見出し画像

「ワンオペ育児」 読んでみて。-1

対象:プレママ、プレパパ、現在ワンオペをしているママ、ワンオペをママにしてもらってるパパ、そのほか
まとめ:育休をしていても、日中に一人で育児・家事を担当するのは結構辛い。きっと他のママみたいに仕事しながらワンオペしたらもっと辛い。そしてファクトで見ると新しい世界が見える。

先に断っておきますが、私は育休を取得しつつ、妻は仕事をしています。しかし、いわゆる「ワンオペ」とは違い、実際は主に日中のみ一人で育児・家事を実施しています。
妻が仕事を調整しお昼まで前まで一緒に育児・家事をし、また帰ってからも一緒に育児・家事をしています。
いわゆる、「ワンオペ育児」の著者、藤田先生がおっしゃっているような「パートナーがほとんど育児・家事に関わらない」という状況とは違います。

そんな恵まれた中でも、一日6時間でも一人で育児・家事をしていると、大変なことが多々あります。具体的には下記3つです。

1:意識の問題
2:時間の問題
3:体力の問題

1:意識の問題
これはむしろ「育児・家事は自分が主体」というマインドセットが引き起こすものだと思っているのですが、どうしても、自分が主だから、自分が頑張らねば。と思ってしまうのです。
妻とバランスとって、調整すればいいし、妻は仕事とはいえ、職場から極めて近い場所に居を構えたので、諸々調整してもらいやすいのですが、どうしても「自分の仕事」と自分で囲ってしまうのです。

その上で、さらに私のよくないところとして、「甘えるのが下手」「頼るのが下手」「妻に迷惑かけるなら自分がやるか」と思考してしまい、結果自分のメンタル・フィジカルを追い詰めてしまいます。

これは、もしかしたら夫婦でどちらか片方が育休を取得している場合に発生するのではないでしょうか?(あ、私だけですかね、、、)

この「自分は育休とってるから」というマインドセットはどうにかしてほぐしていかなければいけないなぁと思います。
育休はとっていても、現在5つくらいのプロジェクトに関わっており、日夜ベビーと一緒にいろんなところへ繰り出しています。

結果自分が疲れ、妻に疲れた顔を見せては、「笑顔の家庭を創る」ことに距離があいてしまうなぁと。

別の意識の話として「妻に食わせてもらってる」というネガティブな意識は、私はありません。政府決定により、2014年に育児休業給付金は67%に引き上げられ、休業開始から180日は手取り賃金の約8割が支給されます。そのため、妻と同等の収入があった私は、外で使うお金が減る分(あ、飲み会が圧倒的に減りました。てへぺろ)家計に残る可処分所得は増えたと思います。制度の勉強が漏れており、いざ人事と育休に関して議論し始めてから初めて知りました。これは嬉しい誤算でした。(お恥ずかしい)

さて、2、3はまた明日以降。

ところで、この藤田先生の「ワンオペ育児」ですが、とても面白い数字が書いてあります。

育児休業を取得した女性は「8-9割」と2010年以降高い数字を維持しています。しかし、この数字には加味しなければいけない事実がある。という指摘をしています。

2010年出生児の母親の場合に、54%の女性が出産前後に退職しているのです。つまり働く女性100人いたら、出産前後に54人が辞め、46人が産前産後休暇(出産や産褥期の休暇)を取り、46人のうち8-9割=約37人〜41人程度が育児休業をとっている。と。
ここで触れているのは、非正規雇用で働く女性など、状況や条件によって、ルールはあっても「育休取得」が難しく、やむなくキャリアを断絶し、退職をする人を含め、女性の半数以上が一度退職をしている。という現実です。

ここで過去のパラダイムの考え、または「育児を主担当としてやったことがない人」の考えは「育児・家事のために、仕事をやめるんでしょ?仕事をやめて家に入るんだから、育児・家事やって当たり前じゃん」という表現。
現に私もそういう声を聞いたことがあります。これは、男性からというより、男女共にそういった考えを聞いたことがあります。

このマインドセットが結果として「育児休業」を「育児休暇」と誤った表現をするようになるのだと思います。

私も育休を取る最終日に、先輩から「ゆっくり休んできてください」と言われました。その先輩に対するコメントはさておき、その言葉の意味は「育休それ自体」と「育児・家事」を知らない。ということです。
前提として「育児休暇」というものは法律ではありません。企業によってはそういう制度があるところもあるかもしれません。
法律の方は、1992年に制定された「育児・介護休業法」であり、つまり、業=仕事を休むのであり、「休暇」ではないのです。

そんな認識されまだまだ浸透していないので、余計に、「家に入って、ゆっくり育児・家事やってるんだから、気楽だよな」なんて気持ちが生まれるのだなぁと思います。

さて、明日は、時間と体力の問題について記載したいと思います。

いいね!(ハートマーク)やコメントを残してくださると大変嬉しいです。
またシェアも大歓迎!
プレパパ・プレママや、私の記事に記載している内容が必要そうな方がいれば是非ご紹介お願いします。
自分の実践知での学びが、少しでもプレパパやプレママ、またご夫婦のコミュニケーションをより良くすることにご支援できたなら幸甚です。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?