《花は誰のために咲く》パンジービオラを長く楽しむためのひと手間
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
先日、生産者さんから16ケース(384ポット)のビオラを購入しました。これは今季のパンジービオラの購入数のほんの一部です。
次の注文では、どんなかわい子ちゃんに出会えるでしょう。
苗を買ってきたらやって欲しいこと
さて、ガーデニング好きの皆さんこれからパンジービオラやそれ以外にも、たくさんの苗を購入されるでしょう。
ホームセンターや園芸店では多くの苗が販売されているから、かわいいなあ。と思ってついついたくさん買ってしまうのよね。
購入後3日以内に植えるのが理想
苗は購入後、基本的に3日以内に植えるのが理想。
ホームセンターや園芸店で、新鮮できちんとお水の管理をされていた健康な苗を、新鮮なまま植え付けてしまうのが安心です。
しかし、これはあくまでも理想。
だから、できれば1週間以内を目安に植え付けてあげるようにするといいでしょう。
1週間以内に植え付けられない場合
そうはいっても、お天気の都合などもあって予定通りに進まないこともしばしば。
その場合にも、ポットに入った状態で出来るだけ苗を健康に管理する方法があります。
それは、もちろん先に書きました植え付けまでの1週間の管理のポイントでも書いた通りのことを行なった上で、一年草は特にもう一つ大事な作業があります。
花を全て取り除く!
今咲いている花をひとまず全て手(もしくは清潔なハサミ)で摘み取ります。
↓やり方の手順はInstagramにまとめています。
せっかく一つ一つの苗の花を摘むわけですから、ついでにやって欲しい作業もご紹介しておきます。
「お花がかわいそう」は正解なのか
この方法をご紹介すると、「今まさに綺麗に咲いている花を摘み取る(摘花)なんて、とてもじゃないけど<お花がかわいそう>」というお声が上がります。
しかし、植物の花を咲かせる目的は「種(しゅ)を遺すこと」です。
ですから、咲かせたままにしていた花はやがて種子になり、そして、その種子をつけた苗は目的を達成したので、役目を終えて一安心。
次の世代に「よろしくねー」と言って(言わないかも。)みるみると枯れる方向へ向かいます。
皆さんがお花を買った目的は?
「かわいいお花を、長く楽しみたい。」と思った場合には、この摘花作業はとても有効です。種子をつくるのを先延ばしにすることが可能なのですから。
そして、健康な株で次々に花を咲かせる子たちに、ぜひ「かわいいね。」と声をかけてあげましょう。
とはいえ、せっかく咲いた花を摘み取ることに抵抗のある方は、最後まで楽しむために、摘花した花を花瓶に生けて楽しんであげてみてはいかがでしょうか。
まとめー花は誰のために咲く
花の香りや花の咲き方や散り方、種子の大きさや形。
それらは植物によって随分と様子が違います。
全て「種(しゅ)を遺す」ために個々の植物が身につけた戦略です。
そんな風に植物を見ると、花がかわいい。という感想以外にも、新しい発見や感動が見つかるかもしれませんよ。
植物ってやっぱり面白いですね。
さて、ここ数日、注文したはずのチューリップの球根がいつ届く?とそわそわしております。しかも明日から寒くなるとか。
皆様どうぞ、寒さの受け入れ準備をしっかりなさってくださいね。
では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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