#6 ジーンズ 第三話 〜 カクセイ×ト×カノウセイ〜
春先から梅雨時って
何故か長時間寝てしまうんですが僕だけでしょうか?
さぁ、ジーンズ史についてまだ終わらなかったので続き(OvO)
1880年にはリーバイスが工場で生産してたのが前回。
この後、ジーンズ史において重要になって来るのが 映画 だった。
1895年、フランスで世界で初めて写真が動くらしい(^。^)とお金を払ってそれを見る試写会が開かれた。
前回の通り、現在のアメリカ西部を領土として得たのは、1848年。
あの広大な土地をいかにして開拓したのか。
そして大陸横断鉄道が開通したのは1869年。
その開拓者達に着色を加え、派手にワイルドに
面白おかしく世に伝えた映画。
西部劇 であった。
馬に乗り広大な自然を駆け巡るカウボーイ達。
彼らは丈夫なジーンズを履いていた。
もちろん、彼らを再現するには俳優にジーンズを履かせるしかない訳だ( ^ω^ )
アメリカの人々は開拓者達に熱狂した!
西部劇に登場するジーンズかっこいぃ(*´ω`*)
しかし、混沌とした時代へ突入していく。
第一次世界大戦、世界恐慌。
アメリカ経済は荒れていた。
不況の中、西部の牧場主達はある事を思い付く。
映画で観たような格好で休日を過ごしてもらい、
カウボーイ体験をできる観光業ってどう(´ω`)?
不況禍にも関わらず、カウボーイに憧れた富裕層に爆発的ヒットしたのだった(^◇^)
その後1934年にはリーバイスは女性用ジーンズ発売。
1940年代、時代は第二次世界大戦の緊張感に包まれて行く。
生地や物資の規制がなされる中、軍事産業が盛んになりジーンズは労働者に飛ぶ様に売れた。
もちろん、ジーンズに使われるボタンや糸などにも規制が掛けられ、よりシンプルなジーンズに
変貌していた。
さぁ、大戦が終わると日本にはアメリカで不用になったジーンズが闇市に大量に出回る。
そして大国アメリカは世界の覇権を握った。
映画や音楽と共にジーンズは世界と言う舞台でアメリカのシンボルにまで上り詰めた!
もうここからはTシャツ同様の快進撃!
50年代には多くの女性がジーンズを履き、
女優・俳優問わず
映画スターがジーンズを履き始める。
ドリス・デイ
マリリン・モンロー
ジェームズ・ディーン
マーロン・ブランド
ジョーン・コリンズ
まぁ数えればキリが無い…。
イギリス王室ではケント女王、イタリアでもサンドラ・ミロなど著名人のジーンズ姿は各国で見られる。
比較的レギュラーワイド目でロールアップが人気であったようだ。
1960年代、シルエットに変化が起こり始め、
ブーツカット時代に突入。
1970年代、履けば履く程味が出る。
淡い色のブルージーンズや擦り切れた物、
裾を切りっぱなしにしている物。
ホットパンツなど。
カスタムの多様化が見られ
ローライズの出現、
それに反しハイウエストの出現。
まさに ジーンズの カクセイ である。
1980年代、
脚、ヒップのラインが見える細身の物
ケミカルウォシュやダメージジーンズ。
1990年代、セレブ達がメディアに出る衣装がジーンズで埋まって行く。
カラージーンズ、ストレッチジーンズ。
腰パン、立体裁断やら
もう何でもあり。゚(゚´ω`゚)゚。
2000年代に入るとデニムと言う概念自体が変革を遂げる。
スウェットデニムと称した、ニット生地。
もはや織物ではなく編物に姿を変えてもなお
デニム と呼ばれる。
1650年代にデニムを描いたあの無名画家は
デニムがこんな進化して行くとは思わなかっただろう(゚ω゚)
ファッションが多様化しているようで一本化しつつある現代。
ジーンズとはまだまだ カノウセイ を秘め
新たな時代でもう一度 カクセイ するのかも
しれないね(^-^)
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