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周りの人に愛されていると思えば思うほど、どうしてこんなにも消えたくなるんだろう


これまで、ずっと自分のことを

愛されるべき存在ではない

と思っていた。

だけど、この考え方が最近
少しずつ変化してきている。

恋人もいて、友達もいて、
会社の人にも恵まれて。


それでも不幸の道を選びたくなる自分がいるのはなんでなんだろう。



この2日間で、大好きな親友が住んでいる街へ遊びに行った。

正直、遊びに行く前は
メンタルがだいぶ落ちていた。


1ヶ月半の休職期間を終えて、復帰までの日々も終わりが近づいてきたある日。

11月に復職できる可能性が高いことを総務に報告したら、復帰後は元の部から異動になるかもしれないと伝えられた。

てっきり、元の部署に戻れると思っていた私。

だいぶショックが大きかった。

まるでそれは、プロ野球選手が戦力外通告を出されたような感覚で。

会社のことを考えれば、その流れになることは自然だろう。

それは分かっているのに、心は急に黒いもので覆われた。


そんな気持ちを抱えたまま、
親友に会いに行った。

それまであった仕事での辛かったこと、
そして今後起きうるであろう不安なこと、
休職に至るまでのできごと。

2日という短い期間で、それまで会えてなかった期間を埋めるようにいろんなことを話した。

親友は私の考えによく耳を傾けてくれた上で、
優しく、押し付けず、意見をくれた。

そんな親友と話しているうちに、

自分がついついやってしまう思考のクセ


「周りの人はみんな敵だ。私なんていらない存在なんだ。」

という思考に今回もまんまと陥っていることに気づけた。

周りの人が差し伸べてくれた手を、
また自分から振り払っていたのかもしれない。


そんな大切なことに
いつも気づかせてくれる親友がいてくれる。

それだけで私は幸せ者だ。

会えて本当によかった。

親友にはいつも感謝しかない。


そして、帰りの電車の中で、
私はなぜか消えたい衝動に襲われている。

もちろん、前向きな気持ちは
愛に行く前よりずいぶん強くなったし、
今後の道筋も見えてきた。

なのに、どうして?


もしかしたら、それは

愛されている自分に気づいてしまうと、

まわりの人に対する申し訳なさ、

そして、それを受け取れていない自分に対する苛立ち、嫌悪感が強くなってしまうという

なんともめんどくさい感情が火山のようにジワジワと迫ってくるからなのかもしれない。


楽しい時間や落ち着く時間を過ごすと、
その後の生活のギャップに辛くなったり、

今ある幸せを受け取れない自分
不幸な道を選び続けてしまう自分

に絶望感を感じる。


幸せなら幸せのままで、
落ち着くなら落ち着いたままで、

それがずっと続けばいいのに。

そう思っている自分がいる。



でも、これで正常なのかもしれない。

自分のことや、自分の人生、

100%の理想像を

ずっと手放すことができない。

それが苦しみを生んでいることに
今では薄々気づいている。


だから、今日だけでも、

こんな自分で正常だ

そんな言葉を自分にかけたい。







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