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#8 漫画「キングダム」について語りたい

私が一番好きな漫画は「キングダム」だ。
昨日は第4作目の映画公開にあわせて金曜ロードショーで3作目が放送されていたのだが、それを見ていて何だか語りたくなった。

私がキングダムを知ったのは金曜ロードショーで第1話の放送がされた時だった。学生時代、世界史なんて興味なかったし古代中国の話なんて何を習ったかすら覚えていない。
「始皇帝・・・習ったかもしれないな、そんな人。」レベルである。
そんな私が何故キングダムに興味を持ったのかと言うと、出演していた俳優陣が実に豪華だからである。

主役の信に山崎賢人さん、秦国王の政役に吉沢亮さん、河了貂役に橋本環奈さんなど他にも豪華な俳優陣がズラズラと出演している。
「こんな豪華な映画、さぞかし面白いのだろう。どうせ無料だし見てみようかな。」くらいの軽い気持ちだった。

見終わった後、とんでもなくハマってしまった。
その先の展開を知りたくて、漫画を全巻買い揃え読みふけった。
内容は全てが実話ではないけれど、基本的に史実に基づいて作られている。
史実に描かれていない事は作者の原先生の手によって、こちらの想像を遥かに超えた面白い展開が描かれている。

キングダムの面白いところは、戦国時代に生き抜いた人々の生き様やあらゆる側面から描かれる正義についてだと私は思う。

人には信念がある。自分はこうありたいとか世の中をこんな風に変えたいとか、その人なりの正義がある。
それがどんなに自分と相反する考えであったとしても、そこにはその人なりの信念・正義感がある。

例えば作中に桓騎という将軍がでてくるのだが、拷問や大量虐殺を平気で行うヤベー奴がいる。
最初はとんでもない奴だと思ったが読み進めていくと、桓騎は桓騎なりの正義を持っていることがわかる。それが虐殺につながるのは決して肯定出来ないが、虐げられてきた者への思い、弱者に対する世の中への怒り、実は仲間の事を家族と思っている人間らしさなど、魅力あふれた人物へと見方が変わっていく。

弱者のために世の中を変えようとする者、
500年の乱世を終わらせるため武力によって中華統一を目指す者、
自国を奪われまいと命を懸けて守りぬく者・・・

それぞれが自分の信念・正義のために戦うが、そこには見かけだけの善・悪は存在しない。
正義は100人いれば100通りあるという言葉の通り、それぞれの立場によって何が正義で悪なのかは見方が変わる。そのために戦い死んでいき、次の世代へどんどん思いは繋がれていく。

キングダムには人の思いが情熱的に描かれており、考えさせられたり涙するシーンもたくさんある。
今の自分が春秋戦国時代で生きていたら?
何を信念とし、どう生き抜いていくだろう?

今後のキングダムの展開も目が離せない!!!

まだ語りきれていないので、次回以降にキングダムの好きなシーンや将軍について語っていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)/




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