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#会社員でよかったこと 人数は間違いなく力なんだよね

こんにちは、ハチノです。
今週はnoteのお題企画に乗って書いていこうと思います。


私の働き方

まず私の働き方について簡単に。
私は長らく大手企業で住宅に関わる仕事をしています。
職種は個人営業になるのですが、具体的にはインテリアコーディネーターとして主に新築やリフォームを考えているお施主様と関わっています。
産育休を経て、今は時短勤務をしています。


自分の仕事のその先は

これから家を持つ人だけでなく、すでに持っている人にも、家を持ち続けている限り必要なことがあります。
それがメンテナンスです。

家作りは基本的に「今より自分の暮らしが良くなること」を期待して行動するものなのですが、良くなった状態を手に入れた後は経年による変化や劣化を、手とお金をかけて見守る必要があります。

ここが個人ではどうしても「ある程度の品質とスピードを保ちながらの数」をこなしきれないと考えているのです。

私の力では「誰かの今より良くなった暮らしを目指すお手伝い」はできますが、その後のことは知識を提供することはできても実質の修理には手を貸せないのです。
家に関わる知識と技術は幅広すぎて、1人では全てはカバーできません。

ご紹介によって手にされたものにたいして10年後の責任が持てない。

でも、自分の所属している集団の中で、私とは違う目線や知識や技術をもったメンテナンスの部署の人たちに繋ぐことができる。
自分の会社と繋がりのある技術者や工務店の紹介ができる。
自分の力だけでは到底できないケアができると思っています。

自分の家のある設備や部位が急に壊れたときに、修理や交換1ヶ月待ち!とか、技術の足りない工事をされた!とか、そんなスピード感・クオリティでは困りますよね。
そのスピードとクオリティは、集団のパワーからくるものが大きいです。

インテリアコーディネーターはフリーランスで活動されている方も多い仕事です。
私のような会社員では制約もあり、できないことや不自由なことももちろんたくさんありますが、会社という大きな組織だからこそ提供できるサービスが、確かにあるのです。

仮に私がフリーランスで仕事をしたとしても、その先にはどこかで必ず大きな力を持った会社組織の力に頼ってお施主様のサポートをしてもらうことになります。

人が多く集まっているからこそ、
「たくさんの人に」
「スピードと質を担保して」
サービス提供できる状態を動かせる

ということが、会社員としてその一端を担う良さだと今の私は思っています。

働けないときの穴を埋め合える

また、産育休を経て時短勤務で仕事を続けられている立場から考えると、それも集団でいられたからこそだということをありがたく実感しています。

家づくりは年齢やライフステージの変化が肥やしになっていく仕事なので、長く続けられることは強みです。

フットワークを軽くしたくて別の働き方を検討したこともありますが、もし私がフリーランスの立場で顧客と自分が満足するような働き方をしていたら、
家族に対して避ける時間の総量はもっと少なかったのでは?
子どもの求めに対して犠牲がもっと大きくなっていたのでは?
家族のピンチには逆に動きにくかったのでは?

もしもの話にはなりますが、今のように気持ちが安定した状態ではお施主様に向き合えなかったと思います。
自分の家族を犠牲にしていると感じている状態で、初めて会うお施主様の幸せな未来を叶えようと純粋に頑張れるほど私はできた人間ではないのです。

フルタイムのメンバーも自身の病欠や家族のピンチ、プライベートで仕事に穴を空けることはあります。
そういうときは力になれる。
こんなふうにやっていけることで、時期によって細くなったり太くなったりしながら大きな目で見て安定して社会の役に立っていられるのだと思っています。
それができるのは集団だからこそ、だと思います。

知識と経験の穴を埋め合える

その上で知識の穴埋めもできることもメリットだと思っています。

私の部署は私よりも長く働いているメンバーも若いメンバーも混ざっていますが、若いメンバーは当然ベテラン勢に比べて暮らしのイメージが湧きにくいこともありますし、現場で起こりそうなトラブル回避が甘かったりすることもあります。
しかし長く働いているからと言って出会えないケースもあります。
世帯の数だけ家があるので、一人の経験だけでは出会えないケースが必ず出てきます。
そういった様々なケースを共有し合えることで質を確保しながら働くことができると感じています。

会社員でも、そうでなくても、自立していたい

個人の力や会社に頼らない働き方を良しとされることもありますし、実際個人の力を強めていった方が選択肢は広がると思います。

だけど私はこれまで集団の中で力を補い合いながら価値提供をしてこれたし、幸い自己啓発をする場も与えられてきたと思っています。
今のところ私は今の会社や仕事が好きだと思えていてこれからも続けていきたいと思っています。

働けないときの穴を埋めあえるおかげで、長く好きな場所で働くことができています。
そうすると仕事の経験だけでなく家庭を含めて人生経験も重なってきます。
自分でもなんだか価値観が仕上がってきたなと感じることがありますが、これが会社員だからなのか、それとも集団の中にいることで多少頭を柔らかくしていられているのか、どっちなんでしょう。
どっちにしても会社の内外両方に目を向けて、なるべく柔軟にいきたいものです。

いろいろなことが重なって同じ仕事を続けることが難しくなることもあるかもしれません。
どういう立場でも自立できる人間を目指して、今日も自分と向き合います。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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