わたしはAAAのファンだ。知らないのか。
最初に言っておきますが、現在28歳のわたしは16歳の頃からAAAを応援している筋金入りのファンです。
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2ヶ月前のあまりにも衝撃的なニュースは、わたしを驚きと悲しみと怒りの感情で満たしました。
AAA・浦田直也容疑者、暴行逮捕 早朝女性に「俺はAAAだ」ナンパ失敗しビンタ
いちファンとしても信じられなかったし、なんなら、いち広報PRパーソンとしては悲しみや怒りを通り越した境地にすらいたと思います。
それと同時に押し寄せる不安。
彼らは一体どうなってしまうのだろうか。
事務所の稼ぎ頭となったいま、さすがに解散はないだろう。でも個々で実現したかったことが着実に形となりだしたこのタイミングで、グループに拘り続ける必要はないのかもしれない…
どういう結論を出したとしても、5人の総意なら、時間をかけてそれを受け入れるのがファンの務めだとわたしなりに覚悟していました。
そして、やっときた発表。
「ファンミーティングは予定通り開催します」
「数名ソロ参加が決まっていた夏フェスに、グループでも出演します」
間接的に、当面は5人でやっていくという意思表示がなされました。
この結論に至るまで、そこから歌のパート分けやダンスフォーメーションの見直しなどを急ピッチで進めてファンミ開催に至るまで、5人にはたかがファンには計り知れないほどのことがあったでしょう。
だから、わたしはファンミに行くのがとっても楽しみで、とっても怖かったのです。
2019年6月19日、その日はやってきました。
FanFunFan。みんなで楽しむための2時間です。
18時に会場が真っ暗になったその瞬間は、この2ヶ月のことなんかド忘れして、大好きな人たちを全力で迎えることしか頭にありませんでした。
そして始まるライブパフォーマンス。ボルテージのあがる会場。ああ、今日もAAAに会えて幸せだ。令和万歳。
ところが、脳がライブ慣れしてくると、彼らが中央のステージに集まるたびに、無意識に「あれ?なんか足りない…あっ」となる自分が現れるようになりました。
「彼」のあの綺麗なハモリが聴けない。
「彼」のあのテンポの良いMCがない。
「彼」のあのコールアンドレスポンスがない。
想像していた以上にリーダーである「彼」の存在は大きいものでした。ふつふつと蘇る2ヶ月の感情。**本当にわたしは最後まで楽しいんでいいんだっけ? **
モヤモヤする私を、5人はあっという間に置いていきました。
彼らはとても穏やかに、楽しそうに、もっと先を見つめていました。
本当はまだ葛藤している最中かもしれない。ファンの前では明るく務めるプロ根性なのかもしれない。でも、少なくともその場にいたわたしにはそう見えたのです。
そうだ、いまは楽しむ時間じゃないか。
FanがFunしないことこそが、彼らの2ヶ月を台無しにするではないか。
にっしー、宇野ちゃん、しゅうてぃ、だっちゃん、しんちゃん、ごめんよ、好きだあああああ!!!
結論、ファンミは楽しかったです。
何より先に進んでいる5人が見れてほっとしました。
ただ、最後まで彼らの口から「想い」は聞けなかった。聞かせてもらえなかった。
彼らも私たちの反応を恐れていたのでしょうか。物理的な距離は近かったのに、いつもよりすこしだけ遠くにいる感覚でした。
本当に先を見つめているなら、「今」をちゃんと共有してほしいのです。状況が状況なだけに、少なからず説明責任は果たしてほしい。(できない状況にいるのだとしたらここから先のこと含めつらつら書いてしまったこと、ただただ申し訳ない)
初日には冒頭でちょっぴり話があったのは知っています。ニュースで読みました。
でもね、わたしたちが、少なくともわたしが5人の口から聞きたいのは「ごめんなさい」じゃないんです。
こんな時代だし、センシティブな内容だから、どういう発信をしたって全員が納得するなんてあり得ないのも分かっている。つもり。
でも、だからこそ、ありのままの気持ちを聞きたい。いまどんな思いで1人ひとりがAAAというグループと向き合っているのか。これからAAAはどこへ向かうのか。
ファンミーティングという場だからこそ、私たちを信じて思い切って打ち明けて欲しかった。
知人に「コミュニケーションは愛か恐れでしか成り立っていないと思う」と言われたことがあります。だとしたら、いまは確実に後者。
話すことで私たちとの関係性に変化が起こることを、本人たちも事務所も恐れているということの現れなんだと思います。つまり、良好な関係性が構築しきれていないのかもしれない。今は。
「受け入れるよ」という姿勢を示しきれなかった、すなわち愛のコミュニケーションができなかったファンとしての未熟さを痛感しています。
でも知っておけ。わたしはAAAのファンだ。
これからも堂々と応援したいから。
ファンである自分を誇っていたいから。
待っています。
あなたのサポートがわたしのパワーになります:)