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習慣化を身につけるのにおすすめの本6選

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この記事で紹介すること

習慣というのは「気合い」や「やる気」によって身につけるものではなく、「知識」によって成り立つものです。

具体的な知識の一例は、以前公開したこちらの記事でも取り上げています。

上の記事で取り上げたのは、習慣の定着は

トリガー → ルーチン → 報酬

という3つに分けて考えるとわかりやすいこと、またトリガーには「時間」「場所」「行動」などと言った、いくつかのバリエーションを考える事ができる、といったノウハウを取り上げました。

こういった知識を持っているかどうかで、習慣を手に入れられるかどうかの成功率は大きく変わります。


スポーツで強くなるための方法や、わかりやすいプレゼンテーションを作るためには、れっきとしたノウハウや技術などの知識が存在しています。習慣の習得もそれと同じで「方法を知ること」によって効率的に習慣を身につけることができるようになります。

そんな「習慣化のための知識」を得るための書籍が世の中にはたくさんあるのですが、もはや沢山あるのでどれから読むべきか、選ぶのが大変になっているかもしれません(それくらい習慣という領域は多くの人が関心を持っているのですね)。

そこでこの記事では習慣化研究所がオススメする、習慣に関する良書6冊を解説を交えて紹介していきます!

それでは早速いってみましょう!

①僕たちは習慣でできている

おすすめしたい人:ロジカル・ストイックめの人
難易度:★★★★☆

習慣に関して、著者の佐々木さんご自身の経験や具体的に実践していることを元に書かれている本です。

佐々木さんはミニマリストとしても有名で、ストイックめな方なので、本書の内容を完全に真似するのは、ややハードルが高いかもしれませんが、だからこそ見える「習慣を突き詰めた先」の生活を垣間見ることができる良書です。

「お酒を飲まない」「甘いものを食べない」など、健康のために悪習を断ったほか、「朝5時起きの実践」「ブログなどのアウトプット習慣」など、多くの社会人が "自分にもできたらいいのに!" と思うような習慣行動のメリットと身につけ方について、極めてロジカルに語ってくれます。

論理的かつストイックに習慣を突き詰めて実践したい人におすすめの1冊です。

②Atomic Habit(福利で伸びる1つの習慣)

おすすめしたい人:習慣の全体構造を知りたい、科学的根拠に興味がある
難易度:★★★☆☆

習慣実践者たちの界隈(?)ではとても有名な本です。
原題は「Atomic Habit」ととてもかっこいいのに、なぜか日本語版のタイトルは「ジェームズクリアー式 福利で伸びる1つの習慣」という、だいぶ変えちゃったな!という感想でも評判の本でもあります。

内容は、科学的な根拠を随所に取り入れながら書かれていますが、「科学的」という言葉からみなさんが想像するよりも、はるかにわかりやすくて読みやすい仕上がりとなっています。著者のジェームズ・クリアーさんは本職が行動学者などではなく、小さな習慣を大事にして成果を出してきたアスリートだった、というバックグラウンドも関係しているのかもしれません。(その後、彼は習慣に興味を持ち、多くの文献を読み漁って科学的な知識に燃えたそうです。)

彼は習慣にまつわる要素を4つに分解し、その要素ごとに必要なコツを丁寧に解説してくれます。

4つの要素:
きっかけ、欲求、反応、報酬
それぞれの要素で大事なこと
・きっかけ → 「はっきりさせる」こと
・欲求 → 「魅力的にする」こと
・反応 → 「易しくする」こと
・報酬 → 「魅力的にする」こと

これだけ見ると少し抽象的かもしれませんが、本書の中では一つ一つの要素について細かくかつ具体例を挙げて解説してくれるので、「この4つそれぞれについて考えれば良いんだ!」という全体構造が頭にインストールされる分、スッキリと理解できると思いました。

「習慣」に必要なものの全体像を掴める、具体例を交えて語ってくれる、科学的根拠にもきちんと言及してくれる、かつ平易な言葉、という非常にバランスの取れた書籍で、習慣化の科学についてさほど馴染みがない人にもおすすめできる一冊です。

③小さな習慣

おすすめしたい人:習慣初心者、欲張りすぎて続かない人
難易度:★☆☆☆☆

タイトルの通り、全編を通じて「小さな習慣 = 頑張りすぎず続けられる目標」の重要さを繰り返し説いてくれる本です。

この「なるべく習慣を小さい/簡単なものにする」というアプローチは、万人が習慣を身につける上での聖杯(ホーリー・グレイル)と言うべきもので、それを広く広めたという意味でこの書籍はマスターピースとも言える一冊です。

