肌弱族のつぶやき番外〜歳とって良かった〜

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アレルギー体質アトピー持ちのアラサーのつぶやき番外です。

三十数回目の誕生日が近づいてきて、毎年思うことがあります。歳をとるってなかなかいいな〜!!ということです。
体はところどころガタが来てる感じがありますが、「いろいろ気にしなくなった」「年々図太くなってゆく」そんな感じのことがものすごく心地よく感じる今日この頃です。

元々図太いタイプなんですが、輪をかけて図太くなったというか、まわりが気にならなくなってきた気がします。それが、も〜のすごく、気持ち良い。
10代、20代のころって、どうしてもひとと比べてしまいがちですよね。内面的なことはもちろん、外見的なこともすごく大きかった気がします。人の腕のきれいさに見惚れて、自分の腕の肌触りにシュンとしたり。ひとと並んだ自分の首の色の黒さに愕然としたり。薬でひずんでしまった部分の皮膚を隠そうと長袖を着たりカバー力が高い!と評判のコンシーラーやファンデーションを塗ってみたり。
それでも元々図太いタイプだったので、女友達と比べて凹むということはそこまでなかったんですよね。どんなに頑張ってもあんな肌にはなれないし。という、ある意味諦めというか悟りがあって。
しかしながら荒れていない時期の肌ならせめて男の子とは同じくらい…の肌なのでは!?と思ってたらなんのなんの。私よりきれいじゃない肌のひとって、珍しいんだなあと何度も噛み締めては落ち込みました。こんな肌で恥ずかしいなあ、としょっちゅう思っていました。特に、腕、脚、首が気になって気になって…。
この気持ち、肌弱の方にはかなり共感していただけるのではないでしょうか。世の中の大多数のひとの肌って、本当に本当にきれいですよね!?
何してるん!?何食べてるん!?え!?手入れなし!?カップ麺ざんまい!?なんでそんなにすべすべなの!?不公平!!!!!!(号泣)みたいな。笑(やかましいな。笑)
化粧水もクリームもつけない美肌の友達の存在に受けた衝撃たるや。洗いざらし…だと…?突っ張らんの…?私なんか気を抜くと顔にヒビ入るけど…?

…なんて、取り乱すくらい周りと比べては羨んだものです。
それがここのところどうでしょう。まったく開き直って荒れた腕も放り出し、暑いから〜と仕事中もズボンを捲り上げてガサガサの足を晒しています。

だって誰も見てないし。笑。

これがもう、私の中で格言で革命で。とは言え、若い頃に言われても「はあ!?こんなに汚いのに見られんわけあるか!」と思ってました。けれど歳を取ると、強く実感するんですよね。
みんなそれほど他人を意識してやしない。周囲の空気からも感じるし、なにより私も、自分のことでいっぱいいっぱいで。
他人を見て何か思うこともほぼないですし、あったとしても30分もあれば忘れます。無関心というよりは、「ひとそれぞれだよね」と良い距離を保てているような感じ。心地よい。
余計な思考が減ると、自分自身と良い具合で向き合える気がします。どんなに気になっても、無理してアンチエイジングや美白を取り入れたケアはせず、保湿のみに絞るようになって、結果荒れることが減ったりとか。ガサガサの肌でも暑いからと隠さず過ごしていたら、余計な汗をかくことが減って、例年の肌荒れより幾分かましになったりとか。

腰痛や目眩、シミや毛穴の開きなど、歳をとって困ることも数えきれないほどありますが(笑)、そのぶん精神的には解放感があって、歳をとるってなかなか良いなあ、と思う今日このごろ。
周りがどうしても気になってしまう若者や、昔の自分に、「なんとでもなるから、ていうか(良い意味で)どうでもよくなるから、まじで世界が変わるから…安心なさい…」って教えてあげたいな。なんて思っちゃう老婆心の私なのでした。笑

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