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【はだののつぶやき(番外編)】「学校に行かない」という選択。「行けない」ではなく、「行かない」を認める。

こんにちは!
おいもです。
前回の記事から、またひと月経ってしまいました。
あっという間の1カ月。
だけど、濃い、濃い1か月。

引っ越し当日から入院生活を送っていたこいも1号が、七夕の日に退院することができました。
それ以降も病院へ行くことは何度かありましたが、生活のベースがおうちになったこと、ここまで本当によく頑張った!

退院に伴い、籍を置いていた病院内の院内学級から、地元の小学校へ転入の手続きをしました。

でも・・・。
こいも1号は「学校に行かない」という選択をしたようです。

もともと、学校に対して、常に「?」マークがありすぎて、1年生の入学間もない頃から、「学校つまんない」、「なんで学校に行くの?」のオンパレードだった娘。
HSP傾向のある娘には、集団の中で生活するには気になることがいっぱいだでした。

「学校に行きたくない」と初めて言われたときは、まだまだ私も未熟で、「学校が行くもの」と娘に話していました。

それがもう4年以上も前。
その後、学年が上がるにつれ、一般的な学校教育にありとあらゆる疑問だらけの娘は、直接先生に疑問をぶつけることもありました。
きっと、先生にとってはめんどくさい児童だっただろうなぁ(苦笑)
そして、その質問に娘が納得できる答えを出した先生はいない・・・。
「そういうもの」「それがルール」「知識をつけるため」「お友達を作るため」、色々な答えを先生方は一生懸命出してくれたのかと思うのですが、今思えば、娘と先生方、生き方というか、人生の方向性のようなものが違う両者が答え求め合うこと自体、難しかったのかも。

私自身は、娘の話を聞いたり、学校教育のこと、子育てのこと、色々なことを学ぶ機会があり、考えが変わってきました。

「学校は行くもの」という考えから、「生きることの楽しさ」という考えにフォーカスをスイッチしてからは、色々と精神的に楽になったなあ~。

4年生になってからは「子ども有給日」ということで、度々学校をお休み。
担任の先生にも相談させていただき、学校へ行くペースや、学校での過ごし方などについてご理解いただきました。
ありがたいことに4年生、5年生とすごくご理解のある先生で、こちらのお願いを嫌な顔せず聞いてくださったことは心から感謝です。

大人でもリフレッシュに「有給」って取りますよね♪
毎日頑張る子どもだって、たまにはリフレッシュできる日があってもいいかなと。
休日とは違う、皆が学校に行ってるのに、自分は行っていない特別感。
学校に行っていないことが罪悪感になってほしくはなかったので、あえての「子ども有給日」と名付けて、とにかくエンジョイする日!

2人だけでおいしいランチを食べに行ったり、カフェで読書したり、小さい赤ちゃんが大好きな娘なので、一緒に子育てサロンにボランティアに行ったり、近所のおばちゃんやおじちゃん宅におしゃべりに行ったり。

どの場所に行っても、「アレ?学校は?」と聞かれるのですが、「ちょっと今日は疲れちゃったので、子ども有給日です」と言うと、皆さん、「うふふ。そういう日もあるよね。」と笑顔で接してくれたのも、私と娘の大きな安心に繋がりました。
おかげで度々休みながらも、学校に行く日もあり、学校+地域+家庭で、いっぱい学びのある日々でした。

そんな日を続けていた中、思わぬ病気の発覚。
いきなり入院となり、体調が良くない、精神的にも落ち込み気味の中、病院内での院内学級がスタートしました。
「学校」と聞くだけで、抵抗感があった娘。
「院内学級スタートするよ」と話すと、「なんで?」、「学校なんて行く意味ある?」と立て続けに質問攻め(苦笑)

「何のために学校に行くの?何のために勉強するの?」

こう子どもに聞かれたら、何て答えますか?
正解なんてないと思いますが、結構な割合で、「将来のため」と答える大人が多いかと思います。
同じことを過去に学校の先生に言われたことがある娘。

「将来のためとかって言うけど、将来がないかもしれない子はどうしたらいいのよ!!」と。

・・・・・。
私、何も言えませんでした。
「だよね~。何にためだろうね~。」とごまかしてみただけ。
考えたくないけど、どうしてもこの時は命の限りがちらついていただけに、私自身も「「将来のため」って何だろう」と思えてきて。

将来のために嫌なことを毎日ガマンして過ごして、重い気持ちと体を引きずったまま過ごす子ども時代、その先にある将来って何だろうと。

もちろん、学校が好きなお子さんもたくさんいると思います。
嫌だけど、行くことに納得しているお子さんも。
我が家も長女はこんな感じですが、フシギなことに、こいも2号は学校大好き!
暑い日も大雨の日も、「オレは行くぜ!」と颯爽と学校に行きます。
行きたい子は思いっきり楽しんでほしい!
でも行きたくない子にも選択肢があってもいい!

というわけで、退院後の学校生活について、こいも1号と相談。
院内学級の先生、地元の小学校の先生、市の教育研究所の方にもお話させていただき、しばらくは自宅での学習、そして体力的に大丈夫であれば少しずつ通所の支援教室に行ってみようかなという話で落ち着きました。

勉強がキライなわけではないので、進研ゼミで毎日学習するそうです。
そして大好きなハンドクラフト、プログラミング、読書。
体調落ち着いたら、秦野のおいしいお店でランチしたりお茶しようねって話しています。
また赤ちゃんと会えるボランティアもやってみたいし、クラフトの講座に参加したり、彼女なりに色々とやりたいこともあるみたい。

学校に行かないことは、「不登校」と一般的に言われます。
でも、「不」は「・・・がない、・・・がわるい、・・・がよくない」という意味合いをどうしても含んでしまうイメージ。
だから「不登校」や、学校に「行けない」のではなく、「行かない」という選択をしているのだと思っています。

すべて、子どもの要望通りにすることはやっぱり難しいし、家族の都合、親として躾などもありますが、やっぱり子どもには「あ~、今日も楽しかった!」って思ってほしい。
そんな気持ちから、もっとやってみたいことや、先を考える気持ちが生まれてくれたらなあ。

今はまだ夏休み。
下の子たちも家にいるので、ワチャワチャの毎日ですが、夏休み明け、どんな日々になるのやら。
とにかく、毎朝、にこにこ笑う娘が見られるとうれしいです。








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