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ハッカズークの中の人〜開発責任者 谷口さん〜

こんにちは。ハッカズークのさくらです。

ハッカズークは『退職で終わらない「企業と個人の新しい関係」を実現し、退職による損失のない社会を作る』をビジョンに、「アルムナイ(退職者)」領域でサービスを提供しています。

実は、プロダクト開発拠点をフィリピンにもつハッカズーク。フィリピンチームとともに企業と退職者をつなぐクラウド型システム「Official-Alumni.comの開発を進めています。

そんな日本とフィリピンを繋ぐ重要な役割を担っているのが、開発責任者である谷口さん(写真左)です。今日はそんな谷口さんに、ハッカズークの開発チームについて聞いてみました!



---まず、谷口さんについて教えてください!ハッカズークにはいつ入社したんですか?
2年前です。それ以前は6年くらいフリーランスで、大小さまざまなプロジェクトに携わっていました。絶対にみんなが見たことがあるであろう航空系の予約サイトとか。今っぽいものだと、自動運転バスの開発に携わっていました。携わり方はさまざまで、上流工程に近い位置でやることもあれば、エンジニアとして手を動かすこともありましたね。


---フリーランスの前は?
新卒で入った会社は独立系のSIerです。社員100人くらいで、web系のプログラミングとネイティブアプリ開発を経験し、2年くらいで退職してフリーランスになりました。

---なぜフリーランスに?
自分の腕に少し自信が持てはじめた事もあり、やってみようかなって(笑)
今は全くそんなこと思わないけど、当時はいけるかなって自信がありました。若さゆえの過信で、今となっては恥ずかしいですけど……。


---ハッカズークに入った理由を教えて!
正直に話すと、フリーランスを続ける自信がなくなったからですね。経済面は問題なかったですけど、40歳になった時に通用するのか不安があって。新しい技術や経験を身に付けるため、働き方を見直そうと思いました。

ハッカズークとの出会いは、鈴木さん(代表)の知り合い経由です。当時は開発責任者が日本チームにいなくて、鈴木さんが知人経由で人を探していたタイミングでした。それを知った知人が「こんなのあるよ」と僕に声をかけてくれて、まずは業務委託から仕事をスタートしました。

働くようになって面白いと思ったのは、オフショアで英語を使った開発をしていること。この先プログラミングでずっと生きていくのは難しいと思った時に、別のスキルが必要だと考えていて。経営やマネジメント能力にも関心があったので、そういう意味でもいいなと思いました。

アルムナイというビジネスのテーマについても、自分自身過去のプロジェクトメンバーとのその後のつながりは結構あって。そのつながりで仕事を受けたり、仕事を受け過ぎた時に手伝ってもらったりしたことがあったんです。アルムナイとの関係性が重要なことも共感できました。

---ハッカズークでは何の役割をしているの?
PdMが考えた機能と優先順位をベースに、それを技術的にどう解決するか、実装していくか考える部分を担っています。
PdMがいて、開発するのはフィリピンメンバー。フィリピンチームも現地の責任者が率いているから、PdMが直接やりとりすれば完結することもあります。
その中で自分の役割は、長期的に会社の目標に対して、開発チームとしてどんな目標を掲げるかを考え、達成するために知恵を絞ること。例えば、プロダクトの質を上げるために、チームメンバーの教育や体制、開発フローを改善し、組織の生産性をあげていく。
あとはチームの穴を埋める役割ですね。例えばバグが出た時、フィリピンチームの人手が足りない場合は品質が落ちないよう、僕がQAの役割に回り、テストをやったりもします。

---ハッカズークでの仕事の面白さや醍醐味は?
セールスやカスタマーサクセスをはじめ、他チームとの距離がものすごく近いというのは大きいですね。ハッカズークが1チームという感覚なので、連携が非常にしやすいです。
あとはやっぱりフィリピンチームですね。オフショアといっても、あくまで同じハッカズークのメンバー。業務委託の場合だとタスク通りやればよくて、極端な話、会社の目標は関係ないじゃないですか。でもフィリピンチームは会社の長期の目標を共有しているので、一般的なオフショアとは違います。同じ会社の仲間として仕事ができるのは面白さだと思います。

