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LED照明 ランプ交換型と内蔵型どっちを選ぶ?

こんにちは、ハチノです。

今日も照明器具の話をしようと思います。

まずは器具選びの最初にぶつかる問題、
「ランプ交換型と内蔵型どっちを選べばいいの?というお話です。
世界のどこかで悩んでいる人のお役に立てれば幸いです。

LEDが変えたもの 電球はストックしなくていい

今家作りをしたりリフォームを考えている世代の方は
小さい頃のお家の照明器具は白熱灯や蛍光灯の器具を使われていて、
交換用の電球がストックされていたりしたのではないかと思います。

しかし、今から照明器具を導入するのであれば
ランプ寿命が長いLEDの器具がほとんどになっているため
自宅に交換用の電球をストックするということは
やらなくてよくなるはずです。

最初のLEDの住宅用照明が発売された時期が
2000年代の終わり頃だったのですが、
そのころの一般の住宅設備としては
白熱灯や蛍光灯の器具に比べるとまだまだ値段が高い!ということで
実際に採用に至るにはハードルがあったように思います。

しかし今や一番ベーシックなダウンライトの購入可能価格は
1灯あたり2000円弱ぐらいからになっています。
(Amazon調べ)

器具の値段の面でも、LEDの寿命の考え方の面でも
お客さまからは
「自分が知っている照明器具とは全然違うんだね」と
驚かれることの多いお話です。

ランプが交換できるのか、ランプがくっついているのか どっちがいいの?

LEDの照明器具はランプ交換型とランプが器具にくっついている内蔵型の
2タイプがあります。

「ランプが切れたら自分で交換できるのでランプ交換型の方が
いいですよね?」とよく質問されるのですが、
ランプが切れて急に困ることはほぼないと考えて大丈夫です。

白熱灯や蛍光灯とちがって
LEDのランプは消耗していくとと普段の生活に気づかない程度に
少しずつ少しずつ暗くなっていく切れ方をするので
急に照明が全く光らなくて困るという可能性は低いです。
(急に光らなくなった場合は原因がランプのせいではない場合もあると思います)

「ランプ交換型だったらランプを交換すれば半永久的に
ダウンライトが使える」と思われている方も多いのですが、
ランプ交換型でも大元の器具はいつか劣化してしまうので
どこかのタイミングでは電気工事屋さんに来てもらって
交換してもらう必要が出てくる可能性はあります。

イメージでいうと、
ランプ交換型は電池を入れて動くおもちゃ
ランプ内蔵型はバッテリーが内蔵されたスマートフォンのような感じです。

おもちゃは電池を入れ替えて使いますが、
おもちゃそのものが壊れてしまえば使えなくなってしまいます。

スマートフォンは自分でバッテリー交換はなかなかできません。
消耗するといきなり電源が入らなくなるのではなく、
ちょっとずつ起動時間が短くなっていく。

こんな感じで想像すると分かりやすいのではないでしょうか。

一般的にはランプ内蔵型の方が安いのですが、
最近は器具代の差があまり大きくなくなってきたので
どちらを使うか悩むところです。

初期コストを抑えたい方には内蔵型がお勧めですが、
点灯時間が長い器具の方が消耗が早くなるので
LDKはランプ交換型、廊下やトイレなど滞在時間が短い箇所は
内蔵型にするなど、組み合わせて使っても良いと思います。

ランプ交換型のメリットは?

ランプ交換型にするメリットは
「長年使っている間にランプのパワーや光の色を変えたくなったとき
工事なしで対応できる」
ということだと思っています。

例えば若いご夫婦がお家を建てるときに
電球色(オレンジ色の光)で落ち着いた雰囲気にコーディネートしたとします。
その後子どもが生まれて本を読んであげたり
遊んだりするときにもう少し白っぽい光の方が使いやすいと感じたら、
そのとき自分でランプを用意すれば簡単に
雰囲気や使い勝手を変えられるのです。

また、アラフィフの先輩の経験談に
「20代の頃は電球色が好きだったけど、最近はもう無理。
 文字が見えにくい」
というものがあります。

その方はすごく健康的で憧れのお姉さんだったので
やっぱり誰でも目の衰えはやってくるんだなあと
急に自分ごとになったことを覚えています。

そんなわけで、一度住んだら長く利用する住宅設備です。
住む家族の年代や、使うシーンの変化に対応できるような計画が
できると生活の小さなストレスが減らせるいいお家になると思います。

照明は本当に奥が深いので、またお話ししていくつもりです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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