記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【#3 THEY LOVE.】ドラマ『CITY LIVES』の感想を書き綴る

2023年1月にフジテレビで放送された全3話のSFドラマ。
VFXを駆使した、仮想の巨大生物〈街〉の生態を追うモキュメンタリーです。

とうとう最終話!
高城と辻はどうなってしまうのか……!?

◎あらすじ

人間の記憶を読み取り、都市に擬態する巨大生物、<街>と呼ばれる世界最大の生き物。

突如として始まった、<街>の異変。初観測の現象に翻弄される中、電話で邂逅を果たす2人。
お互いの声を聞き、ほっとしたのも束の間、電話は途切れてしまう・・・。懸命に辻の元へ向かう高城。
2人の運命は。
そして、<街>の異変の真実とは。
物語は誰も予期せぬラストへ。

(TVerより引用)

◎高城と辻の関係

第二種接近警報でE604とN507が接近。

スマホで相手側の保護官に連絡を取る高城だが、どうやら辻のことを知っているようで……!?

二年前の回想シーンに入る。

❁❁❁

・大学時代。
ベンチで誰かを待ってるのか、ソワソワした様子の高城。

例のベンチと、高城の部屋に生えてた外灯がある〜!

やって来たのは辻。
どうやら大学の先輩後輩みたいだな……
辻が、お先に〈街〉の保護官になってたんだね。

・高城が「飲みに行こう」と誘って向かった先が、辻の〈街〉に良く出てきたカフェ風の建物と一緒だ〜

途中、良い雰囲気になって、お互いに告白しそうな瞬間に食器をガチャーンと落とす店員。タイミング悪すぎか。

この店員さんが『疑似住民』と同じ見た目……威嚇の動き(高速お辞儀)はこのシーンのイメージが反映されてるのかぁ(笑)

・帰りの電車が止まってしまい、歩いて帰ると言う高城を、自宅アパートへ誘う辻。

そして辻の部屋は、第一話でも第二話でも出てきた、御馴染みのあの部屋ですね〜

・ちょっとドギマギしながら飲み直す2人。
しかし、せっかくの2人きりなのにテレビに映る〈街)の話ばかりしてしまう高城(笑)

告白をしようと決めたのか、テレビ画面を消して、イメトレする。
……が、ヘタレ高城は告白できず。

思い直して、今度こそ告白しよう!と振り向いたら、辻は寝入っていたという……オゥ。

・翌朝、電車も動いたからと、そそくさと帰ってしまった高城。
寝起きの辻も「しまった……」って顔してたなぁ。
2人はそれっきり連絡をとってもいなかったんだろう。

❁❁❁

現在に戻る。

E604とN507が接近したかと思ったら、それぞれ電柱とマンホールの打ち合いを始め威嚇し合う。

両者とも大きな塔のような建物が建った。

そして、お互いの間に橋をかけたらしい。→第三種接近警報の前触れ?

前例がない〈街〉の動きに興奮する高城の様子を微笑ましく感じてる風の辻。

通話途中に、急に電柱が空に打ち放たれ、直後に辻の通話が途切れる。

辻の身に危険が及んだかと、焦って橋を渡りN507へ向かう高城。

◎辻の〈街〉へ……

・そしてようやく辿り着いたN507だが、ちょいちょい「紫色」が見えますね。
あれ、意外にもリラックスしている……?

これ、辻の姿を探しながら、辻の思い出……辻の心を覗いてるも同義なんだよね。

2人の思い出のカフェとベンチを見つけた時の高城の感情やいかに。
カフェのテーブルに、2人分のグラスが置いてあるの、完璧あの日の再現じゃん。席も同じだし。

・ベンチでようやく合流したのも束の間。
第三種接近警報が確認され、2つの「街」は接触……というか合体してる?

◎〈街〉の中心で、あの日をやり直す

・高城と辻は〈街〉の体内に飲み込まれたみたいで、そこは辻の大学生時代の部屋に擬態した。

ここから出られそうもないので、腰を落ち着けることにした2人。

高城は第一話での〈街〉との交流から「〈街〉って優しい動物なんだ」という持論を実感したからか、焦ってないみたい。
危害は加えられないだろうと信じてるんだね。

・2年前の思い出を語り合ううちに、ちょっと良い雰囲気になるも、機構から連絡が来て中断される。
本当にタイミング悪いな(笑)

そして、これがE604とN507の『求愛行動』だと知らされる。
「人類初観測だったのに」と、外で見られないことを悔しがる高城。

求愛中の体内にいることも、相当レアだろうけどねぇ。
何なら、高城と辻の感情に連動して『求愛行動』に至った可能性もあるよね。

・辻が「さっきさ、何か言おうとした?」と告白未遂のことを言うが、高城はまたヘタレて「なんでもない」とか言っちゃう……!おい!

……と、ソファの手すりが伸びて高城の頬を撫でる。

・このシーン、〈街〉と高城が友人みたいな感じがして、とても良い……!
高城の心の中はよーく知ってるから、〈街〉が後押ししてくれてるんでしょ。

これで高城は、〈街〉と心が通じ合った、あの日の事が頭に過ぎったはず!

テレビもあの日と同じ映像が流れて、”2年前のあの時をやり直せ”と言わんばかり!
お膳立てがすごい(笑)

・まさに愛の告白をしようとした瞬間、逆に辻から「好きです」と言われちゃう高城(笑)タイミング〜

まあ、お互いずっと心に残ってた想いを打ち明けられて良かったね。両思い♥

・あの塔は本体もしくは生殖器なのか……?

絡み合ってた塔が解けて、出てきたのは紫色の光が漏れる小部屋。
2人が入ってた部屋だよね。
やっぱり、あの2人は〈街〉の中心部に居たんだなあ……

◎『求愛行動』の後には……

・E604とN507の分離が確認され、2つの〈街〉は別々の方向へ移動する。

そして、残されたのは”思い出のベンチ”に座る高城と辻。

・ベンチが呼吸してるから、これが新しく誕生した〈街〉だと分かるのが嬉しい。

世界初の『〈街〉の誕生の記録』ですって!すごいね!

・これは〈街〉を愛し、〈街〉に愛された保護官たちの交流が起こした奇跡だったのかなぁ……

❐❐❐❐❐

最後まで観て気付いたけど、各話タイトルの『THEY』って〈街〉だけじゃなくて〈人間〉も含まれてるんだよね。
感動した😭

人間の良き隣人……みたいな〈街〉の優しさが尊い。
2周目で、第一話にもちゃんと”思い出のベンチ”があることに気づける。
高城の大学、高校に似ているあたりに置いてあるの。
まだ仲良くなれてない〈街〉が、そのベンチのことジロジロ見てるんだよね。
そこから”辻との苦い思い出”を読み取って、「辻の部屋」を再現したんだろうなぁ。
噛みしめると良い味が後から後から出てくる作品でした。

壮大さと身近さのバランスが絶妙で、良かった……
エモくて胸熱で、最の高でした……😌


最後、高嶋政宏の目が「紫色」に光ったけど……
え、もしかして『疑似住民』と同じような存在……?😧

続いたら面白いねぇ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?