発注Σが2021年聴いた曲をまとめてみた。

はじめまして!グループVtuber・きまよりに所属する発注Σと申します。
V活動する傍ら、hacchusigmaとしてDTMでクラブミュージック系ボカロ曲ををたまーーーーーーーーに作っている私ですが、とても音楽が好きで年間1000〜2000曲程度チェックした中から気に入った曲を聴いております(DJをやられている方からすればその程度で威張るなと言われるかもしれませんが)。

今年は動画編集などのスキルアップに優先的に時間を使ったのもあり、リスニングに使える時間が少なくなってしまった年でしたが、それでもたくさんの最高の音楽に出会ったので、振り返っていこうというのがこの記事になります。クラブミュージックに興味がない人も、ほ〜んって思いながら読んでいただければ幸いです。

音楽を聴く上で例年と大きく変わったこと

なんといってもコロナ禍。海外を中心に少しずつ開催が増えてきてはいるものの、ライブやフェスを気兼ねなく盛大に行うことはいまだ難しい状況です。
クラブミュージック、というかEDMには「アンセム」というものがあります。Jpopでいうところのうっせぇわとか夜に駆けるみたいに、みんなが知ってるし巷でよく聴く曲のことです。
クラブミュージックシーンにおいてはUMFやEDC等のビッグフェスのメインステージでトップDJにこぞって使われた曲や、クラブでよく流れた曲がその年を象徴するアンセムとしてみんなの記憶に残るわけです。
しかし、2020年あたりから通常のクラブにすら行けなくなってシーンが膠着してしまいました。新しい音楽に出会う場であったクラブやフェスがなくなったせいで、アンセムとして印象的な曲が記憶に残らない年だったように感じます。もしかしたらフェスも開催されてた海外ではこの曲がバンバン流れたよねーみたいなのはあったのかもしれません。
ACRAZEのDo It To ItなんかはZeddがイカゲームのあのBGMと組み合わせたEditをリリースしたのもあって、アンセム的な印象があったように思います。
あ、ちなみにイカゲームはジヨンとセビョクが好きです。

これもアンセムだったよ〜っていうのがあれば是非教えてください。
ていうか書きながら気付いたんですが、今だとTikTokで流行った曲がアンセムとして認識されてそうですよね。あまりにもTikTokに疎いおじさんなので僕に訊くよりそこらへんのJKに訊いた方がよっぽど詳しいかもしれません。そこらへんのJKに訊ければの話ですが。

電音部編

さて、やっとこさ本題に入っていきます。
本題にして核心なのですが、今年はとにかく電音部というプロジェクトの楽曲をたっくさん聴きました。このプロジェクトは2020年から開始したもので、開始当初からゾッコン(古)で追っかけています。
語弊を承知ですごくざっくり説明すると、クラブミュージック版ヒプノシスマイクです。まじでざっくりなのでファンの皆さん怒らないでください!!!僕だってこんな雑な言い方したくないんです!!!

とはいいつつも細かい背景を語り出すと長いので、詳しくは僕が喋ってるラジオでの解説を聴いてください。
第383回-A 電音部を語り尽くしていきましょう

こちらの記事も魅力の芯を伝えていてわかりやすいので詳しく知りたい方はどうぞ。
「電音部」ここまでの感想とこれからへの期待
電音部シブヤエリア ~渋谷クラブ文化×VTuber音楽の1つの”解答”~

最強日本産クラブミュージック作曲家陣が、アイドル声優や有名Vtuberが演じるキャラの曲を作ってお祭り騒ぎという感じで最高なんです(雑)
ボカロや東方が好きな人なら、kzやGigaやIOSYSが参加していると言えば興味が出てくるんじゃないでしょうか。

JUNGLE WAHHOI (Prod. YUC'e)

にじさんじ所属のVtuber星川サラさん演じる大賀ルキア歌唱、YUC'e(ゆーしえ)さんプロデュースの楽曲。
みなさんご存知の通り僕はJungleTerror(ジャングルテラー)というジャンルが一番好きなのですが(え、知らない?)、マイナージャンルであるためなかなかJpopと融合することが無かったんですよね。
それが電音部というプロジェクト、そしてYUC'eと大賀ルキアという最強タッグによってこの度成し遂げられました。めでたい!!!!
他にもJungleTerrorをJpopに昇華した曲はあったのかもしれませんが、僕が知り得る限り一番親しみやすい形の曲になっているのではないかと思います。
何よりYUC'eさんの作るジャンテラが聴けて感無量でした…。電音部に感謝。

Eat Sleep Dance (feat. Moe Shop)

安心と信頼の犬吠埼紫杏 x Moe Shopのタッグ。
もう一生聴いてられますよね。Moe Shopはフランス出身ですが、エレクトロハウスをここまで日本のKawaii文化と相性のいい仕上がりにできるのは唯一無二です。Moeからしか摂取できない栄養があります。
Moe Shopは男性だと思ってたんですが、女性として紹介する記事があったのでどっちかわからんくなりました。知ってる人教えてください()

Let Me Know (feat. Masayoshi Iimori)

