【小説】僕が切り抜いたぼくと、ぼくを切り抜いた僕。
僕が切り抜いたぼくと、ぼくを切り抜いた僕。
八田員成
あらすじ主人公・七瀬員也は、子供の頃から憧れていた大物漫才師が司会するテレビ番組にスタジオ出演を果たす。
切り絵アーティストとして。
華やかな舞台に立つことができた七瀬だったが、それは自分自身の努力ではなく「アートという、自分の愛するものが連れてきてくれた場所」だと知る。
そんな七瀬がこの日を迎えるまでには過酷な日々を潜り抜ける以外に道はなかった。
パワハラ、それによる性的機能の停止、見失った自分との再会、創作への情熱、恋