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行政書士・保険代理業を振り出しに、メーカーや金融機関で法務、コンプライアンス、内部監査…

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行政書士・保険代理業を振り出しに、メーカーや金融機関で法務、コンプライアンス、内部監査に従事。現在は、セカンド(?)キャリアに備えて法科大学院でビジネスと人権を学び直し中。長年の誤解への気づきや新たな発見の多い日々です。

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#1 愛すべきマヌルネコ

マヌルネコは、約600万年を生き延びる最古のヤマネコ。「マヌル」はモンゴル語で「小さい野生ネコ」という意味。ユーラシア大陸の高地など病原菌の少ない地域に生息するためか感染症に弱く、飼育下での繁殖は難しい。日本では東山動植物園、那須どうぶつ王国と上野動物園での繁殖例があるのみ。 目の位置が高く、左右に離れた耳が特徴とされるが、どのマヌルにも鼻と口のまわりにカワウソ(!)がいる。 4月23日は国際マヌルネコの日。これを記念し那須どうぶつ王国が2年前に作った「マヌルネコのうた!

    • #4 中勘助の「ふり売り」 多田武彦のソロは歌えるか?

      帰宅してからNHKの連ドラ「らんまん」の録画を見るのが最近の楽しみだ。 「あさりー、しじみー」 9月8日放送の冒頭では、朝の渋谷を観察する寿恵子の脇をふり売りが通り過ぎる。すかさず寿恵子は手製の帳面に鉛筆で「道玄坂、棒手振アリ」と書きつける。その場面が、私を数十年前の学生時代に引き戻した。 「ふり売り」に旋律はあるか多田武彦の「男声合唱組曲集」に収録された組曲「中勘助の詩から」に「ふり売り」という曲がある。「ふり売り」にはソロがある。 「さばーよしかねー、かんたいやす

      • #3 ムジナモは「光合成」をしていたか?

        帰宅してからNHKの連ドラ「らんまん」の録画を見るのが最近の楽しみだ。主人公やそれを取り巻く人々の生きる姿が “Where there's a will, there's a way(意思あるところ道あり)” を体現しているようで励まされる。 さて、第17週に、牧野富太郎博士がモデルの主人公・槇野万太郎が、日本での自生を発見したムジナモに話しかけていた。明治23年の設定である。 「おまんは根がないのう。光合成だけで大きゅうなっちゅうがか」 さて、ムジナモは「光合成」をし

        • #2 「お隣と住所が同じ」問題を考える

          Uber Eatsが届かない実家に帰ると、1人暮らしの母の希望でUberの宅配ピザを注文することにした。初めてのUber Eats体験である。 ところがUberアプリが示す配達予定時刻を10分過ぎても届かない。アプリは「完了」の表示になっている。アプリは「完了」になると配達員や店舗への連絡手段が消えてしまう。電話番号の表示もないので、別途調べて店舗に連絡し、「再配達」してもらえることになった。 同じ住所のお隣に届いていたピザを再配達してくれた配達員によると、最初は同じ「住

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