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仲良く住もうよ

イスラエルで起きているガザ地区攻撃、ハマスとの戦い。

そもそもイギリスが、パレスチナ人にパレスチナ国を作ってあげる、ユダヤ人にユダヤ人のための国を作ってあげるという、二枚舌で嘘をつき、結局西洋諸国で力のあるユダヤ人がユダヤの国イスラエルを建国したことに始まる。この第二次世界大戦後の時点で、ユダヤ人の国とパレスチナの国が作られていたら、こんな現状にはなっていなかったのではないかと、個人的には思っている。もしかすると勉強不足で自分が間違った理解をしているかもしれないが。

なぜ、この問題を書くかと言えば、戦争をやめてほしいからである(ウクライナの戦争やアフリカでの戦争なども含めて地球上で戦争がなくなってほしい)。

イスラエル人の若者が「戦争なのだから、女、子供、病院が狙われてもしょうがない。ハマスはミサイルを撃ち、イスラエルで人殺しをしたんだし、人質もとっている」その話を聞いて自国に対する肯定感と仲間意識、自国愛の教育を感じる(イスラエルの圧倒的な軍事力が見ていて痛ましい)。

そしてグローバル化と言われる現代に、こういった自国や信じている宗教が正しいとする価値観が根強いことに絶望する(争いで儲けようとする人達によって、意図的に争いを作らされているようにも感じる)。

これは国対抗でスポーツが行われ、自国が勝って嬉しいと思う気持ちも根底の一部であると思っていて、そのことに私自身違和感を感じる。

だいたい海外の選手を日本に帰化させて、戦ったりしていて、これって国の戦いにしていいの?とも思うし、国境などなしに優秀な選手や優秀なグループが戦って勝敗を決めればいいのではないかと思う。そうすれば、国の意識は、もう少し減ると思う。国の団結は多少必要かもしれないが、他国への敵意は必要ではない。

だから、スポーツに国を持ち込んで、うちの国が強い、勝って欲しいと思うことは、その国の団結を生んでいいと思うかも知れないけど、それは自国・愛国と敵国という意識を植え付けているように思う(国対抗の試合は経済的に有利な国、ルールを決められる国が少し有利に感じる)。

国対抗のスポーツは自国愛を生む格好の方法だと思う。国が関係していなければ仲良くなれる可能性が高いのに「お前の国は気にいらない」とか、低レベルな事が起こったりして、本当に厄介で、それを利用してビジネスや自国愛を育つ。私は、そんなもんはないほうがいいと思っている。

大体ゲームなんだから、対等に国の枠など関係なくスポーツマンシップにのっとってやればいいけど、お金を積んでいい選手を他国からも集めて勝ちたい — 結局はビックビジネスだったり、変な愛国心を育ててしまう(人間は戦いが好きで、戦いを観るのが好きな生き物なのかもしれないが。でも、それでも、そこに国という枠を持ち込んでほしくない)。

ちょっと話はそれたが、とにかく愚かな戦争はやめてほしい。

どちらも傷つくし、恨みが増すだけ。

家族、友人が死んで、殺した国民、敵国を憎む(そんなことが歴史的にずっと続いて、こんなことやめて欲しいから、シェークスピアは「ロミオとジュリエット」を書いたのかも知れないけど。日本の場合は第二次世界大戦で大空襲があったり原爆を落とされたのに、戦後アメリカに対する憎しみはほとんどなく、教育・メディアを通じてGHQの政策の洗脳で、戦後生まれの日本人はアメリカは憧れの国となっている。その影響で日本の文化を受け継ぐ人が多く出てこなかった。それは本当に残念なこと。今の日本人はアメリカに対する憎しみはほとんどないという、ある意味不思議なくらい洗脳されている)。

イスラエル兵も軍の命令でハマスをやっつける大義で戦っているが、間違ってイスラエル人の人質を殺してしまったり、無抵抗な市民を殺害したり、病院を攻撃して病人や医者など武器を持たない人を殺してしまって「戦争だからしょうがない」と上官や家族や友達に言われても、人を殺す事による心の傷は大きいと思う。大なり小なり戦争の末端で働く兵士やそれに巻き込まれる人達はPTSDになるのだと思う。

国や軍が決めたことで、命を落としたりPTSDになる必要はない(第二次世界大戦やベトナム戦争、イラク戦争などで、その負の遺産を経験しているのに、やっぱり人間は愚かなのか?そうあって欲しくないが)。

とにかく、この戦争も、多くの人が死に、多くの人が傷つき、多くの憎しみを生み、大きなお金が動き、武器で儲ける奴もいて、復興で儲ける奴もいて、国の力を証明したり、武器の実験場にしたり、「あんたの国はどっちの味方なんだ」みたいなクソな事が生まれたりで、とても不愉快だし、悲しいし、未来の希望が壊されている感じがしてとても嫌だ。

人間は、なんて馬鹿な生きもんなんだ。なんで、仲良く、土地やものを共有して共存できないのか、結局、馬鹿者が核を使って、人類は滅ぶのか。

そして、国連の力のなさも感じる。国連では大分前から、イスラエルとパレスチナの国、2国を作って和解するよう決議しているのに、アメリカが拒否権を発動して、結局話し合いがまとまらず、この現状が続いていて、かなりアメリカ政府は悪である。アメリカ政府は暴走するイスラエル政府に対して何もできないというか、ユダヤ人の力がアメリカでも強く和平に向かう決断ができない。

だからイスラエルばかりの要求が通るのに対して、アラブの国の人達はアメリカを嫌っている(私のアラブの友人は「iPhoneは好きだけど、アメリカは嫌い」とハッキリ言うのに驚いたことがある。その背景にはアメリカの横暴さがあることを後で気づかされた。大量破壊兵器があると攻め込んで、その兵器が見つからなくても罰せられない事も大きな問題だし、被人道的な核爆弾の投下についても裁かれない。そして日本が今でもアメリカの占領下状態であるということも合わせて考えてしまう。この占領下と思う一例は、東京都心から横田基地までの空域はアメリカが今でも独占しているし、日本に入国しているアメリカ兵は入管を通らないので日本は国内にいるアメリカ兵を把握できない現状がある。この空域に関しては「横田空域」と検索すれば出てくる。この空域のせいで、東京→大阪の飛行機はこの空域を避けて遠回りしなければならない。この空域がなければ、もっと速く大阪に着ける。他にも日本がアメリカの植民地状態な部分は、またの機会に)。

いろいろと話は飛んでしまったが、末端にいる人達、イスラエルで起きている戦いに関して言えば、パレスチナ人、イスラエル兵という戦前にいる人達が傷つき、憎しみが生まれる世界に引きずり込まれている。

「人間よ、もっと賢く、仲良く、共存できる生き物に成長しましょう!」

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