---この仕事の難しさは?
これもフィリピンチームの話になっちゃうんですが、文化の違いというか、仕事の進め方やタスクの重要度の理解など、時間軸の感覚の違いによる難しさはありますよね。
お互い尊重しながら仕事を進めていくべきとは思いながらも、生産性を落とさず、お互い気持ちよく仕事ができる環境づくりが重要です。特にコミュニケーションはとても意識しているところです。
ただ、コミュニケーションという点でいうと、英語は得意ではないので、伝わりきらないもどかしさはありますね。意見がぶつかった時の調整の難易度は高いなと。
リモートを言い訳にしてはいけないと思ってるんですが、以前コロナ前に1ヶ月現地に滞在したことがあって。その際に、軽い感じで仕事への思いや率直な意見を聞けた経験を思い出すと、歯がゆさはありますね。今後の乗り越えるべき自分の課題だと思っています。

---フィリピンチームはどんなチーム?
一言でいうとフットワークがとても軽いです。
「Flutterは使ったことないけどチャレンジしてみたい」と手を挙げてくれたり、新しい機能作るときに、とりあえずプロトタイプをさっと作ってくれたり。リリースまで短い期間でいけるのも、彼ら・彼女らの強さがあってですね。今のハッカズークのフェーズでいくと、このフットワークの軽さはとても大切なのでいつも本当に助けられています。

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※谷口がフィリピンに滞在した際に撮影したフィリピンメンバーの様子。

---これからどんなチームを作っていきたいですか?どんなことに取り組んでいきたい?
今以上に連携強化を進め、チーム力にこだわっていきたいです。
具体的には、それぞれの強みを最大限に引き出せる、強みをお互い学び合い、結果としてチーム力をあげていくような体制です。
得意分野で尖っている人もいれば、フラットに満遍なく器用に作業を進めていけるメンバーもいる。そんな違いを尊重しながらボトムアップしていく形が理想ですね。

スキルを尖らせて誰かに依存するようなチームにはしたくないのでバランスは難しいのですが、少なくとも開発者としてのモチベーションを高くもてる環境、チームであることは意識したいと思います。
同時に、ビジネスの成長にワクワクしながら開発に取り組んでほしいとも思います。言語や距離を乗り越えていくために、伝え方、コミュニケーションは大切にしたいですね。

---どんなエンジニアに仲間になってほしい?
今後もフィリピンチームと連携しながら開発を進めていきますが、今よりプロダクトを強くするためには、日本にもエンジニアが必要と考えていています。フィリピンチームの強化という点でも技術でチームを牽引してくれるような、そういう人からの刺激を受けて、相乗効果でチームが成長できるといいなと思っています。

インフラとしてAWSを使っていて、コストやスケーラビリティなどさまざまな観点で考える必要がありますが、まだまだ整備が必要です。ログの取り方、セキュリティをより強固にする……やはり経験がないとできない部分なので、知見を持っている方の力が必要です。AWSを活用したネットワーク、サーバ、セキュリティの知見やパフォーマンスチューニングなど、性能改善の経験をお持ちの方が仲間になってくれたら心強いですね。最近はモバイルアプリ開発も進めているので、開発体制を整えながら技術リードをしてくれるような方の力も欲しいと思っています。タイプで言うと整っていないものを最適化しながら開発に貢献したい、チャレンジしたいという思いがある方はハマると思います。

あとは先ほどお話した通り、プロダクトを成長させるにはフィリピンチームとの連携強化は必須なので、お互いを尊重しながら仕事ができる、押し付けるのではなく理解し合える、そんな関係性を築ける方に来て欲しいなと思ってます。

---最後に一言!
手を動かしながらPdMの動きもしたい、技術でチームを牽引したい、開発環境を整えながら生産性をあげていきたい……など、エンジニアにはいろんな働き方のタイプがあると思います。自分はどちらかというとチームに足りない部分を埋めていく働き方が得意なので、一緒に働く方の強みを生かした体制を作れると思っています。

まだまだ発展途上のチームではありますが、エンジニアとしての経験はもちろん、開発チームを育てるという、今のフェーズならではの醍醐味もあると思っています。ぜひ、僕と一緒にチーム作りをしてくれる仲間を心からお待ちしてます!!

ハッカズークでは仲間を大募集中です!!