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南国鹿児島の南国ぽい植物の話ー真っ赤な花「カイコウズ」と「サンゴシトウ」の花が咲いたよ

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。2週間ほど前から、気になっていた花がようやく咲き始めました。今日はこの真っ赤な花のお話です。

カイコウズとは

カイコウズ/海紅豆 (別名:アメリカデイゴ)
マメ科 デイゴ属
落葉低木 原産国.南アメリカ

アメリカデイゴという名であれば、聞いたことがある方もいらっしゃるでしょうか。真っ赤な花が初夏から夏の終わりまで長く咲き続けます。

カイコウズの花。


寒い地域は苦手で関東以南で植栽可能です。(新宿御苑でも栽培されているそうですよ。)私の住んでいる鹿児島県の県木なんですよ。そしてウルグアイとアルゼンチンの国の花でもあります。

海紅豆はトイレットペーパーでお馴染み

カイコウズは鹿児島県民なら実際の花は知らなくても、聞いたことがあるはず。なぜなら、トイレットペーパーに「海紅豆」って書いてありました。学校や公園のトイレットペーパーは大体コレ。だったんです。(鹿児島県内だけの話みたいです。)

ネットで写真とか出ていないかなあ。と探したのですが、全然見当たらない。夢だったんじゃないか。と思ったのですが、そんなはずはありません。
アメリカデイゴは知らなくても、カイコウズは知っている。それが鹿児島県民の常識です、、、多分。

サンゴシトウとは

サンゴシトウ(別名:ヒシバデイゴ)
マメ科 デイゴ属
落葉小高木 原産国.オーストラリア

カイコウズによく似ていますが、これはカイコウズを品種改良されて作られシドニー植物園で生まれたそうです。

カイコウズとの違いは、花が開ききらず筒状のままだというところと、カイコウズは朱色に近い花色なのに比べて、サンゴシトウは赤黒い花をつけます。

サンゴシトウの花。

庭先では最近はあまり見ないなあ

私が幼い頃には、庭先に植えていらっしゃるご家庭が多かったのですが、年々この樹を植えているところは減っているように思います。

カイコウズは大きく太く成長しますので広めのスペースが必要です。また、サンゴシトウは放任していると、枝がぐんぐん伸びてかなり大きくなっていくので、庭での管理に手がかかるのが原因なのかもしれません。

しかし、街路樹ではまだまだ残っているところも多く、紅い花が咲くと夏がきたなあ。と感じますし、とても目を惹きます。
とはいえ、幼い頃はこの赤い花の色と変わった雰囲気の花の形がなんとなく不気味で、ここだけの話ちょーっとばかり苦手でした(笑)

島唄ーデイゴの花

THE BOOMの「島唄」の歌い出しは「でいごの花が咲き〜」です。この「デイゴの花」は沖縄の県花であり、アメリカデイゴやヒシバデイゴとはまた違った品種です。この樹は本州では耐寒性がないため自生するのはむずがし異様です。

花色はカイコウズに似ていますが、カイコウズやサンゴシトウとは違って、花は枝先に丸く付きます。

それにしても、久しぶりに「島唄」を聴きましたが、良いですね〜。

まとめー懐かしい風景

夏の鹿児島の花といえば、これらの花を思い浮かべる方も多いのですが、皆さんはどんな花をみると故郷を思い浮かべますか。
その季節によって、また、その住んでいる地域によって咲く花も違います。
それを楽しみに、旅に出るのもいいなあ。と思います。

さてさて、鹿児島では今、田んぼに水が入る場所が増えてきました。田んぼの畦道には紫陽花が咲いていて、とても長閑な風景が広がっていますよ。
また、Instagramでも随時投稿しますので良かったら覗いてみてください。

では、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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