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ギリギリ嘘じゃない話 夢眠さんは、よく眠る。

ドリルです。


僕の高校生の時の友達 ムーミンは、よく寝ます。授業中は、ほとんど寝てました。昼休みに 起きて昼食をすませマエダくんを少しからかい また 寝ます。でも、それほど眠っていても、クラスのみんなは、納得してました。なぜかと言うと彼の実家は、布団屋だったからです。

「俺は、布団屋。布団屋やから 寝てなんぼ!」

と いう なんか、よく分からない寝言みたいなセリフを口癖のように言ってました。


そんな、眠ることに誇りすら感じさせる彼に、ほんの少し寝るつもりが まさか、あんな事になるなんて夢にも思わなかったことでしょう。


吐く息が白く かじかむ手を暖めながら いつもより少し早目に 学校の授業を終え、家に着いたムーミンが、時計を見る。

「まだ、3時か…塾まで、1時間ちょい……寝れるな。」

塾は、5時からだったのでそれまで 自分の部屋で仮眠しようとムーミンは、横になった。




…………なんだか 嫌な気分になり 目が覚めた。

頭がボーッとする。

時計を見る。

『5時15分』

「………しまった!」

外は、日が落ちて 真っ暗だ!慌てて、家を飛び出し自転車を全力で漕ぎ塾の前に止める!

塾の扉を開けようと勢いよく引いた!

『ガチャッ!、ガチャ、ガチャ!!』

開かない?

あれ?鍵がかかってる……曜日を間違えたか?

いや、5時間目 授業だったから間違いなく曜日は合っている。

休みだなんて聞いてないぞ?

そうだ!

塾の横は、塾長の家だ!

一度インターホンを鳴らして聞いてみよう


『ピンポーン。』



…でない。

夢か?

鼻毛を抜いてみる。

『ブチっ!』

めちゃくちゃ痛い。


夢で、鼻毛を抜いた事は、ないがこれだけ痛いのであれば 多分 夢じゃない。


………そういえば、塾に来るまで誰一人、人と会うどころか、すれ違ってもない。寝過ごして 慌ててたとは いえ家族すら顔を合わせていない。まるで、この世界に俺だけのような………も、もしかして パラレルワールド?並行世界?D4C?

なんだか、怖くなってきたムーミンは、必死にインターホンを連打した!

『ピンポーン、ピンポーン、ピンピンピンピンピンポーン。』

『ドンドン!ドン!!』


「塾長!!塾長ぉぉ!!」




『ガチャ』


開いた!!



中から眠たそうに塾長が 出てくる。

良かった!いつもの塾長だ!

そして、不機嫌そうに、

「なんやねん?お前、今 何時やと思ってんねん!」


その時、ムーミンは、全て覚(さと)った。


『……俺は、布団屋………。布団屋やから寝てなんぼ!!』


この話の本当度90%

布団屋さんやからってよく寝るのは 彼が勝手に言うてるだけで 多分関係無いです。


しかし、14時間は、寝過ぎ!


サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!