嚇してきたりもする。
✤『呼吸孔』
〈街〉の表面には呼吸のための穴が無数にある。
数cmのものから大きなものは直径1m以上に及ぶ。
アスファルトのひび割れに呼吸孔があったり。
生き物なので、ちょっと熱いらしい。
✤『接近警報』
・第一種接近警報→街同士の接近
・第二種接近警報→街同士の干渉
・第三種接近警報→街同士の直接接触
がアプリで知らされる。
設定されてはいるものの、まだ第二種までしか観測されていないという。
◎〈街〉の生物っぽさ
・安全対策で腕時計型の『虫除け』を付けてないと〈街〉に飲み込まれるらしい……!?
それにしてもダサいデザインだな(笑)
・ずっと同じとこにいると粘液の水たまり作られちゃうの『生き物』の体内って感じ〜
・栄養剤を地面に挿してあげると喜んで吸ってる。生き物〜
◎高城と〈街〉の関係性
✤〈街〉の”嫌がらせ”
・高城の最近の悩みは〈街〉とうまくいってないこと。
疑似住民に威嚇(高速お辞儀)されたり、部屋のドアが開きにくくされたり(チェーン何本も生えてる!)、寝てる間に室外機が室内に出てきたり。
・ある日、〈街〉のデリケートな部分に、人間でいう「腫瘍」のようなものが出来てしまったので、取り除こうとする高城。
しかし、近づこうとすると進入禁止の標識がビュンと目の前に突き出てきて”入るな”と警告される。
〈街〉に「腫瘍」が出来るのは珍しく、気が立っているためか、全く近寄らせてもらえず高城は撤退。
✤『新しく出来た建物』
・新しい建造物を見つけたら、中と外を確認するのが仕事だというので、十分に警戒しながら調べる高城。
・出来たばかりだと、まだ中身までしっかり造られてないことが多いらしいのだが、ある一部屋だけちゃんと造られていた。
部屋の中を見て、明らかに様子がおかしくなる高城。
・どうやら引っ越し前後の女性の部屋みたい……ダンボールが目立つ。
飾られている写真立てを見て、何かを考えてる高城。
密着のカメラマンは「元彼女の部屋?」と詮索するが否定される。
でも、知り合いの部屋ではありそうな雰囲気なんだよな〜
・新しく出来た部屋を出てから、高城は何か考えがあるのか、翌日にまた「腫瘍」のところへ行くと宣言する。
・翌日、いつもの制服姿ではなく私服姿で現れた高城。
「ありのままの自分でぶつかってみる」らしい。
そして、何とか「腫瘍」のところまで辿り着き、切除に成功。
どうやら〈街〉と分かりあえたみたいだ。
感極まった様子で出てきた高城。
良かったね。
・本人曰く「〈街〉を好きすぎて恐がっていた」のが打ち解けられなかった理由であったようだ。
あの女性の部屋が出現したのは〈街〉からのヒントらしいので、つまりはあの写真の女性に対しても同じ気持ちだったってことよね?
・「〈街〉って優しい動物なんです」
その夜は、紫色に光る外灯が高城の部屋に出現していた。
紫色は「リラックスモード」を表すらしい。
・高城がいつものように仕事に向かうと、800メートルもの大きな捻れた塔のようなものが建っている。
恐さはあるものの、ワクワクしながら見に行く高城は根っからの〈街〉好きだなぁ。
❐❐❐❐❐
第一話はここまで。
超巨大生物のモキュメンタリーとして、すごい面白かった!
不思議で惹き込まれる設定。
そして第二話は女性の保護官のお話です。
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