多くの人は、高い目標(週に4回ジムにいく!など)を立てたものの挫折してしまい、あとには何も残らない....誰しも耳が痛いというか、あるあるですよね。そうなるくらいだったら、「絶対に諦めようがないほど小さな目標」を掲げて(毎日家で腹筋を1回だけする)、それを欠かさずに毎日実行して習慣化したほうが、最終的な効果は大きいというものです。

そんな小さな習慣じゃ効果が出ないんじゃないの?意味なくない?と思った方は、ぜひ本書を手にとってみてください。

「不相応にデカい目標を立てることこそが、人生を変える上で大きな障壁となっている」ということを理解できれば、そこからあなたの人生も少しずつ良い方向に動き出すと思います!

④習慣化大全

おすすめしたい人:習慣を身につけるために具体的なコツを知りたい人
難易度:★☆☆☆☆

習慣が人生に大切なことはわかった!身に着けたい習慣もある!

でも、習慣には「トリガー」とか「リワード」が必要、と言われてもわかったようなわからないような...結局、明日から何をどういうふうに始めれば良いんだろう....

という方にはこちらの一冊がおすすめです。この本では「人と一緒にやる」「みんなに宣言して退路を断つ」「15分単位で区切る」など、極めて具体的かつ実践的な、行動の習慣化のためのヒントを与えてくれます。

全部で65のヒントが書かれているので、自身に合いそうなものを選んで取り入れていく、うまく行かなかった時になにか立て直すためのヒントはないか、といったように辞書のような使い方をすると良いでしょう。

逆に「なぜ習慣化が大事か」「習慣はどのように成り立つか」と言ったような大前提に当たる部分の内容はあまり書いていないので、そのあたりが気になる方は、ここまでに紹介した3冊などで補うのが良さそうです。


⑤習慣が10割

おすすめしたい人:習慣化に挫折した人、続ける自信を持ちたい人
難易度:★☆☆☆☆

誰でも続けたいと思ったことがあるような事柄を何から始めればよいのか具体的に教えてくれる本です。

たとえば、よい習慣を続けるという内容では、早起き、日記、ダイエット、ランニング、筋トレ、読書などです。読書を習慣にしたいなら、「毎日本を開く」を自分との約束にすることといったように、これなら自分でもできるかもと思えるヒントが満載です。また、タバコ・お酒、ギャンブル、暴飲暴食などの習慣をやめるためのポイントも書かれています。

習慣とは、自分でこれをやると決めたことをコツコツと続けることであり、どんな習慣を身につけるかで人生が決まるので、この本のタイトルは「習慣が10割」となっています。小さなこと1つだけでも、やり続けることで未来は変わるので、まずは変わりたいと思った時点で開いてみるのに適した本でしょう。

⑥自分を操る超集中力

おすすめしたい人:日々のパフォーマンスを向上させたい人
難易度:★★☆☆☆

論文に基づいたライフハックで有名なDaigoさんの本。人気著者だけ合って非常に口当たりのよい読みやすい仕上がりになっています。

題名だけ見ると「集中力」の本に見えるのですが、実はこれも「習慣」というキーワードが大きく関わっている内容の1冊なのです。

論旨として、
人間の思考や感情をコントロールする力(通称ウィルパワー)には限りがあり、その有限の資産をいかに節約するかが日々のパフォーマンス向上の重要なカギになる

無意識下で実行できるようになった行動 = 習慣 はウィルパワーを消費しないため、いかに日々の行動に習慣を取り入れているかが明暗を分ける

というもの。

この本を読むと、習慣を作ることの大事さが自分の仕事・生活に対してどのような意味を持つのかが俯瞰できるようになる、そんな本です。もちろん、Daigoさんならではの睡眠・食事・仕事・運動などに関する良習慣の考え方も披露してくれています。

とにかく読みやすいのがさすが。


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読んでくださってありがとうございました!
今回の記事は以上です。

「習慣」は人生を変えるための第一歩になるので、賢く付き合っていきたいですね。やり方を知らずにトライするより、良いやり方を知っていたほうが間違いなく習慣は定着しやすいです。

習慣化研究所では、これからも習慣に関して役に立つ情報をどんどん発信していきます。Twitterアカウントとnoteのフォローをお願いします。きっと、この記事を読んでくださったあなたのお役に立てると思います。
それでは、次回の更新をお楽しみに。


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