一旦、感じた通りにやってみた
小学校高学年の頃、プロフ帳が流行っていた。少し厚手の紙に自分の自己紹介を書いて互いに交換するやつだ。そのなかには必ずと言っていいほど「得意なこと」を記入する欄があったのだが、わたしはそこにいつも「ディベート」と書いていた。多分きっかけは、五年生の頃の授業だと思う。
ディベートは確か道徳か国語の授業の一環としてなされていた。三人ひと組のチームを二つ作って、賛成派と反対派に分かれて「給食のあとにお昼寝タイムがあった方がいいか」とか「小学校と中学校は一緒になった方がいいか」みたい