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誰だってしんどいときがあるんだね。



ちょっとお久しぶりですが、それなりに元気です。


君は世界のすべてを背負って生きている

夫が、一度投げたボールの行方は気にしないタイプの人間だとすれば、投げたあとの軌道も落ちた場所もその落ちた場所で何が起きるかもすべてを見届けたくていつも気を揉んでいるのがわたしだ。夫に今日「〇〇ちゃん(わたし)は世界のすべてを背負って生きているようだけど、どこかで線を引かないと。すべてを背負うなんてそんなの無理なんだから」とたしなめられた。いや〜その通り。わたしに背負えることなんてたかがしれているんだから。わたしは自分の背中を過大評価しているのかもしれない。


マラソンにくわしいだけの人

エアコンクリーニングに来てくださった30歳くらいのお兄さんが、話の流れで「僕はマラソンをやっているので」と言うので、どのくらいで走るのか聞いてみたところ、「2時間半切るくらいです」と想像の倍のスピード。思わず「それ、違う国だったら、オリンピック選手目指せるようなタイムですね…」というやや癖のあるコメントをしてしまう。お兄さんは「そうですね、国籍変更したら目指せるようなタイムです!」とノリノリで返してくれてそこから話が弾み、「マラソンにとってもくわしいですね!」と褒められてしまう。くわしいだけじゃなくて、走れる人になりたいんですけとね、ほんとは。


誰だってしんどいときがあるんだね

昨年の一月まで通っていたメンタルクリニックに、通院ではないのだけどちょっと行かねばならない用があり、およそ一年半ぶりに先生と会うことができた。わたしのことは忘れられているかもしれないし、それでいいし、用だけ済ませられればいいと思って出かけたのに、先生は「わ~望月さん!会いたかったですよ!」と、歓迎してくれた。社交辞令でもうれしいね、と思っていたら、先生は「ほら望月さん、通院が終わったあと、Googleに口コミ書いてくれたでしょう?あれ、本当にうれしかったんですよ。そういえば自分はこういうことを考えながら診療をしているかもしれないな、と気づかされもしてね。ライターさんの文章ってすごいなあって思ったね。気持ち的にしんどいなあって思うとき、望月さんにもらった口コミを何度も読み返してるんですよ。だからずっとお礼を言いたくてね」と言うのだった。そういえば書いたな。書いてよかったな、と思いながら、メンタルの専門家である先生でさえそういうしんどいときがあること、そしてそういうときに言葉が効くこともあるのだということを、わたしは知った。


睡眠オリンピック

好きな競技も、なじみのない競技も、結構熱心にオリンピックを見ている。男子バレーのイタリア戦を応援していたとき、ヒリヒリする展開が続く中で、夫が「ちょっと疲れたから5点分寝るわ」と横になろうとする。これには、先日一緒にテレビを見ていて「CMの間だけ寝るから起こして」と言われたとき以上の衝撃を受ける。まあ、さすがに5点分だけ眠るというのは夫の睡眠スキルをもってしてもできなかったようであるが、数分あれば寝られるその力は、とんでもない才能だと思う。睡眠オリンピックがあれば、夫はきっと日の丸を背負えるし、金メダル候補筆頭だなあ。


1日だけ体験できるのならば

夫とオリンピックのバスケの試合を見ていたとき、「もし1日だけなれるとしたら、河村勇輝になっていいパスやシュートをばんばん決めまくるのと、大谷翔平になってホームランやヒットを打ちまくるのと、三笘薫になってドリブルで相手を抜きまくるの、どれがいい?」と小学生みたいな質問をしてみたら、夫は真剣に悩んでから「三笘かなぁ…」とサッカー選手になる進路を選択。だけどそのあと、「いずれにしても一日運動する体力はないから30分でいいね」と補足してきて、やっぱりうちの夫はとても現実的。


おわり

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