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やらなければ気づかなかったこと 簡易トイレ感想 防災対策おすすめ書籍/ 家庭内防災訓練をやってみた③【反省編】

こんにちは、ハチノです。

2回に渡ってゴールデンウィーク中に自宅で行った防災訓練とその準備について投稿しました。

今回は家庭内防災訓練を終えてみて、「これはイメージできていなかった」と気づいたこと、買い足したもの、参考にした本を紹介したいと思います。


実際にやってみなければ気づかなかったこと

・すぐ手が汚れる

料理中ちょこちょこと手を洗っていたこと。
これはやってみなければ気づかなかったこと1位です。
私だけでしょうか、

「野菜を切って、野菜くずがついたら洗う」
「調味料の蓋をあけて、その調味料が手についたら洗う」
「盛り付けでちょっと手についてしまって、洗う」
「食事の片付けの時に手がちょっと汚れて、洗う」

こんな感じで日常生活では本当にちょっとしたことで水を使っていたんだなと、反省までしています。
もっと布巾用意するとか、工夫の仕方がある気がする。
結局この時はビニール手袋を使いました。

・野菜不足

たった1日なのにいつもより野菜が足りない感じがしました。
「調理が大変だからとりあえず食べられるものを食べよう」という気持ちになるので、新たに野菜を切ったりすることを避けたからかもしれません。
避難生活が長引けば栄養に偏りが出やすいということも頭では分かっていますが、これも体で体感できてよかったと思いました。
生でも食べられる野菜や果物のストックがたまたま冷蔵庫にあればいいですが、冷蔵庫が空に近いというタイミングもありますよね。

ちなみに一応野菜不足を想定して防災用の野菜ジュースをストックしてありましたが、今回のチェックで賞味期限が切れていたことがわかったので新たに対策を考えようと思います。

これを機に飲んでみましたが、私は好きな味でした。
にんじん強め、ちょっとトマトも感じる濃い野菜ジュースです。
これでビタミン不足を補えるのはいいですよね。
まだ期限切れたジュースがたくさんあるので少しずつ飲みます。

ストックしているとどうしても嵩張るので、ジュースもいいけど味が大丈夫なら青汁的なものもあるといいのではと思いました。

・汁物が欲しい

ああ汁物が欲しい。
普段の食事は「今日は夕飯作るの面倒くさいから汁物はパスだな…」となることがあるのですが、汁物は口当たりもいいし食べやすくて良い。
作れるけど作らないのと、作れなくて食べられないのは違う。
これも身をもって知ることができてよかったです。

・湯煎しか勝たん

食事を温める方法が主に湯煎になる。
これもやってみなければ分からなかった。
焼くとか煮るとか以前の温めは湯煎。
キャンパーさんなんかにとってはもしかして常識なんでしょうか。
ジップロックみたいな耐熱性のある保存袋をどんどん使っていく。
なんならそこから直接食べる、みたいなこともあるかもしれないと思いました。

・手回しラジオの充電機能が使えなかった

娘が日中iPadでYouTubeを見ていて、ついに充電が切れたという時に手回しラジオの充電機能が使えなかったことでかなり焦りました。
娘にもなんか色々言われた気がする。

しかしなんと翌朝の片付け時にラジオモードと充電モードのスイッチを切り替えなければ充電できないことにようやく気がついたのです。
ちゃんとiPadの充電もできました。
もちろん娘にもなんか色々怒られました。
容赦ないよ小二女子…

実際はWi-Fiがダメになると思うので被災時にYouTubeは見られないだろうという問題はあるにしても、充電が手回しでできるかどうかは気持ちの持ちようがかなり違います。

あともしもYouTubeが見られるなら、子どもにとっては災害の怖さから気を紛らわせられるので、それはけっこうありがたいのではとも思っています。

こうして訓練でちょっと痛い思いをしたからこそ、使い方を確認することができたのでよかったです。

後日談:簡易トイレを使ってみた

今回は防災訓練の難易度を下げるために水の使用はOKとしていました。

でも上下水が使えなかった時のトイレ問題については心配だったので、一度試してみようということで、保管していた簡易トイレを使ってみることにしました。

これはどうやって使うのかというと、

1.トイレの便座をあげ、大きめのゴミ袋を便器にかける。
2.便座を下げ、腰掛ける
3.用をたす
4.凝固剤(粉薬のような感じの高吸収ポリマー)を上からかける
5.袋を外し、口を閉じ、ゴミとして捨てる

なんとなく長期間自分の排泄物を数日管理するのは気が引けるので、可燃ゴミの日の前日の夜に試します。

使用感

問題なく使うことができました。
短期間ではありましたが、匂いもそう気になることもありません。

ただトイレの便器にかけて使うことによって、どうしても袋の外側が便器内に触れるため、袋を縛る時に触りたくない感じがすることがちょっと気になりました。

実際被災した時は袋をもう一枚下に敷いて、その上から使うときに都度袋をかけるようにするんだろうな、と思いました。

こういうのも一つ一つやってみて気がつくことです。

買い足したもの/これから買い足すもの

長期保存用 野菜スープ

これで汁物への気持ちと野菜不足を補います。

アイラップ

ジップロックよりも薄手である程度枚数があっても嵩張りませんが、耐熱性があるので湯煎に耐えられます。
冷凍もいける。
すごい。

歯磨きシート

水が使えない時の歯磨きに用意しておこうと思いました。
娘が赤ちゃんの時にこういう口腔ケアシートがあるということ知りましたが、介護用に大人向けのものもあるんですね。
知らないことばかり…

夏の暑さ対策

私の住んでいる地域は夏の暑さが本当に耐えられないと思う。
気休めかもしれませんが、電源がなくても動くファンを家族分用意します。
冬はカイロとダウンがあればなんとかなるけど、本当に夏は多分耐えられない。
でもきっとないよりはマシ。

参考にした本

被災ママ812人が作った子連れ防災手帖

東日本大震災で被災した方々の体験談がメインの本です。

防災の方法を指南してくれる本は当時も色々出ていましたが、体験談にフォーカスしてくれている本はあまり見かけなかったので「その時」「その直後」「その後中長期スパンで」困ったことが具体的にわかってとてもよかったです。

娘が生まれてすぐの頃にこの本を読み、自分がいかに災害時のイメージができていないかがわかりました。

まずはこれを読んだ上で、出てきた心配を一つ一つ潰していくように防災対策をするのがいいなと思いました。

おしゃれ防災アイデア帖

防災対策グッズを買おうとした時に何を買えばいいか、どこのメーカーのものを買えばいいか、そんな疑問に答えてくれる本です。

この本に載せられたグッズが全員の最適解ではないと思いますが、少なくともどういうワードで検索をすればどういうグッズがヒットするかという指南にもなるので、この本をヒントにそれぞれのご家庭がいいと思えるグッズを揃えられるのがいいと思います。

おうち避難のためのマンガ防災図鑑

色々な場面での対策が細かく書かれています。
イラストが豊富で読みやすいです。

なにしろ家族で挑戦できてよかった

今回家族で防災訓練をやってみて、防災対策は想像力を働かせることが必須だけど、その想像力は体を使うことで養われると感じました。

なかなか気力のいることなので気軽にまたやろうはならないと思いますが、数年に一度家族の成長に沿ってやってみるのはいいかもしれません。

防災訓練に向けての準備で家族でのコミュニケーションもいつもより増えたこともとってもよかったです。

地域の防災センターで震度7の体験ができる場所もありますよね。
行ってみたいと思いつつ、娘が怖がっててくれないのが悩みどころ。

最後までお読みくださりありがとうございます。
どなたかの参考になればうれしいです。



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