【短編小説】ビターチョコレート
⚠男性が読む場合はホワイトデーとしたり口調や一人称を男性に変えてOKです
もちろん女性として、そのまま読んで下さって構いません
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バレンタインデー当日
ワタシは、めっちゃドキドキしていた
だって、すご〜く久しぶりにアナタに会えるからっ♪
だってだって久しぶりにアナタの顔見れるしアナタの声が聞けるから♪
でもねイチバン楽しみにしてるのは…
…アナタを殺せるからっ!!
ずっとね、どうやって殺そうか考えてたの
アナタが悪いんだよ…
アナタが、あんな奴に『ちょっかい出す』から…
アナタから声をかけたんだってね
アイツから聞いたぁ
アイツはね
もうアナタに会わないって
泣きながら血を流して
誓ってくれたよ
チョコだけじゃなくてプレゼントもあるの
コレを突きつけたら、どんな顔するかなぁ 楽しみだな♪
いっぱいいっぱい考えて…
いっぱいいっぱい悩んで…
いっぱいいっぱい泣いたの…
気持ちを込めて
思いを込めて
手作りしたよ
ちょっとだけ苦い?
だいぶ苦いかもw
ビターチョコレートを召し上がれ
死んじゃうぐらいに美味しい
ビターチョコレート♪
アイツの人差し指を添えて♪
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アナタがこちらに駆け寄る
「久しぶりだねぇ
ワタシが手作りしたんだよ
さあ、召し上がれっ!」
ワタシも一緒に食べるから…
…安心して…
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