【死とお金】に直面したこと 父母篇(Amazonアソシエイト審査中)
自己紹介の中で「死とお金」に直接関わる機会が幾度かありました。
「死」とは、家族の死です。
これまで家族の死を4人、見届けてきました。
祖父・祖母・母・父です。
とはいえ、アラフィフの私には父母の死は些か早いようにも感じます。
今回は、父母篇です。
a.三番目の死 - 母
母は早朝のパートへ出かける矢先に、自宅で倒れました。
祖母同様病名は、くも膜下出血によるものでした。
祖母の時とは違い、かなり重症で緊急手術を行い一命は取り止めたものの、数日後には脳が委縮し始め、医師の宣告通り一月ほどでこの世を去りました。
とてもあっけないものでした。
母の死は、私たち残された家族にとってはあまりにも突然で想定外であり、今後の家族の方向性を修正するものでした。
そして母の相続は、父が全てを引き継ぎました。
最も母名義と言えば、クルマの名義、生命保険と僅かな預貯金です。
その後、父は母が亡くなってから全資産を集約し始めました。
生命保険の解約、分散していた金融機関口座を解約し1カ所に集約。
預貯金や銀行印、暗証番号、通帳、各書類の保管場所を私に伝えておくなど、終活に向けての整理が始まりました。
何よりも、母の方が当然長生きすると思っていたのに、突然いなくなったので、父自身が「そんなに長生きをしない、したくもない」と言った気持ちが一層強まりました。
そして、自分がいなくなっても「子供たちで喧嘩することがないように」との懸念もありました。
それは、祖父が亡くなった時、父のきょうだいは遺産相続で仲違いしました。「同じ轍を踏まないため」にもという思いが強かったと思います。
生活も一遍し、父の一人暮らしが強制的に始まりました。
70歳になって初めての一人暮らしです。それまでは、祖母や母と言った家内を切り盛りしていた存在がいましたので家事全般をしたことがありません。
暫くの間、父の妹(私の叔母)が同居し身の回りの世話を一通りしていました。この父の妹は、祖母の介護時にも長期滞在して世話をするなど、実家に対しては手厚い対応をしてくれていました。
やがて父の一人暮らしも軌道にのり、家事全般にも慣れてきました。
しかし、高齢者の一人暮らしというもは本当に寂しいようで、昼間は人の往来がありますが、夕方以降は訪れてはくれません。
夜になると、家族がいない部屋に一人でいるのが一番辛く、寂しいと言っていたのを思い出します。
b.四番目の死 ー 父
母が亡くなってから、5年後に父も亡くなりました。
5年の間に、骨折や転倒で2回ほど入院をしました。
入院する度に身体が弱っていく様を感じました。
私は何とかしてあげたい気持ちが強かったのですが、どうすることもできませんでした。お見舞いにすらいける状況ではありませんでした。
その理由は、亡くなる2年前頃から、健康面で一人暮らしに不安を感じ息子との同居を希望するようになりました。
父は息子の長男又は弟のどちらかとの同居を切望していました。
ただ、この問題はきょうだい間での気持ちの葛藤がありましたし、
同居開始時期によっては、きょうだいで置かれていた状況にも変化が生じました。
父は純粋に自分の健康不安が尽きない、その為の同居を希望したに過ぎませんが、きょうだいもまた自立し自分の生活があります。
最終的に、父はきょうだいと同居するのですがこの選択が正しかったのかどうか、のちに後悔するような晩節を迎えました。
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