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秋の野の花ーツルボのるつぼ、なーんちゃって

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。彼岸花が田んぼの縁を赤く染めてとても綺麗だなあ。と感じながらの夕方散歩。

ドライブしていても、思わず彼岸花に目を奪われます。たわわに実った金色の稲と真っ赤な彼岸花のコントラストはこの時期にしか見られない風景ですから、たくさん目に焼き付けようと思っています。

夕暮れ散歩道

そんな散歩道に、所々咲いているのが今日のお話「ツルボ」の薄い紫色の花。
今日は「ツルボ」のお話です。

ツルボとは

ツルボ(蔓穂)キジカクシ科 ツルボ属
多年草 分布.北海道南部〜沖縄、台湾・朝鮮半島・中国本土等

日本中で広く分布している植物で、特に水気の多い場所、日当たりの良い場所を好みます。ツルボは「蔓穂」と書きますが、蔓性の植物ではありません。

繁殖力がすごく高いという印象はなく、私は上手に使えばお庭でも可愛いのではないかな。と思っています。

そうそう、ツルボ属には約100種ほどの種類があって、もちろん観賞用として利用されているものもあるそうです。
キジカクシ科は球根植物が多く、ムスカリやシラー、鈴蘭などの可愛らしいお花も多いですよね。

ツルボの名前の由来

花が蔓のような穂状に咲くから。と言う説もありますが、一方で花が連なって穂状に咲くのでもともとは「連穂(ツラボ)」と呼ばれていたのが、変化して「ツルボ」と呼ばれるようになった。と言う説もあります。

別名は参内傘(サンダイカサ)です。その傘を閉じた状態がこの花の様子によく似ていることからそう呼ばれました。

<参内笠>
公卿などが参内のとき従者に持たせた長柄の妻折傘 (つまおりがさ) 。白麻の袋に納めて持参させ、降雨のときに背後から差し掛けさせた。
goo国語辞典

何度も名前を書き間違えたよ

はい、ここまで書いてきてちょうど半分。何度「ルツボ」と書いたことか(笑)

しかも実際に「ツルボ」の花を「ルツボ」と紹介しているサイトも見つけたりもして、きっとその方も「ツルボ」と書いているつもりで「ルツボ」と書いたのかもしれませんね。

そして、あれ?ルツボってなんだっけ?と引っかかっりまして。

よく「●●のるつぼ」と言う言葉がありますよね。
例えば、よく聞くのは「人種のるつぼ」とか、群ようこさんの小説では「おんなのるつぼ」と言うものもあります。

そこでですよ「●●のるつぼ」って改めて何だっけ?と思ったのです。

るつぼ(坩堝)
 《「鋳 (い) る壺」あるいは「炉壺」の意からか》中に物質を入れて加熱し、溶解焙焼(ばいしょう)・高温処理などを行う耐熱製の容器。金属製・黒鉛製・粘土製などがある。
 熱狂的な興奮に沸いている状態。「会場が興奮の―と化す」
3種々のものが混じり合っている状態や場所。「人種の―」
goo 国語辞典「るつぼ」

今日のタイトルに「ツルボのるつぼ」と書きましたが、それでは「坩堝(るつぼ)」の使い方としては間違えているので、正しく使うとすれば「ツルボ属のるつぼ」とか「キジカクシ科のるつぼ」の方が正しいかな(笑)

まとめー言葉のるつぼ

ツルボの花についてマニアックに書くよりも「るつぼ」に反応してしまったという本日のnote。

最近、話を聞いたり本を読んだりしていると、ふと「あれ?正確にはどんな意味だっけ?」って確認したくなります。歳をとって来れば、自然に触れる言葉の数は増えていくのですが、都度辞書を引くわけではないので、何となく前後の文脈から意味を想像していたりするものです。

だからこそ、間違えた意味で覚えていたり、微妙なニュアンスが違って受け取っている言葉もたくさんあるんだろうなあ。
と思って、ちょっと引っかかると念の為。と思って調べてみたりするのです。

先日「魔性の女」は、褒め言葉なのかどうなのか。と言う話になって、「褒め言葉だよ。」「いや、心から褒めてるわけではないよ。」と少しザワザワなりましたので、一応調べておきました。

マイナビウーマンのサイトでは、「魔性の女」は褒め言葉かどうか。についてアンケートをとっていましたが、52%約半数の人は褒め言葉と受け取れないそうです。

褒め言葉だ。と言う方は24%なので使われる方は、どうぞ参考になさってください(笑)

さて、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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