見出し画像

療育の専門職って何?保育士とリハ職

今回紹介するのは療育に出てくる人達についてです。 

真っ先に思いつくのは保育士さんでしょうか?

個人的に保育士さんは子どものこと全般を見れる人と考えているので、医療機関でいうと小児科の医師と同列になるのではないかと考えます。

そう考えると保育士の役割は凄く大きいですよね。でもそうなると保育士さんの負担が大きくなりますし、療育では非定型のお子さんが多く、個人差が大きいので個別支援を行なうとなると全般的に見るだけでは足りない部分が出てくるのではないかと感じます。

そこで最近増えているのが医療機関では一般的になっているリハビリという分野で働いている人達です。

この人達(私も含めですが)は医師の指示の下、現代の医療技術で治しきれなかった障害を軽くする役割を持っています。例えば脳腫瘍の腫瘍部分を取ることは出来ても、そこで損傷した脳機能の改善には、集中的に使うことや残存する機能を上手に使えるように持っていくことが必要となります。そういった役割を担っているのがリハビリ職だと思います。

療育に当てはめると保育士さんの指示の元、お子さんの中にある発達の凸凹の凹(苦手)になっている部分を集中的に使い、ある程度使えるようになってもらったり、凸(得意)を利用して苦手な部分を軽減するといったことになると考えます。保育士の指示に従うのはプライドが許さない方がいらっしゃるかもしれませんが、保育士さんの手に余るお子さんを支援すると考えたら納得される方もいるかもしれませんね。そもそも職種で上下関係を決めるのはナンセンスであり、一方的ではなく話し合い、高め合える関係性でありたいものですね。

そんなリハビリ職は保育士の100万人(潜在保育士含む)に対してリハビリ職の中で、一番多い理学療法士が9万人程度で、療育施設に10人保育士がいても専門家は大凡1人しかいないことになります。岐阜市で調べてみたら10施設に1施設程度と実態と大差ない結果が得られています。

リハビリを行う人達はまだまだ病院で働いている人が多いこともありすが保育士さんも保育園、幼稚園、子ども園などで働く人が多いので同程度の結果になったという所でしょうか。

なので聞き馴染みがなく施設によってそんな人いないよーとか聞いたことないなぁといったことがあると思います。(※私も今の職業を目指す前は存在すら認知していませんでした。)

リハビリ職は1対1を基本とし、保育士さんは器用な方が多く、1対多数を得意とする職種となっています。

最初に取り上げましたが、療育では個別支援に赴きを置いていることが多く、強い個性を持っている方は対処方法が難しいことがあり、そんな時にリハビリ職が手助けできるのかもしれません。

今回は保育士さんを中心軸として専門職と言われているリハ職を取り上げました。今回出てきた理学療法士、出なかった作業療法士、言語聴覚士の詳細はまた次回以降していきたいと思います。

上記以外に元教師や看護師、医師も支援に携わられることがありますが、私が紹介できる環境にいないことで出てこなかっただけで悪意はありません。

基本私が言語聴覚士メインの保育士資格持ちなので偏った見方になるかも知れませんが、該当職種の方に話を聞きながらまた次回以降まとめていきたいと思います。

活動にご賛同頂けましたらサポートをお願い致します。頂いた資金にて児童発達支援及び放課後等デイサービスの設立を目指しています。