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人間が嫌なことを引きずる理由


ハチロウです。


「嫌なことがあると、つい引きずってしまう…」。


そう悩む人は多いですよね。

実は僕自身も、その一人です。


「いつまでも嫌な気持ちを引きずって、うまく気持ちを切り替えられない私って、ダメな人間なのかな・・・」

そう思って、落ち込んでしまうことがありますよね。


ですが、それって本当にダメなことなのでしょうか?


実は心理学の実験で、嫌悪条件付けや恐怖条件付けというのがあります。


「これを食べたら嫌な味がするぞ」とか「この音が鳴ったあとは、怖いことが起きるぞ」と、覚えさせるのです。


この実験自体は簡単で、普通の古典的条件付けの嫌なことバージョンをやるだけです。

ワトソンのアルバート坊やの実験が有名です。


ですが、僕が重要だと思うポイントは、良いことよりも嫌なことの方が、簡単に脳に学習させられるということです。


しかも、嫌悪条件付けや恐怖条件付けは、エサがもらえるなどの普通の条件付けよりも、消去するのがずっと難しかったのです。


これは、人間だろうと他の生き物だろうと、「嫌なことを一発で記憶して忘れないようすること」が、自然淘汰を生き残るためには、すごく重要だったからです。


「この実を食べたらお腹を壊す」、「この音がしたら、オオカミが近寄ってきている」。


それを一回で覚えられないと、すぐにしんじゃいます。

しかも、一度、嫌な思いをしたのにすぐ忘れるなんて、とんでもなく間抜けなやつだったのです。


そう考えると、僕たちの先祖はみんな、嫌なことばっかり気にして、しかもずっと引きずるタイプだったのです。


そして、だからこそ、生き残ることができたのです。


つまり、人間というのは、基本的に嫌なことばかりネチネチ考えて、ずーっと引きずるのがデフォなのです。


さて、そう考えると、少し違う視点が見えてきます。


「嫌なことをずっと引きずっちゃう…」

「気持ちをすぐに切り替えられない…」


僕自身も含めて、そう悩む人が多いけれども、実はそれが人間のデフォなのです。



そして、

「ぱっと気持ちを切り替えて、嫌なことなんて忘れちゃえばいいのよ!!!」


なんて軽々しくいってる人は、原始時代だとすぐに死んでいたタイプの人なのです。


そう考えると、今日一日くらいは、自分を責めずに過ごせそうです。


この話の本当度。90%。

心理学的には基本的に正しい。

でも、嫌なことをすぐ忘れられる人が、すぐに死ぬタイプの人というのは、あくまで僕の想像です。

サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!