令和6年6月議会一般質問
こんにちはー。はっちーです。9月議会の一般質問も昨日(9月6日)終わったというのに、今頃6月議会の一般質問かーいって感じですが、時系列できっちり追っていきたいので、まずは6月議会の一般質問の内容からお伝えしようと思います。9月議会の一般質問についても早急にアップしようと思いますので、まずは6月議会の質問について解説していければと思います。
① 「留守家庭児童会」の時間延長について
3月の予算委員会でも触れましたが、特に夏休みなど長期休暇中の学童保育について、普段の学校の開門よりも30分程度遅いので、当然家からの出発も30分遅くなり、結果保護者が仕事に間に合わず時間休や場合によっては午前休などで対応し、その分働けなくなり、とても困っているとの話を聞きます。
また、長期休暇中でなくとも7時から預けることのできたこども園時代よりも小学生になると開門時間は朝8時となり保護者のどちらかが仕事のキャリアを諦めるなど「小1の壁」と呼ばれる現象の一つの要因ともなっています。
豊中市ではこのほど学校の開門時間を1時間早め朝7時からとする政策を行った。「小学校になってもキャリアを諦めないでいいですよ」と強烈なメッセージとなり、これだけで子育てしやすい町としてのイメージアップにつながると考えています。
それでも予算等の問題で、前倒しが難しいということであれば学校開放委員会の枠組みを使って、地域の力を借りるなどの方法も考えれれるがどうかとの質問をしました。
→ 課題は認識しているが、予算以上に留守家庭児童会の資格を持った職員の確保などに課題があり、すぐに実現することは難しいとのこと。しかし、子育て世代の課題としても承知しているし、「小1の壁」との言葉も認識している。なんとか課題を解決するために検討していきたいとの答弁をいただきました。課題解決に向けてこちらも協力しながらやっていけたらいいなあと思います。また、地域が独自に体育館なりを借りて独自にそのような空間を作ることに関してはできるとの答弁もいただきましたので、こちらは地域に持ち帰り、PTAや校区福祉のみなさんとも相談を重ねながら実現可能かについて考えて行けたらと思います。
② ロゴフォーム、ロゴチャット、チャットGPT、生成AI等の活用について
行政のDXが叫ばれて久しいですが、「ラインのように物事を瞬時に共有できるロゴチャット」、「共通の様式やアンケートを一気に共有できるロゴフォーム」は、大阪府も導入を進めており、貝塚市も時代に流れに取り残されないようにできるところからDXを進めていくべきと考えますがいかがか。
また、チャットGPTやコパイロットに代表される生成AIの進化は著しく、官公庁においても導入が進んでいる。さらに、アート系のAIの発展もすさまじく、1回講座を受けてかじっただけの僕でもまあまあカッコいい絵が作れるようになりました。広報誌や各課のお知らせにも十分活用できると考えます。業務改善に寄与するのがもちろんですが、最新のツールに触れることで加速度的に変化する世の中を敏感に感じ取り、社会のトレンドから取り残されないよう工夫することも必要かと思いますがいかがか。
→ ロゴチャット・ロゴフォームについては、大阪府下で導入が進められていることもあり、また導入すれば大阪府のみならず府下市町村とも情報共有が容易になり、通常のLINEなどと違って自治体専用回線での使用が可能となるのでセキュリティも安心である。ロゴフォームについても同様で、アンケート調査や個人情報保護などに向いているものであるので、貝塚市においても導入に向けた実験を始めているところであるとのことでした。こちらについてはもうすぐ一般職員にもアカウントが与えられそうでDXの可能性を感じました。
生成AIについては加速度的な進化や世の中の流れ、仕事に導入することで飛躍的に事務改善が進むことは理解しつつも、まだ始まったばかりの分野であるし、個人情報のセキュリティなどについて不安が完全に払拭できているわけではないので府や他市の同行も注視しながら慎重に検討したいとのことでした。
③ 卵子凍結補助について
現在東京都では女性の卵子凍結に対して補助金を創設している。先ほどの小1の壁ではないが、女性のキャリアを応援する社会体制がまだ出来上がっていない中で、ある程度までキャリアを積み上げたいと思っている女性は多い。だが、人間としての生殖機能の限界もあり、一定の年齢を超えると子どもが生みにくくなることも事実。現在の社会ではまだまだ女性に対して「子ども」か「キャリア」かを選ばせるような構造になってしまっているので、制度も含めた社会の変革はもちろん必要ではあるが、現在出産適齢期を迎えている女性にとって、いつか起こるか分からない社会の変革など待っていられない。そんな中で、子どもが欲しいと考える女性も多く、卵子を凍結して保存しておくことで自分の納得いくタイミングで子どもを売ることができる。東京都では補助を聞いた女性が殺到して転居したという話もあり、貝塚市でも考えてみる価値はあるのではないか。大阪府下では唯一池田市が令和6年度より補助を実施している。このような現状であるが貝塚市の見解はいかがか?
