【読書記録番外】 宗教を知ろうと思ったのは、子どもが伝記を読むようになったから
こんにちは、ハチノです。
久しぶりに読書記録を書きます。
娘は昨年後半からまんがの伝記にハマっており、図書館や図書室で次から次へ借りてくるようになりました。
ちょっと前は動物本ブームでしたがここ半年ぐらいは伝記ブームが来ています。
私も興味があるものを色々読ませてもらっていてふと思い出しました。
「そういえば小学生の時キリストの伝記読んだわ」
子どもの頃イエスキリストについてざっくり知っておいて良かった
小学生だった私は、たまたま学校の図書室に置いてあった集英社学習漫画一式を端から読んでいる流れでイエス・キリストの伝記を手に取ることになったのです。
なんだか本当にいた人の本当にあった話なのか、初めて読んだ時はそんなぼんやりした印象を持ったと記憶しています。
ただこれを読んでおいたから、なんとなーく宗教というものがあるということが自分の中に仕上がり、その後他の歴史に触れたときに辻褄が合うというか、「なぜこの国とこの国は戦っているのか」とか「なぜこの人はこう考えたのか」「この人の言っている話はキリスト教のアレか」とか、感覚的に理解することができたのだと思います。
伝記まんがをざーっと読んでいると時々「家族で毎週教会に行っていた」とか「神からの声を聞いた」とか「神の教えに背いた」「いつも十字架を持っている」などなど、日本で生活しているとあまり馴染みのないエピソードが出てくるので、早めにうっすらでも娘の印象に残ってくれたらいいかな〜ぐらいの気持ちでまたこちらの本を図書館で借りました。
まんがの伝記は各出版社からたくさん出されていますが、キリストの伝記の学習漫画は今のところこれしか見つけられていません。
まさか自分が小学校の時に読んでいた本といまさら再会できるとは思っていませんでした…
でもやっぱり知識は足りないので
ぼんやりしたイエスキリストの知識を補填しようと最近読んだ本がこちら
お恥ずかしながら神=イエスではないということもぼんやりしていました。
学習漫画のキリストとこの本を行ったり来たりしながら、漫画で表現されたシーンの意味をおさらいできたりしてとても良かったです。
冒頭に聖書の人物系譜と聖書年表がゆるーく解説されていて、ざーっと流れを知ることができました。ざーっと。
そういえばむかーし、教育テレビ(今のEテレ)でノアの方舟のアニメが放映されたことがあって、それを見たなということことも思い出しました。
あと、この本の中に「名画に描かれた聖書」というパートがあり、ここがまたおもしろかった。
ちょうど娘がレオナルドダヴィンチの本を借りてきていたので、ダヴィンチの伝記とこの本、さらに夫の読んでいた別の本を三角読みできました。
子どもの頃は宗教画ってみんな顔が険しく見えるし、なんか怖いと思っていました。
でも聖書の二次創作なのか…と思うと、昔の西洋の人たちにとってどれだけ聖書が大切だったのかちょっとわかる気がして親しみが持てるようになりました。
最近娘と読んだキリスト教に関わりがある伝記漫画
「神の声を聞いた」ことによってその後自分のやるべきことを見出し意思を貫いた女性たち。
ただ自分の娘がもしも15やそこらで「神様の声を聞いたから〜する」とか言い出したらどうしようと思う。
なんて声かけていいかわからん。
「そうかそうか〜(汗)うん、ちょっと落ち着こうか」とか言ってしまいそう。
産まれた家がクリスチャンだったこともあり、小さい頃から神の教えが身近だったアグネスでしたが、それでも「修道女になる」と彼女から言われた母親の反応はそうだよね…そりゃ素直に喜べないよね…となります。
それでも最後は応援するというところが、やはり信仰が深い人たちのすごいところ。
信仰によって自分の正しい行動が何か考えて、感情に負けないようにする癖づけができているのでしょうか。
科学の発展や発見を「聖書の教えに反する」ということで抑え込まれるところは宗教の恐ろしさも感じられます。
人のポジティブな行動を促すこともあれば、時には戦争の一因にもなってしまう宗教。
私自身はお葬式以外特に関わることもありませんでしたが、大人になってようやく文化と歴史に深く深く絡み合っているものだということが実感できてきたので、他の宗教もゆっくり学んでいこうと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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