食べたこともないライスバーガー作りに挑む。
わたしは、記憶が正しければ、人生で一度もライスバーガーを食べたことがない。食べたことないけど食べてみたい、食べたことないけど作れそう、と思い立ったのが先週で、昨夜さっそく作ったので、本日はそのレポートをさせていただこうと思う。
作れそうと言っておきながらレシピを見て作るのはなんだか負けた気がするので、今日は自分の料理の腕だけを信じてやっていく。
まずは、具材の準備から!具材は雰囲気で、だし巻きと牛肉に決めた。
ハンバーグ焼くより簡単だし、楽勝すぎんか?とほくそ笑みながら、あっという間にライスバンズを焼くフェーズに突入。フライパンの上に、何に使うかわからないけど持ってた丸い型を登場させ、その中に米をぎゅうぎゅうに詰めていく。
お好み焼きの感覚で裏返してみる。
米たち、一体感がなさすぎる。どうしたものか。このまま炒飯へと突き進むこともできるわけだが、わたしはもうライスバーガーの口になってしまっている。
仕方ない。ここでスマホ検索というカンニングをすることにした。すると、レシピには衝撃の3文字。
片栗粉
米に、片栗粉を混ぜる?果たしてそんなことがあるだろうか。疑い深いわたしは、いくつかのレシピを見てみたが、やはりそこにも片栗粉。ライスバーガー界では常識なのだろうか。
半信半疑=傷つかないための予防線を張りながら、米に片栗粉を混ぜ込んでいく。
しかも、どうやら型はいらないようだ。何に使うかわからないけど持ってた丸い型は、引き出しにしまう。
さて、これでほんとうにライスバンズになるのか。
さあ、挟んでいこう。なんだかわたしはnoteではいつも挟んだり包んだり巻いたりしている気がする。
挟みながらふと、あれ、ピクルスっていらないのかなあ?と思う。まあ、ないけど。
完成!(1時間半かかった笑)
夫を呼んで来る。ライスバーガーを見た瞬間、「ライスバーガーじゃん!俺食べたことないんよなあ」。
なんとなんと、夫もライスバーガー未経験。こっち側の人間だった。つまり、ライスバーガーは、望月家未踏のグルメだったということになる。
ふたりでかぶりつく。
…かたい。ライスバンズの表面がかたく、噛むほどに奥歯のくぼみに詰まっていく。詰まりすぎて噛み合わせがおかしくなったようである。食べにくすぎて箸を出してきて食べている夫は、必死に褒めポイントを探したのであろう「肉がおいしい」と言っている。そりゃあ肉はおいしいだろう。
おいしくないものは入れていないのでおいしいけれど、全体的にまとまっておらず、何より食べにくい。こういうものなのだろうか。わたしの腕がわるかったのだろうか。わからない…。
ということで一夜明け本日、モスバーガーに、答え合わせに来てしまった。今まで食べてこなかった分を取り戻すように、2日連続ライスバーガーにかぶりつくわたし。
かたくない…。なにこれ米がちゃんとまとまってるのに柔らかくておいしい…。肉も焼き肉っぽいしっかりした味で食が進む。ピクルスもたくあんも入ってない。そうか、これがライスバーガー。わたしのライスバーガーはなぜあんなにもかたく、奥歯に詰まるのか。
片栗粉を、入れすぎているかもしれない。
おわり
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