→ 女性の状況を変化させていくことは人口の定着につながり、働き方改革や女性に希望を持ってもらえるなどまちづくりにとっても重要と考えるが、そこと卵子凍結がそのまま結びつくかと言われると疑問もある。特に無精卵の凍結については母体に戻した時の医学的リスクもあり受精・出産に繋がらないこともある研究中の技術でもある。キャリアを積む女性が多く検討することは十分理解するが市が助成するかという側面については別問題との回答でした。
僕個人としては、助成さえ用意しておけば使う使わない、体に対するリスクなどは医術を受ける個人が判断すべきで、お金の面だけでも応援する姿勢が人口定着やしいては少子化を鈍化させることにつながるのではないかと思いますが、市の意見も一理あり納得いくものでもあるかなとの印象でした。
④ 市施設内でのペットボトル販売について
この話は前からしつこくやってる話ですが、ペットボトルの販売は市施設内では行っていません。しかし、自動販売機業者からも苦言を呈され、結果体育館では入札が不調に終わるなどの弊害が出てきてます。今後不調が続くと運動施設でも自販機が無いという状態も考えられます。市施設は市民の森も含まれるため指定管理者でも自販機に困っているという話を聞いており、二色の浜公園と同じ管理者であるため一見すると一体に見える公園内で「ここにはないのであっちの自販機で買ってください」的な状態が生じる。市民のかたに混乱を招くばかりであると考えます。
一方でマイボトルの考えが浸透したわけでも無く、各スポーツ協会から担当課に苦情も寄せられ担当課でも困っていると聞きました。ペットボトルに罪があるわけでは無く、きっちり処分しないことに問題があるのであって、缶ならポイ捨てしていいという話にはならないはずです。そこをペットボトルの販売のみを規制し、結局近くにある民地の自販機でペットボトルを購入し市の収益だけが減り、スポーツ協会や児童の親から苦情を言われ、担当課も困っている、入札の不調も起こり始めている、これ「誰得?」という施策になってはいないか?
海洋プラスチック問題は由々しき問題であり、プラスチックごみを減らしていかなければならないことには、僕も何の異論もありません。その通りです。でも、その道が市施設内でのペットボトル販売禁止であるかについては疑問を感じます。今年の夏も記録的な猛暑、いや酷暑でした。熱中症のリスクも年々上昇する中、体育施設までもペットボトルが売ってないのはどうかと思います。
さらに言えば、貝塚市では最初の質問から一年経っても啓発の旗やノボリを見ることも無いですし、市民のかたが利用できるところにペットボトルを捨てるゴミ箱も無い。紹介した水平リサイクル用の処理ボックスも無ければ市内のコンビニやスーパーとそのような提携をした様子も見えない。昨年は市政80周年でありいつにも増してイベントの多い年でありましたが、啓発のブースも僕は見かけませんでしたし、Facebook等でマイボトルの寄付を受けたなどのボトルパートナーの記事も見た覚えがありません。そこに力を入れていないのに、いつまでも意地を張って決まったことだからと見直さないのはどうかと再度質問しました。
→ 市としては、第一にリデュース、プラスチックごみの発生を抑制し、第2にリユース、プラスチック容器等の再使用を行い、第3にリサイクル、プラスチックごみの再生利用という順に3Rを実施していくこととしているので、リデュースをせっかくしているのにそこを逆行することはしないとのことでした。これについては、四角四面の印象をぬぐえず、ちゃんと課題をみているのかなとも思いますが、権限者は市ですので、今後も課題解決にむけて議論していきたいと思います。
と、以上が6月議会の一般質問の内容になります。
これからも、市民の皆様の声に耳を傾け、課題を抽出し、現実的な方法で解決していくよう頑張って行きます!
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