いつかは参戦するだろうと思っていたMasayoshiが、シブヤエリア曲という最高の形でリリースしてくれました。リリックはなかむらみなみも噛んでるということで最the高です。
本人がTwitterで言及してましたが、まさに色々詰め込まれたカオスな仕上がりになっております。

Hyperpopの流れが無視できないところまで影響してきてる気がします。元々日本の音楽って色々吸収してカオスな部分があったので、相性がいいのかなと思いますね。まあHyperpopというジャンルの背景には商業主義へのアンチテーゼなど色々あるっぽいのでおいそれとあれもこれもHyperpopと言っていいのかわかりませんが…。
GigaこすがTeddyLoidと共にゆずに楽曲提供していましたが、こちらもカオスな仕上がりになっていて面白かったです。

電音部楽曲は無限にある(過言)し全部最高(的確)なので、ここらへんで止めておきます。

アルバム

毎年、今年一番ヤバかったアルバムってなんだろうな〜とどうしても考えてしまいます。ちなみに昨年はJOYRYDEのBRAVEを選出しました。
さて今年一番聴いたアルバムは.…

Mark KnightのUntold Businessでした。お前がナンバーワンだ。

Mark Knightといえばハウスの大手レーベルToolroomのオーナーでありレジェンド級のハウスプロデューサーです。ここ数年でハウスミュージックにハマってからはMark Knightにメロメロになっています。
最初にEverything's Gonna Be Alrightがシングルリリースされてからアルバムを心待ちにしていたのですが、最初聴いた時はハッピーを食らいまくって今日しぬのかなと思いました。本当に最高の一言で、使われている音の一つ一つにときめくことができ、至高のグルーヴ感で無限に踊ることができる。そしてボーカル選びが最高にいい。全部ツボ。

特にFeel The Pressureはシンセの音とフィルター感にときめきながら、フックの輪唱になっている部分はついつい歌ってしまいます。オシャレが極まりまくっています。

表題曲になっているUntold Businessも、男性ボーカルの声質と喋るようなラップがオシャレさを限界突破させてる上、切ないシンセの音にときめきます。
てかマジでアルバム全体的にシンセのフィルター感が最高なんよ…。

その他よく聴いてた曲

Do You?

TroyBoiはLeft Is Rightにハマって聴いてたんですが、その後の掘り下げをしてなかったのを後悔しました。見つけた途端狂って聴きまくった結果、Spotifyくんに君が2021年一番聴いた曲はこれだよって言われました。
TroyBoiはサンプリングセンスが抜群にいいですよね。2nd Dropとかでの音とかフレーズの変化のさせ方もめちゃくちゃ好みなんですよね〜。
Bellzという曲も発見後狂ったように聴いてました。

MS69

Tony Romeraほんと最高。マジで最高。
壊れたラジカセのように音を高低させていくメロディとノイズ感が絶妙なBassHouseとなっております。オールドスクールな雰囲気のドラムパターンとリードにサイドチェインがかかっていることで独特のグルーヴを生んでいてクセになります。

Hardcore Maniac

HDM界の破壊神Lil Texasの曲です。
Lil Texasは同じようなDropの曲が多い高速でノイジーなスタイルがウリですが、その中でもこの曲はなんか気に入っちゃって何回も聴いてました。おかげで耳を5回くらい取り替えました。嘘です。

Knock Me Out

大好きなGuzと大好きなFerreck Dawnのコラボです。この二人共作することが割と多くてどちらも大好きな身からするとマジで嬉しいです。
フィルターのかかったボーカルが繰り返されるだけといばだけなんですが、もうこういうハッピーな雰囲気のNu-Disco系が超好物なんですよね。Caught In The Rainも節全開な感じでよく聴いてましたが今回は割愛で。

Rasputin

元々ElectroSwingは好きだったのですが、これは久々にSSR見つけたなという大収穫の曲です。ボーカル部分は原曲があるらしく、それをMajesticがこういうテイストでリリースしてくれました。メロディが神がかってる上、コード進行も良くて何度聴いても飽きない曲になっています。

Sensational

Anti Upの新曲ダーーー!!!って目を血走らせて聴いて無事死亡した曲です。ボーカルの旋律と雰囲気がオールディーズな感じがあって超絶オシャレ。2stepなのも疾走感があって最高です。

Butterflies

僕にとっての神に等しいと言える存在Skrillexですが、激しい曲も静かめな曲も個性を出しながら器用に作れる天才です。
最近の中でもこのButterfliesはドロップに際立つ不気味ハッピーな感じ(言語化難しい)にハマってしまいよく聴きました。

INTERNET OVERDOSE

急に毛色の違う曲ですが、僕の大尊敬するAiobahnさんがKOTOKOをボーカルに迎えた電波ソングです。MV含め全体的に"あの時代感"があって中毒になってしまいました。この曲は来年1月リリース予定のゲームNEEDY GIRL OVERDOSEテーマ曲になっています。

おわりに

まだ紹介したい曲はあるのですが、キリがないのでこのへんにしようと思います。マジで疲れた。1000人ぐらいに見てもらわないと(精神的な)採算が取れません。
来年からはフェスやライブが開催されて、クラブミュージックシーンが活性化してほしいですね。EDCもまた日本で開催してほしいです…。

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