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ペネトレーションテスターになるための最高のハッキング勉強法と資格

海外動画の「The best Hacking Courses & Certs (not all these)? Your roadmap to Pentester success.」の日本語翻訳化を行いました。
是非、英語での動画視聴が面倒な際に参照ください!

「ペネトレーションテスターになるための最高のハッキングコースと資格」

ハッキングの世界には絶えず新しいことがあり、一度学んだことで満足せず、常に謙虚でいることが大切です。この記事では、ペネトレーションテスターになるための道筋を紹介します。まず、以下の3つのコースを受講することで、ペネトレーションテストの基本が身につくでしょう。

  • サイバーメンターによるWindows特権昇格

  • サイバーメンターによるLinux特権昇格

  • サイバーセキュリティの基本を学ぶためのコンテンツ

次に、Hack the BoxTry Hack Meなどの安価で手軽なプラットフォームで実践的な経験を積むことが重要です。これらのプラットフォームで十分な練習ができたら、OSCPラボを受講しましょう。ただし、OSCPラボは費用が高いため、準備が整ってから受講することをお勧めします。

さらに、ペネトレーションテスターに必要なスキルを身につけるために、以下の3つのスキルを学びましょう。

  • ネットワーキング: IPアドレスやポートなどの基本的な知識が必要です。CompTIA Network+が良いリソースです。

  • シェルスクリプト: 基本的なシェルスクリプトがあれば、ペネトレーションテストの仕事に取り組むことができます。

  • スクリプトやプログラミング: ペネトレーションテスターになるためには、スクリプトやプログラミングの知識が必要です。ただし、最初は基本的なスクリプトで十分です

ペネトレーションテスターに求められる資格として、OSCP(Offensive Security Certified Professional)がありますが、必須ではありません。ただし、OSCPを取得することで、就職活動において有利になることは間違いありません。また、ペネトレーションテスターに特化する前に、OSCPで一般的なペネトレーションテストの知識を身につけることは、セキュリティ専門家にとって非常に価値のあるスキルです。この認定を取得するためには、以下のようなトピックや技術を習得する必要があります。

  1. 情報収集: ペネトレーションテストの初期段階で、ターゲットとなるシステムやネットワークに関する情報を収集します。これには、ドメイン名やIPアドレス、使用されている技術やプロトコルなどが含まれます。

  2. スキャンと脆弱性評価: ターゲットシステムのセキュリティホールや脆弱性を特定するために、さまざまなスキャンツールを使用します。これには、ポートスキャン、バナーグラビング、脆弱性スキャンなどが含まれます。

  3. エクスプロイトと攻撃: 脆弱性を突くための適切なエクスプロイトやペイロードを選択し、ターゲットシステムに対して攻撃を実施します。これには、リモートコード実行、プライベートエスカレーション、バッファオーバーフロー攻撃などが含まれます。

  4. 横展開: 一度システムにアクセスできたら、さらに他のシステムやネットワークに侵入し、アクセス権限を拡大していきます

  5. バックドアの設置と維持: 攻撃者がターゲットシステムに再アクセスできるよう、バックドアを設置し、アクセスを維持します。これには、リバースシェルやパーシステントなリスナーの設置などが含まれます。

  6. クリーンアップ: ペネトレーションテストが完了したら、痕跡を消すためにシステムを元の状態に戻します。これには、ログの削除や後戸の除去などが含まれます。

  7. レポート作成: テスト結果をまとめて、クライアントや組織に対して詳細なレポートを提供します。レポートでは、特定された脆弱性、実施された攻撃手法、および推奨される対策が記載されます。

これらのスキルを習得し、実践的なペネトレーションテストを行うことで、OSCP認定を取得することができます。OSCP認定を持つプロフェッショナルは、組織のセキュリティを向上させるために、脆弱性を特定し、修正策を提案することができます。また、企業に対するサイバー攻撃のリスクを軽減し、情報漏えいや損害を防ぐ役割も果たします。

OSCP認定を取得するためには、通常、Offensive Securityが提供する「Penetration Testing with Kali Linux (PWK)」というトレーニングコースを受講し、その後24時間以内に完了しなければならない実践的な試験に合格する必要があります。この試験では、与えられた仮想環境内で実際のペネトレーションテストを行い、その結果をレポートにまとめて提出します。

OSCP認定は、セキュリティ業界で非常に評価が高く、雇用機会やキャリアアップに役立ちます。ペネトレーションテスターやセキュリティアナリスト、セキュリティエンジニアなど、さまざまなセキュリティ関連の職種で求められるスキルを身につけることができます。


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