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刺しゅうの作品にアイロンをかけるとき

完成した刺しゅうの作品にアイロンをかけるときのポイントは、刺しゅうのステッチや立体感をつぶさないこと…
せっかくの作品、アイロンをかけたことで、ペタッとなってしまってはもったいないですよね。
今回はそのアイロンがけのポイントについてお話します。

アイロン、アイロン台、白い布、フェルト、水を入れた霧吹きを準備します。

白い布は綿生地の薄手のものがおすすめです。いらなくなったハンカチがあればそれもいいですね。

フェルトはアイロン台と刺しゅうの間に置いて使います。わたしはサンフェルトのジャンボ、40×40㎝の白色のフェルトを使っています。

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通常のサイズが水色20×20㎝です。ジャンボはその4枚分になります。

アイロン台の上になぜフェルトを置くかといいますと…

アイロンをかけると布に強い力が加わります。アイロン台と刺しゅうの作品の間にフェルトがあると、刺しゅうの表面が直接アイロン台に押さえつけられることがありません。フェルトが柔らかいクッションのような役割になって、刺しゅうのステッチや立体感をやさしく守ってくれます。

(100均にも白の大判フェルトが売っています。サンフェルトさんのフェルトに比べてすこし薄手になりますが、こちらでも大丈夫です。フェルトに直接アイロンが当たらないようにだけ注意してください。試しに使ったところ、100均のフェルトはアイロンの熱で溶けてしまいました)


アイロンをかける前には、作品に図案の線が残っていないかをチェックします。熱が加わると消えなくなるものもあるので注意が必要です。

アイロンをかけていきます。

下から…アイロン台→フェルト→刺しゅうした布(作品の裏面が上)→白い布の順に重ねていきます。

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刺しゅうは裏面からアイロンをかけます。全体に霧を吹きかけます。

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白い布を重ねて、アイロンの先を使って刺しゅう部分のまわりを丁寧に伸ばしていきます。それから全体を軽くかけるようにします。

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刺しゅうを表面に返し、気になるところに霧を吹きかけ、また白い布を重ねて、その上からアイロンをかけます。

押さえつけないようにやさしく…が大切です。

きれいになるまで繰り返します。


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完成した刺しゅうの作品が、アイロンをかけて、もっとすてきになりますように♪


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